お薬手帳アプリ(どこでも使える)

薬局

調剤薬局でお薬手帳アプリ(電子お薬手帳)を使うと薬の飲み合わせのリスクを軽減できるだけでなく、薬代が少しだけ安くなります。

 

薬代が安くなる

「3ヶ月以内に同じ調剤薬局」でお薬手帳アプリ(紙のお薬手帳でも同じです)を使うと「薬剤服用管理手数料」が「3月以内・手帳あり」となり保険点数43点となります。

服用歴管理手数料

その条件にあてはまらない場合、薬剤服用管理手数料は57点になってしまいます。

その差は57点 – 43点 = 14点です。

保険点数1点で10円ですから、14点 x 10円 = 140円 の医療費、実際に支払う金額では 140円 x 0.3 = 42円 をお薬手帳アプリで節約できます(自己負担3割の人の場合)。

42円のために紙のお薬手帳を持ち運ぶのは億劫(薬の飲み合わせリスク軽減はひとまずおいといて…)だし忘れることも多いかもしれませんが、お薬手帳アプリであればスマホにインストールしておくだけですから使わない手はありません。

電子お薬手帳の共通仕様

お薬手帳アプリはいろいろな調剤薬局からたくさんリリースされています。

自社アプリを持つ調剤薬局は当然、患者にもそのアプリを薦めてきますが、薦められたアプリを使う必要はありません。

どこの調剤薬局の対応している電子お薬手帳の共通仕様があるからです。

  • QRコード
  • e薬リンク(イークスリンク)

QRコード

調剤薬局によっては自社のお薬手帳アプリに薬の情報を送信することができるのですが、特定の調剤薬局と特定のアプリに縛られることになります。

そのため、厚生労働省が推奨しているのが電子お薬手帳のQRコードです。

調剤薬局は薬の情報を含むQRコードを発行し、患者がそれをお薬手帳アプリで読み取ることで薬の情報がアプリに登録されます。

そのQRコードの仕様は仕様は統一されているため、お薬手帳アプリはどこの調剤薬局が発行したQRコードでも読み取れます。

e薬リンク

e薬リンク(イークスリンク)とは薬データを調剤薬局が読み取るための電子お薬手帳相互閲覧サービスです。

例えば旅行先で医者にかかり、旅行先に普段利用している調剤薬局がないとします。

そんな場合、普段利用しない調剤薬局にいってもe薬リンク機能があれば薬データを簡単に薬剤師に見てもらうことができます。

家族の薬データをどこでも管理できるアプリ

離れて暮らす高齢の親の薬データを参照したい…。

そんな需要は多いとは思うのですが、それができるお薬手帳アプリはほとんどありません。

ほとんどのアプリは薬データをスマホ本体に保存するからです。

そんな中、薬データをクラウド(インターネット)に保存し、スマホだけなくパソコンのブラウザでも活用アプリに「ポケットファーマシー」があります。

もちろん、QRコードとe薬リンクの両方に対応しています。

例えば離れて暮らす高齢の親がスマホのポケットファーマシーでQRコード登録すれば、パソコンのブラウザでも自分のアプリでもすぐにそのデータを見ることができます。

ポケットファーマシー

薬の情報を詳しく調べる時などはやはりスマホよりパソコンのほうが便利です。

さらにデータがスマホ本体ではなく、クラウド(インターネット)に保存されるため(そうでないとパソコンや他人のアプリからは見れませんが)、スマホを壊してもデータがなくなることはありませんし、スマホを買い替える時もデータ移行のための面倒な作業は不要です。

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