ChromebookでExcelやWordは使えます。ただし、WindowsやMacのようにデスクトップ版Officeを直接インストールして使うのではなく、基本はブラウザで動くWeb版のMicrosoft 365を使います。
「クロームブックでエクセルは使える?」「ChromebookでOffice 365は使える?」「ChromebookでWordが使えない」と迷っている場合は、まず無料のWeb版Officeで足りるかを確認するのが近道です。
個人利用ならMicrosoft 365 Personal、法人利用ならMicrosoft 365 Business Basic、VBAマクロやWindows版Excelが必要なら仮想デスクトップサービス『XServer クラウドPC』
のようなクラウドPCを検討すると選びやすくなります。
無料で基本編集するだけならWeb版Office
個人でOneDriveや高度な編集も使うならMicrosoft 365 Personal
法人メールや仕事用アカウントで使うならMicrosoft 365 Business Basic
VBA、Access、Windows専用機能が必要ならクラウドPC
- ChromebookでExcelやWordを使う方法は3つ
- ChromebookにWindows版やMac版のOfficeは直接インストールできない
- 無料で使うならWeb版のMicrosoft 365を開く
- 個人利用ならMicrosoft 365 Personalが選びやすい
- 法人利用ならMicrosoft 365 Business Basicを検討する
- Windows版Excelが必要になるケース
- Windows版Officeを使うならクラウドPCが現実的
- Office 2024の買い切り版はChromebook向きではない
- ChromebookでOfficeを使う手順
- ChromebookでOfficeを使う場合のおすすめ構成
- よくある質問
- まとめ。ChromebookのOfficeはWeb版から試すのが正解
ChromebookでExcelやWordを使う方法は3つ
ChromebookでExcelやWordを使う方法は、大きく分けると次の3つです。
| 無料のWeb版Office | Microsoft 365 Personal | Microsoft 365 Business Basic | 仮想デスクトップサービス『XServer クラウドPC』 | |
|---|---|---|---|---|
| 向いている人 | 簡単な文書作成 表計算 閲覧中心 | 個人利用 OneDriveも使いたい人 WindowsやMacでも使う人 | 仕事用メール 法人アカウント 複数人での管理 | VBA Access Windows版Excel 業務ソフト |
| Chromebookでの使い方 | ブラウザで使う | ChromebookではWeb版 WindowsやMacではデスクトップ版 | ChromebookではWeb版 管理は法人アカウント | Chromebookからクラウド上のWindowsへ接続 |
| 費用感 | 無料から使える | 年額または月額 | ユーザー単位の月額 | 月額料金が必要 |
| 注意点 | 一部機能は制限あり | Chromebookにデスクトップ版は入らない | デスクトップ版Officeは含まれない | Officeライセンス条件の確認が必要 |
迷ったら、まず無料のWeb版Officeを試し、足りない機能が見えた時点でMicrosoft 365やクラウドPCを検討するのがおすすめです。
ChromebookにWindows版やMac版のOfficeは直接インストールできない
ChromebookはChromeOSで動く端末です。Windows版OfficeやMac版Officeを、Chromebook本体にそのままインストールすることはできません。
また、以前はAndroidアプリ版OfficeをChromebookで使う方法も話題になりましたが、現在はChromebookでAndroid版のWord、Excel、PowerPoint、Outlook、OneDriveを使う方法は主流ではありません。
「Office 365 Chromebook」「chromebook office365」と検索している場合も、現在はMicrosoft 365のWeb版を使うと考えると分かりやすいです。
Windows版Officeのインストール手順そのものを知りたい場合は、Officeのプロダクトキー入力とインストールの流れも参考にしてください。ただし、その記事の手順はWindowsやMac向けであり、Chromebook本体にデスクトップ版Officeを入れる手順ではありません。
無料で使うならWeb版のMicrosoft 365を開く
ChromebookでExcelやWordを無料で使いたい場合は、まずWeb版のMicrosoft 365を開きます。
- ChromeでMicrosoft 365のサイトを開く
- Microsoftアカウントでサインインする
- Excel、Word、PowerPointを選ぶ
- OneDrive上にファイルを保存して編集する
Microsoftアカウントをまだ持っていない場合は、新しいMicrosoftアカウントを作る時の注意点を先に確認しておくと、Outlookメールアドレス、Office、Minecraftなどで使うアカウントを分けるべきか判断しやすくなります。
無料のWeb版Officeは、簡単な表計算、文章作成、閲覧、共有には十分使えます。一方で、Excelのマクロ、細かいレイアウト、外部データ連携、古い形式のファイルなどでは制限があります。
Web版Excelの制限を詳しく知りたい場合は、無料版Excelでできることとできないことも合わせて確認してください。
個人利用ならMicrosoft 365 Personalが選びやすい
個人でChromebookを使っていて、Excel、Word、PowerPointをしっかり使いたい場合は、Microsoft 365 Personalが候補になります。
ChromebookではWeb版Officeを使うことになりますが、Windows PC、Mac、iPad、スマホも併用している場合は、Microsoft 365 Personalのメリットが大きくなります。
- 個人利用でOfficeを使いやすい
- OneDriveのクラウドストレージを使える
- WindowsやMacではデスクトップ版Officeも使える
- 複数端末で同じMicrosoftアカウントを使いやすい
AmazonでMicrosoft製品をまとめて確認したい場合は、AmazonのMicrosoftストアから現在の取扱を確認できます。
法人利用ならMicrosoft 365 Business Basicを検討する
会社、個人事業、合同会社、副業の業務でOfficeを使う場合は、個人向けではなく法人向けのMicrosoft 365 Business Basicを検討します。
Microsoft 365 Business Basicは、Chromebookで使いやすいWeb版Office、法人メール、OneDrive、SharePointなどをまとめて使える法人向けプランです。
| Microsoft 365 Personal | Microsoft 365 Business Basic | |
|---|---|---|
| 主な対象 | 個人利用 | 法人 個人事業 業務利用 |
| ChromebookでのOffice | Web版Office | Web版Office |
| メール | 個人用Outlook中心 | 独自ドメインの法人メール向け |
| 管理 | 個人アカウントで管理 | 管理センターでユーザー管理 |
| 向いているケース | 家計 学校 個人資料 | 請求書 業務資料 社内ファイル共有 |
仕事でOfficeを使う場合は、商用利用の扱いも重要です。個人向けOfficeと法人向けOfficeの違いは、Microsoft 365 Businessの個人利用と法人利用の違いや、Microsoft 365 BasicでOfficeを使えるかも確認しておくと判断しやすくなります。
Windows版Excelが必要になるケース
ChromebookのWeb版Officeで足りるかどうかは、Excelファイルの使い方で決まります。
次のような用途がある場合は、Web版Officeだけでは足りない可能性があります。
- VBAマクロ入りのExcelファイルを使う
- Accessを使う
- 古い業務用Excelファイルをそのまま編集する
- Windows専用の会計ソフト、請求書ソフト、業務ソフトを使う
- 外部データ連携、アドイン、特殊な帳票を使う
- 職場から「Windows版Excelで開いてください」と指定されている
VBAについては、ExcelのVBAがなくなるのか気になる人向けの解説も参考になります。Web版Officeでは代替としてOfficeスクリプトを使える場面もありますが、既存のVBAマクロをそのまま置き換えられるとは限りません。
閲覧や簡単な編集ならWeb版で十分ですが、マクロや業務システム連携がある場合は、Windows環境を用意した方が安全です。
Windows版Officeを使うならクラウドPCが現実的
ChromebookでWindows版OfficeやWindows専用ソフトを使いたい場合は、Chromebook本体を無理にWindows化するより、クラウド上のWindowsにリモート接続する方法が現実的です。
詳しくはChromebookでWindowsを使う現実的な方法でも解説していますが、考え方はシンプルです。
- Chromebookはそのまま使う
- クラウド上にWindows環境を用意する
- Chromebookからリモートデスクトップで接続する
- Windows環境側で必要なOfficeや業務ソフトを使う
この用途では、仮想デスクトップサービス『XServer クラウドPC』
が候補になります。ChromebookからWindows環境に接続できるため、Windows PCを持ち歩かずにWindows作業を分離できます。
クラウドPCでOfficeを使う場合は、リモートデスクトップ、Windows Server、Officeライセンスの考え方が関係します。Windows VPSでOfficeを使う料金やRDS SAL、Office SALの考え方は、Windows VPSでOfficeを使う料金とライセンスの考え方を確認してください。
Office 2024の買い切り版はChromebook向きではない
Office 2024の買い切り版は、WindowsやMacでOfficeを使いたい人には分かりやすい選択肢です。しかし、Chromebook本体にWindows版やMac版Officeをインストールする目的では向いていません。
つまり、Chromebookだけで使うならOffice 2024よりWeb版Microsoft 365を優先します。Windows PCやMacも持っていて、そちらで買い切りOfficeを使いたい場合だけ、Office 2024を検討するとよいでしょう。
| Chromebookのみ | ChromebookとWindowsを併用 | ChromebookとMacを併用 | |
|---|---|---|---|
| おすすめ | Web版Office | Microsoft 365 Personal またはOffice 2024 | Microsoft 365 Personal またはOffice 2024 |
| 注意点 | デスクトップ版Officeは入らない | Windows側でインストールする | Mac側でインストールする |
買い切り版Officeを検討している場合は、Office 2024のインストール方法や、格安Officeを選ぶ前に確認したい注意点も確認しておくと、安すぎるライセンスを避けやすくなります。
ChromebookでOfficeを使う手順
まずは無料のWeb版Officeを試し、必要に応じて有料プランやクラウドPCへ進む流れがおすすめです。
- STEP1Microsoft 365のWeb版を開くChromebookのChromeでMicrosoft 365を開き、Microsoftアカウントでサインインします。まずは無料でExcelやWordを開けるか確認します。
- STEP2手元のファイルを開いて確認する普段使うExcel、Word、PowerPointファイルを開き、表示崩れ、編集可否、保存先、共有のしやすさを確認します。
- STEP3個人か法人かを分ける個人利用ならMicrosoft 365 Personal、仕事用アカウントや法人メールが必要ならMicrosoft 365 Business Basicを検討します。
- STEP4Windows版Officeが必要ならクラウドPCを検討するVBA、Access、Windows専用ソフトが必要な場合は、Chromebookからクラウド上のWindowsへ接続する方法を検討します。
ChromebookでOfficeを使う場合のおすすめ構成
Web版Officeから始める
簡単なExcel、Word編集ならこれで十分な場合があります。
よくある質問
基本的な閲覧や編集なら、Web版Microsoft 365のExcelを無料で使えます。ただし、すべてのExcel機能が使えるわけではありません。特にVBAマクロや一部の高度な機能を使う場合は、Windows版Excelが必要になることがあります。
まずChromeでMicrosoft 365を開き、Microsoftアカウントでサインインしているか確認します。ファイルがOneDrive上にない場合は、アップロードしてから開くと編集しやすくなります。表示が崩れる場合や編集できない場合は、Web版で対応していない機能が含まれている可能性があります。
Chromebook本体にWindows版やMac版のOffice 2024を直接インストールすることはできません。Office 2024はWindowsやMacで使う買い切り版として考え、ChromebookではWeb版Microsoft 365を使うのが基本です。
Web版Excelでは、Windows版Excelと同じ感覚でVBAマクロを使うことはできません。既存のマクロ付きExcelファイルを業務で使う場合は、Windows PC、Mac、またはクラウドPC上のWindows版Excelを検討してください。
個人利用ならMicrosoft 365 Personalが選びやすいです。法人メール、ユーザー管理、会社用アカウントが必要な場合はMicrosoft 365 Business Basicを検討します。
簡単なWord、Excel、PowerPointファイルなら扱えます。ただし、会社指定のテンプレート、マクロ、アドイン、古い帳票、Access、業務ソフトが絡む場合は、Web版だけでは不足することがあります。その場合はWindows環境を用意した方が安全です。
まとめ。ChromebookのOfficeはWeb版から試すのが正解
ChromebookでExcelやWordを使うなら、まずWeb版Microsoft 365を試すのが最も簡単です。
- 無料で基本編集するならWeb版Office
- 個人でしっかり使うならMicrosoft 365 Personal
- 法人メールや業務利用ならMicrosoft 365 Business Basic
- VBAやWindows版Excelが必要なら仮想デスクトップサービス『XServer クラウドPC』
- Office 2024はChromebook本体用ではなく、WindowsやMac用として検討する
「クロームブックでエクセルは使えるか」という疑問への答えは、簡単な作業なら使える、Windows版Excelと同じ作業まで必要なら別のWindows環境が必要、です。
