Windows 365とWindows VPSは、どちらもインターネット経由でWindows環境へアクセスできます。
そのため、「Windows 365は高いのでWindows VPSで代用できないか」と考える人もいるでしょう。
ただし、この2つは同じサービスではありません。
この記事では、Windows 365とWindows VPSを料金、OS、使いやすさ、ライセンスまで含めて比較します。
Windows 365とWindows VPSの違いを比較
| Windows 365 | Windows VPS | |
|---|---|---|
| 主な用途 | クラウドPC | サーバー 仮想デスクトップ |
| OS | Windows 11系 | Windows Server中心 |
| 月額料金 | 約5,000円台から | 2,000円台から |
| 設定 | 簡単 | 自分で行う部分がある |
| Macから接続 | 可能 | 可能 |
| iPadから接続 | 可能 | 可能 |
| 24時間稼働 | 可能 | 可能 |
料金だけならWindows VPSにメリットがありますが、Windows 365は管理の手間が少ないことが強みです。
料金はWindows VPSのほうが安くなる場合がある
Windows 365 Businessは、2vCPU、4GB RAM、64GBストレージで月額4,797円、128GBで月額5,247円です。価格は税別です。
一方、Windows VPSには月額2,000円台から利用できるプランがあります。
ただし注意したいのがRDS SALです。
そのため「VPS本体2,000円だからWindows 365の半額」と単純比較するのではなく、RDSを含めて考える必要があります。
4GB前後の料金を比較
Windowsを普通のデスクトップ用途として1人で利用する前提で比較すると、目安は次のようになります。
| Windows 365 | ABLENET | KAGOYA | |
|---|---|---|---|
| メモリ | 4GB | 3.5GB | 4GB |
| 本体料金 | 5,247円・税別 128GB | 初回2,070円~ 更新2,865円~ | 年額換算3,025円 |
| RDS | 追加不要 | 1,320円 | 1,386円 |
| 合計目安 | 税込約5,772円 | 初回約3,390円~ 更新約4,185円~ | 約4,411円 |
この条件では、RDSを加えてもABLENETやKAGOYAのほうが安くなる可能性があります。
安いWindows VPSをまとめて比較したい場合は、Windows VPSの料金とおすすめサービス比較を確認してください。
OSはWindows 11とWindows Serverで違う
Windows 365とWindows VPSの大きな違いがOSです。
Windows 365は一般的なPCに近いWindows環境を利用できますが、Windows VPSはWindows Serverが中心です。
見た目や基本操作は似ていますが、対応アプリやライセンス条件が同じとは限りません。
Windows VPSは24時間動かす用途に向いている
Windows VPSはデータセンター上で動作するため、自宅PCの電源を入れたままにする必要がありません。
- 常時起動したいWindowsアプリ
- FXのMT4、MT5
- 監視ツール
- 自動処理
- 外出先から使うWindows環境
などと相性があります。
FX用途なら、一般的なWindows VPSとは選び方が異なります。MT4・MT5向けWindows VPSの選び方も参考にしてください。
Mac・iPad・iPhoneからはどちらにも接続できる
Windows 365もWindows VPSも、Windows以外の端末から利用できます。
特にMacをメインPCとして使いながら、一部のWindowsソフトだけクラウド側で動かす使い方ができます。
MacでWindowsを使う場合は、クラウド以外にもParallels Desktopという選択肢があります。
iPhoneやiPadからWindowsを利用する方法については、次の記事も参考になります。
Windows 365が向いている人
- Windows ServerではなくPC向けWindows環境を使いたい
- 設定やサーバー管理をなるべくしたくない
- Microsoft 365との連携を重視する
- 企業でCloud PCを管理したい
- 料金より使いやすさを優先する
Windows VPSが向いている人
- 月額料金を抑えたい
- 1人でWindows環境を利用する
- Windows Serverでも問題ない
- 24時間起動しておきたい
- 多少の初期設定を自分で行える
料金重視なら、まずABLENET VPSのWindowsプランのような低価格サービスとWindows 365の年間料金を比較すると分かりやすくなります。
Windows 365が高いだけなら、すぐVPSへ乗り換えない
Windows 365の価格だけを見てWindows VPSへ変更するのではなく、次の順番で確認してください。
- STEP1必要なWindowsアプリを確認利用するソフトがWindows Serverに対応しているか確認します。
- STEP2必要なメモリを決めるブラウザや軽いアプリ中心なら少容量から検討し、複数アプリを同時利用するなら余裕を持たせます。
- STEP3RDSを含む料金を比較Windows VPS本体料金だけでなく、RDS SALなど必要なライセンスを足して比較します。
- STEP4管理の手間を比較自分でWindows Serverを管理できるならVPS、管理を簡単にしたいならWindows 365を検討します。
Windows 365そのものが高いと感じている場合は、Windows 365の料金と安い代替方法も確認してください。
よくある質問
リモートでWindowsアプリを使う目的なら代用できる場合があります。ただしWindows VPSはWindows Serverが中心なので、完全な代替ではありません。
サーバー管理だけなら不要なケースがありますが、一般的なデスクトップ用途ではRDS SALが必要になるサービスがあります。各VPS事業者の条件を確認してください。
利用できますが、VPSではOffice SALなど追加ライセンスが必要になる場合があります。
XServerのOffice利用については、Windows VPSでOfficeを使う場合のライセンスと料金で詳しく解説しています。
まとめ
Windows 365とWindows VPSは、どちらもリモートからWindowsを利用できますが、サービスの性質は異なります。
Windows VPSを検討するときは、月額料金だけでなくRDS SAL、対応OS、必要なアプリまで含めて比較してください。
具体的なWindows VPSの料金は、安いWindows VPSのおすすめサービス比較でまとめています。

