
自動車検査標章とは
自動車検査標章(検査標章、車検ステッカー)とは自動車検査証(車検証)の有効期限が印刷されたステッカーです。
車検に合格すると発行されます。
ディーラーなどの車検を依頼して車が戻ってきてもこの検査商標が発行されるまでの間、車のフロントガラスなどで「保安基準適合章」が貼り付けられます。

検査商標が発行されると自宅に郵送され、自分で保安基準適合章を剥がして検査商標に張り替えることになります。
ナンバープレートに貼るの?
郵送されてきた検査標章を見ると表面に「ナンバープレート用」の記述、

裏面の貼り方の説明には「ナンバープレート用検査標章貼り合わせ方法」の記載が……

「え?検査標章ってナンバープレートにも貼るの?」
ちょっと見ただけでは自動車のユーザーはそう思うのではないでしょうか。
しかし、検査標章は自動車ではナンバープレートには貼らず、フロントガラス(前面ガラス)に貼ります。
ナンバープレートに貼るのはバイクの場合です。
つまり、自動車の場合、車検標章前面の「ナンバープレート用ミシンC」と裏面の「ナンバープレート用検査標章貼り合わせ方法」は無視です。
こんなややこしいことになっているのは、貼り付け場所の異なる自動車とバイクの車検標章が無理矢理(?)、1つにまとめられているからだと思います。
まあ、フロントガラスがなくナンバープレートに貼るしかない自動車もあるからだと思いますが、もう少しわかりやすくならないものかと……
貼る場所にドットとカメラが……
検査標章を貼るのは昔ならフロントガラス上部のバックミラーのある場所でした。
運転席からはバックミラーの影になって見えないので検査標章が邪魔になることはありません。
ところが最近の車にはフロントガラスの上部に黒いドット(黒セラ)があります。
ドットがある場所は、外から車検標章の確認がしづらくなるなため、ドットがなくなるまで下げた場所に貼ります。
ところがところが(笑)、最近の車はその位置にドライブレコーダーや車線認識のカメラが陣取っていることが多いです。
カメラを避けるために場所をさらに下げると運転席から車検標章が目についてしまう場合があります。
フロントガラスの左上(右ハンドルの場合)などにも貼れますが、運転席から見えるという点は同じです。
フロントガラスのある自動車でも車検標章をナンバーに貼れたらいいんですどねえ……
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