Office 2013までのマイクロソフトOfficeにはパッケージ版がありました。
しかし、Office 2016からパッケージ版は廃止されています。
かつての「パッケージ版」とは?
かつて、マイクロソフトOfficeでいう「パッケージ版」とはこういう「箱」を意味していました。

ある時期まで、こういうパッケージ(箱)の中にDVD-ROM(さらに昔はCD-ROM)とプロダクトキーが印刷された紙が入っていました。
DVD-ROMからマイクロソフトOfficeをインストールし、プロダクトキーを入力すると使用可能になりました。
そのため、「DVD版」や「CD版」とも呼ばれていました。
ある時期からこの箱の中のDVD-ROMがなくなり、箱に入っているのは「プロダクトキー」が印刷された紙だけになりました。
Office本体は自分でインターネットからダウンロードして、インストール時にそのプロダクトキーを入力することでOfficeを認証しました。
たとえ、パッケージ版でもあってもインストールのためのDVDドライブやCDドライブが不要になったわけです。
その代わり、インターネットに接続されていないとインストールできなくなりました。
簡単に譲渡できた
パッケージ版はDVD-ROMとプロダクトキーが印刷された紙が入ったパッケージを他の人に渡すだけで簡単に譲渡できました。
しかし、現在のマイクロソフトOfficeは譲渡が難しくなっています。
Office 2016で終了
パッケージ版、つまり「箱」はOffice 2016で廃止されました。
まあ、パッケージにDVD-ROMやCD-ROMが入っているならまだしもプロダクトキーが書かれた紙だけが入っているのあれば誰もが箱なんか無駄だと感じていたのではないでしょうか。
パッケージ代わりに登場したPOSA版
パッケージ版が廃止された代わりに登場したのがPOSA版です。
大きく場所を取るパッケージに代わって店頭では「POSAカード」がおかれるようになりました。
もちろん、POSAカードにはかつてのパッケージ版のようにDVD-ROMやCD−ROMは含まれておらず、Officeのソフトウェアはネットからダウンロードします。
古いバージョンのOfficeの入手方法
何からの事情で古いバージョンのOfficeを入手するためにパッケージ版を探している人もいるかもしれません。
古いバージョンのOfficeを入手するおすすめの方法はDSP版です。
DPS版とはハードウェア(パソコン)と一緒に注文する必要があるOfficeです。