Xboxを持っていなくても遊べるXbox Cloud Gaming

Xbox Cloud Gaming
 

Xbox Cloud Gamingとは

Xbox Cloud GamingとはXboxのクラウドゲーミングサービスです。

クラウドゲーミングサービスとはクラウドでXboxやゲーミングPCを動作させ、ゲーム画面をユーザー(パソコンやスマホなど)にストリーミング配信(動画配信サービスのような仕組みです)し、ユーザーからはゲームコントローラーやタッチパッドの入力情報をクラウドに送信することで、低性能の端末でもハイエンドゲームが遊べるサービスです。

現在はベータ版として提供されています。

名前に「Xbox」とついていますが、Xbox(ゲーム機)本体は不要です(もちろんXboxでも遊べますが)。

Xbox Cloud Gamingは「Xbox Game Pass Ultimate」に含まれています(「Ultimate」のつかないXbox Game Pass for PCXbox Game Pass for Consoleには含まれていませんので注意です)。

以下のような料金で数百のハイエンドゲームが遊べるのはコスパ最強かもしれません。

ゲームコントローラーとタッチパネル

Xbox Cloud Gamingで遊ぶにはゲームコントローラーかタッチパネルが必要です。

Xboxワイヤレスコントローラーがあれば間違いありません。

Windows PCやMacにはBluetoothかUSB有線接続で、タブレットやスマホにはBluetoothで接続します。

タブレット、スマホ、タッチパネル付のパソコンではゲーム一覧画面に「タッチ操作でPlay」のゲームが一覧されます。

タッチ操作でPlay

そうしたゲームでは画面上にゲームコントローラーのボタンが表示され、タッチ操作で遊べます。

ゲームコントローラー

ただ当然、指で画面の一部が隠れますし細かい操作もできません。

また、「タッチ操作でPlay」対応のゲームは一部ですので、ゲームコントローラーは必要です(タッチパネルのないパソコンでは必須です)。

ブラウザで遊ぶ

Xbox Cloud GamingはChromeやEdgeなどのモダンブラウザで遊べます。

ブラウザで遊ぶにはXbox Cloud Gamingのサイトを開き、Xbox Game Pass Ultimateのプロダクトキーを入力します。

以下のプラットフォームではブラウザでしか遊べません(後述のアプリは未対応です)。

アプリで遊ぶ

AndroidはChromeブラウザの他にXbox Game PassアプリでもXbox Cloud Gamingが遊べます。

Windowsの「Xboxアプリ」もXbox Cloud Gamingに対応しています(Mac版は提供されていません)。

はiPad/iPhoneとFireタブレットにはXbox Game Passアプリが提供されていますが、Xbox Cloud Gamingには未対応です。

また、ブラウザでもアプリでもゲームの解像度やFPSは変わりません。

Fire TV Stickで遊ぶ

面白いのがFire TV StickでもXbox Clould Gaminigが遊べてしまうことです。

コンソール(テレビに接続するゲーム専用機)よりはるかに安くて手軽なFire TV Stickで遊べるならコンソールはもう不要になるのでは(あくまで高速回線が使える前提の話ですが)……

Silkブラウザではダメ

Fire TV StickにはFireタブレットと同じSilkブラウザが搭載されていますが、Fire TVのSilkブラウザではXbox Cloud Gamingを遊べません。

Silkブラウザはゲームコントローラーでも操作できます。

アナログスティックでカーソル移動し、Aボタンで選択です。

FireタブレットのSilkブラウザではXbox Cloud Gamingのゲームが始まるとコントローラーでのブラウザ操作はできなくなり、アナログスティックとAボタンはゲームに使えるようになります。

ところが、Fire TV StickのSilkブラウザはゲームが始まってもアナログスティックとAボタンがゲームで使えるようになりません。

その挙動がバグなのか仕様なのかはわかりませんが、この記事の執筆時点ではFire TVのSilkブラウザでは事実上、Xbox Cloud Gamingは遊べません。

xbPlay

Fire TVのアプリストアにはXbox Cloug Gamingが遊べる「xbPlay」というアプリがあります。

アプリを起動してXbox Game Pass Ultimateを購入したMicrosoftアカウントでサインインするとアルファベット順にアプリが並びます。

xbPlay

Fire TV Stickのリモコン(この時点ではゲームコントローラーでは操作できません)で左右にスクロールさせて遊びたいゲームを選択するか、リモコンでゲーム名を入力して検索する必要があります。

Xbox Cloud Gramingには数百のゲームがありますので、かなり大変です。

ゲームが起動してしまえばゲームコントローラーで普通に遊べます。

スマホなどでやりたいゲームを探してからxbPlayで検索すればなんとか実用になる感じです。

また、Fire TV Stick 4K Maxでは遊べるのですが、廉価なFire TV Stickでは動作が不安定です。

Samsung Internet Browser

自己責任となりますが、Aptoide TVを使うとSilk以外のブラウザをFire TV Stickにインストールできます。

いくつかのブラウザを試してみたところ、「Samsung Internet Browser」ならマウス不要(EdgeやNew FireFoxなどはマウスが必須です)、かつゲームコントローラーでXbox Cloud Gamingが遊べました。

Samsung Internet Browser

Samsung Internet Browserの「ホームページ」をXbox Cloud Gamingのページ(https://xbox.com/ja-jp/play)に設定します。

Samsung Internet Browser

「ズーム」を50%にします。

ズーム

Fire TVのリモコンで遊ぶゲームを選択します(ゲームコントローラーでは選択できません)。

画面上部にブラウザのアドレスバーが表示されていますが、ゲームが始まると消えます。

Xbox Cloud Gaming

クラウド専用のXboxは発売されるのか?

安価なFire TV Stick 4K MaxでXbox Cloud Gamingが遊べるといってもxbPlayは使いづらいし、Samsung Internet BrowserはAmazonのストアにありません。

Amazonは2022年3月からアメリカで「Luna」というクラウドゲーミングサービスを提供中(日本への提供についての発表はないようです)のため、マイクロソフトのXbox Cloud Gamingに正式対応する可能性は低そうです。

そんな中、以前からFire TV Stickのようなクラウド専用のXboxが発売されるのではないかという話があります。

そのXboxは時期や人によって「Xbox Streaming Stick」や「Keystone」と呼ばれていました。

発売してくれると嬉しいんですけどね……

無理ならせめてFire TVのストアにマイクロソフト純正のXbox Cloud Gaming対応アプリを提供して欲しいところです。

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