Windowsに「Outlook」と「Outlook classic」が並んでいて、どちらを使えばいいのか迷っていませんか。
個人のメールを無料で使いたいなら新しいOutlook、従来のVBAやCOMアドインを使いたいならOutlook classicが候補です。新しいOutlookにも機能が追加されているため、古い比較表だけで判断すると、現在の対応状況と合わない場合があります。
この記事では、Windows版の新しいOutlookとclassicの違い、見分け方、戻し方を解説します。classicのライセンスが必要な場合に選べるMicrosoft 365 PersonalとOffice Home & Business 2024も比較します。
新しいOutlookとOutlook classicの違いを比較
Outlook classicは、従来からOfficeに含まれるWindows用のメールアプリです。新しいOutlookは、Web版に近い操作画面を持つWindows用のメールアプリです。
| 新しいOutlook | Outlook classic | |
|---|---|---|
| 料金とライセンス | 個人用の基本機能は無料 法人利用や追加機能は契約を確認 | 対応するMicrosoft 365やOfficeのライセンスが必要 |
| 画面 | Web版に近い構成 右上の歯車から設定 | 従来のリボン 左上にファイルタブ |
| POPとIMAP | 対応 | 対応 |
| PSTファイル | 一部対応 従来版とは機能差あり | 対応 |
| オフライン利用 | 一部対応 | 対応 |
| VBA | 非対応 | 対応 |
| COMアドイン | 非対応 | 対応 |
機能の対応状況は2026年10月6日に確認したMicrosoftの情報をもとにしています。新しいOutlookは更新されるため、必要な機能はMicrosoftの機能比較で確認してください。
日常の送受信なら新しいOutlookで足りる場合があります。一方、仕事で使うマクロや既存アドインをそのまま利用したい場合は、classicを継続する方が移行時の確認事項を減らせます。
Outlook classicを使いたい場合は何を買う?
個人向けでは、サブスク型のMicrosoft 365 Personalと、買い切り型のOffice Home & Business 2024が候補です。
| Microsoft 365 Personal | Office Home & Business 2024 | |
|---|---|---|
| 支払い | 継続課金 | 買い切り |
| Windows版classic | 含まれる | 含まれる |
| WordやExcel | 含まれる | 含まれる |
| 選び方 | 継続的な機能更新も重視する人 | 月額や年額の支払いを避けたい人 |
継続課金でもよいなら、Microsoft 365 Personalの販売価格と更新条件を確認してください。
買い切りがよいなら、Outlookを含むOffice Home & Business 2024の価格を確認してください。
Officeの名前に「Home」が付いていても、製品内容は同じではありません。Office Home 2024にはOutlookが含まれないため、classic目的ならHome & Business 2024を選びます。
Office全体の選び方は、買い切りOfficeとMicrosoft 365の比較も参考にしてください。
Outlook newとclassicの見分け方
Windowsで起動したOutlookの画面を見てください。従来版には左上に「ファイル」タブがあり、新しいOutlookには右上に設定用の歯車があります。
- 新しいOutlookは、歯車から「全般」、「Outlookのバージョン情報」を開きます。
- classicは、「ファイル」、「Officeアカウント」で製品情報を確認します。
MicrosoftもOutlookのバージョン確認方法を案内しています。アプリアイコンの色だけで判断するより、画面内の設定場所を確認する方が確実です。
Outlook for WindowsとOutlook.comの違い
Outlook for WindowsはWindows用のOutlookアプリを指す呼び方で、新しいOutlookとclassicの両方があります。名前だけでは、どちらを指しているか判断できない場合があります。
Outlook.comは、ブラウザでも利用できる個人向けのメールサービスです。アプリのライセンスとメールサービスの契約は別なので、Outlook classicを買っただけで会社用のExchange Onlineが付くわけではありません。
メールサービス自体で迷っている場合は、GmailとOutlookの使い分けも参考になります。
新しいOutlookからclassicに戻す方法
新しいOutlookの「ヘルプ」に「従来のOutlookに移動」が表示されている場合は、そこから戻します。切り替えトグルが表示されている環境では、トグルから戻せる場合もあります。
表示されない場合は、Windowsのスタートメニューで「Outlook」を検索し、Outlook classicを起動してください。戻す画面や項目は、更新状況と組織の設定で異なります。
詳しい操作は、Microsoftの切り替え案内を確認してください。
classicが見つからない場合
- 契約中のMicrosoft 365や購入済みOfficeに、Windows用Outlookが含まれているか確認します。
- 購入時に使ったMicrosoftアカウント、または会社から指定された職場アカウントでインストール状況を確認します。
- 会社のPCなら、アプリの追加や切り替えが許可されているか管理者に確認します。
ライセンスを持っているのにアプリが見つからない場合は、まずOfficeのインストール手順を確認しましょう。個人用と職場用のアカウントで迷った場合は、職場アカウントとMicrosoftアカウントの違いを確認してください。
ライセンスを持っていない場合は、Microsoft 365 PersonalまたはOffice Home & Business 2024が候補になります。
Microsoft 365とOffice 2024はどちらがおすすめ?
継続的な更新を重視するならMicrosoft 365 Personal
OutlookだけでなくWordやExcelも使い、継続的な機能更新やOneDriveの容量も重視するならMicrosoft 365 Personalが候補です。1人向けで、1TBのクラウドストレージが含まれます。
この記事のリンク先は自動更新型の商品です。初回の価格だけでなく、次回の更新価格、更新日、解約方法も確認してください。
購入前にMicrosoft 365の自動更新版と通常版の違いを確認すると、支払い方法を選びやすくなります。
OutlookとOfficeを継続して使う予定なら、Microsoft 365 Personalの現在の販売条件を確認してください。
買い切りで使いたいならOffice Home & Business 2024
サブスクを増やさず、Windows用OutlookとWord、Excelなどを使いたいならOffice Home & Business 2024が候補です。Windows版では従来のデスクトップ版Outlookを利用できます。
買い切りでも、サポートが永久に続くわけではありません。Office 2024のサポート期限は2029年10月です。正確な日時はMicrosoftのOffice 2024ライフサイクルを確認してください。
利用台数や対象OSは購入する商品によって確認が必要です。この記事で紹介するAmazonの商品は、商品名にPC2台と記載されたオンラインコード版です。
買い切りを選ぶなら、Office Home & Business 2024の価格と対応環境を確認してください。
不自然に安いキーや販売形態が気になる場合は、格安Officeキーを購入する前の確認事項も参考になります。
法人メールならBusiness Basicの役割を確認
会社用のメールや独自ドメインを組織で管理したい場合は、法人向けMicrosoft 365を検討します。Microsoft 365 Business Basicは、メールとWeb版・モバイル版のOfficeを中心に使う場合の候補です。
classicも必要な場合は、利用中のデスクトップアプリのライセンスと組み合わせられるか、またはデスクトップ版を含む法人プランが必要かを確認します。メールサービスの契約とアプリの利用権を分けて考えてください。
プランの違いは、Microsoft 365の法人向けプランの選び方とMicrosoftの法人プラン一覧で確認できます。
新しいOutlookへ移行する前に確認すること
移行前に、普段使っている機能とメール環境を確認しておきましょう。
- VBAやCOMアドインに依存していないか。
- 保存済みPSTファイルで必要な操作ができるか。
- ネット接続がないときに必要な作業ができるか。
- 会社のExchange環境と運用ルールに合うか。
自社設置のExchange Serverを使っている場合は、Exchange Onlineと同じ条件で移行できると判断せず、管理者に対応状況を確認してください。
classicの動作が重いだけなら、移行や買い直しの前にOutlookが遅いときの改善方法を試す選択肢もあります。
「新しいOutlookを試す」を表示させない方法
従来版の切り替えトグルは、レジストリのHideNewOutlookToggleで非表示にできます。これは表示を制御する設定であり、新しいOutlookのインストールや組織の移行方針をすべて止める設定ではありません。
レジストリを変更する前に対象キーをエクスポートして保存してください。会社管理のPCでは管理者に確認します。
- Outlook classicを終了します。
- Windowsの検索で「regedit」と入力し、レジストリエディターを開きます。
- 次の場所を開きます。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Office\16.0\Outlook\Options\General
- DWORD値、32ビットを作成し、名前を「HideNewOutlookToggle」、値を「1」にします。同名の値があればその値を変更します。
- Outlook classicを起動し直します。
再表示する場合は値を「0」に戻して再起動します。設定の詳細はMicrosoftのトグル設定の説明を確認してください。
Outlook newとclassicのよくある質問
Microsoftの移行計画では、classicは少なくとも2029年まで利用可能と案内されています。ただし、購入したOfficeのサポート期限は製品ごとに異なります。「classic全体の移行計画」と「自分のOfficeのサポート期限」を分けて確認してください。
最新の方針はMicrosoftのOutlook移行計画で確認できます。
Windows版のデスクトップOutlookが含まれます。インストール後に見つからない場合は、スタートメニューでOutlook classicを検索し、Officeのインストール状況とライセンス認証を確認してください。
Office Home 2024にはOutlookが含まれません。購入するならHome & Business 2024との違いを確認してください。
現在のMicrosoftの比較表ではPOPに対応しています。古い情報をもとに非対応と判断せず、利用するメールサービスの設定条件も確認してください。
一部対応していますが、classicと同じ機能がすべて使えるわけではありません。必要な操作ができるか確認してから移行してください。
この記事はWindows版の説明です。Mac版Outlookの切り替えや機能は別に確認してください。MacのOffice選びは、Macで使うOfficeの選択肢で解説しています。
必要な機能と支払い方法でOutlookを選ぶ
個人のメール送受信が中心なら、まず新しいOutlookで必要な操作ができるか確認しましょう。VBAやCOMアドインなど従来の機能が必要なら、Outlook classicが候補になります。
classicを使うライセンスが必要な場合は、継続的な更新を重視するならMicrosoft 365 Personal、買い切りで選ぶならOffice Home & Business 2024の販売条件を確認してください。