
リビングのテレビに接続したアマゾンのFire TV Stick(ファイヤースティック)は毎日、Amazonプライムビデオに、YouTubeにと大活躍しています。
ただ、ちょっと気になるのが「電源」です。
テレビは見終わったらリモコンの電源ボタンを押して電源を切るのですが、Fire TV Stickにはリモコンにも本体にも電源ボタンがありません。
実はテレビの電源は切れていない
ここでちょっと訂正です。
「テレビは見終わったらリモコンの電源ボタンを押して電源を切る」と書きましたが、実際にはテレビの電源は切れていません。
わずかな電力のみを使う「待機」という状態になっているだけです。 この「待機」状態でテレビは何をしているかというと、、、、
リモコンの受信待ち
もし本当にテレビの電源が完全に切れていたら、リモコンからの信号を受信できません。
リモコンで電源オンする(ように見せる)ためには、テレビの電源が本当に切れててはダメなのです。
番組表の受信
すぐに最新の番組表が見れるように電源オフの(ように見せている)期間も定期的に番組表の受信をしています。
本当にテレビの電源を切ったら?
リモコンでテレビの電源を切ったつもりなのに実際には「待機」状態になるだけで、わずかな電力を使っている……
電気の無駄だと感じるかもしれません。
リモコンの電源ボタンでなく、テレビの電源コードをコンセントから抜けば本当にテレビの電源を切ることができます。
ではテレビを見終わるたびに電源コードを抜けば電気代を節約できるでしょうか。
電源コードを抜いても電気代は変わらない
少なくとも現在のテレビでは電気代の節約にはなりません。
まずそもそも待機状態の電気代なんて年間で10円にもならないのが1つの理由。
もう1つの理由は完全な電源オフの状態のテレビは電源オンからしばらくの間、番組表の受信などで余計な電力を使うことです。
ただし、昔のブラウン管テレビでは待機時にブラウン管を余熱するため、待機電力が大きく電源コードを抜けば電気代を節約できるかもしれません。
とは言っても、現在の地上デジタル放送はブラウン管テレビのチューナーでは受信できませんから、机上の空論でしかありませんが。
Fire TV Stickも待機状態になる
冒頭で書いたとおり、Fire TV Stickのリモコンにはテレビのリモコンのような電源ボタン(実際には待機状態にするためのボタン)はありません。
しかし、Fire TV Stickもテレビのように待機状態になります。
何も操作しない状態が20分間続くと自動的に待機状態になるのです。
この「自動的」というのが味噌、かつFire TV Stickに電源ボタン(実際には待機状態にするためのボタン)がない理由です。
では、Fire TV Stickが待機状態で何をしているかというと・・・。
リモコンの受信待ち
テレビと同じ理屈です。
もしFire TV Stickの電源が完全に切れていたら、リモコンからの信号を受信できませんね。
ソフトウェアアップデート
Fire TV Stickのソフトウエアは待機中にアップデートされる場合があります。
アップデートは時間がかかりますから、もし、Fire TV Stickで動画を見ている時にこのアップデートをされたらたまったものではありません。
Fire TV Stickの電源を切ったら?
テレビと同様、Fire TV StickもUSBの電源コードを引き抜けば完全に電源を切ることができます。
でもテレビと同様、節電にはなりません。 ではなぜ電源を切りたいと思うのでしょうか? 何も操作しなくなってから自動的に待機状態になるまでの20分の電気代がもったいないからですか?
Fire TV Stickはテレビのような電力は使わない
テレビは液晶のバックライトのために少なくない電力を使います。
しかし、Fire TV Stickには液晶などありませんから、例えば1日24時間まったく休まず動画を視聴し続けてもFire TV Stick自体の電気代は1円程度なのです。
この超低消費電力もFire TV Stickに電源ボタン(実際には待機状態にするためのボタン)がない理由です。
どうしてもFire TV Stickの電源を切りたいなら
ここまで読んでいただいても、それでも、どうしても、Fire TV Stickを使い終わったら電源を切りたい。
手動で待機状態にする
そんなリモコンのホームボタン(下の写真の赤の四角)を長押ししてください。
テレビの画面にFire TV Stickのメニューが現れます。
黄色の大きな「スリープ」ボタンを押下するとすぐに待機状態(スリープモード)になります。
前述の通り、節電にはなりませんが自分を納得させることはできるかもしれません。
電源を切る
いや、待機状態(スリープモード)では納得できない、本当に電源を切りたいんだ、という人はFire TV Stickの電源ケーブルを抜きます。
いくらググってもそれ以外にFire TV Stickの電源を切る方法はありません。
前述の通り、節電にはなりませんが自分を納得させることはできるかもしれません。
ただし、この方法を行うと再度Fire TV Stickに電源ケーブルを接続してから、Fire TV Stickのホーム画面が出るまでにかなり待たされます。
コメント
もう少し待機と電源断を明確にして整理して書かないと理解が得られません。
firetvの電源断を考える人は電気代を気にしている人だけではありません。
待機中に熱を持つこと、その熱により部品の劣化を進めたり火災のリスクを懸念している人もいるんですよ。そこまで気にしないまでも使ったら片付ける習慣のある人にとって「おしまい」のアクションがないのは落ち着かないものです。
スマホやタブレット端末にしたって多くの人が使用後スイッチを押してスリープ状態にしています。その感覚を持つ人がスイッチを押さずにスリープになるまで放置するというのは馴染みにくいものです。