
最近、電卓(バソコンの電卓ではない本物の電卓)を使う機会があります。
電卓にはMC、CM、MR、RM、MS、M+、M-などのキーがあり、それらのキーで計算の順番を指定できたと思ったのですが、うろ覚えだったのでまとめてみます。
電卓のメモリー機能
以下のキーは電卓の「メモリー機能」を操作するためのものです。
キー | 意味 |
---|---|
MC CM | メモリーをクリアする |
MR RM | メモリーの値を表示する |
MS | メモリーへ表示されている値を書き込む |
M+ | 表示されている値をメモリーに加算する |
M- | 表示されている値をメモリーから減算する |
CE | 表示されている値のみクリアする |
C | メモリー以外をクリアする |
電卓によってキーの呼び名が微妙に違うための注意です。
たとえばメモリーをクリアするキーは電卓によってMCだったり、CMだったりします。
計算順序を変更する
を計算するのに通常の電卓のキーを 1×2+3×4=と叩くと計算結果として「20」が表示されてしまいます。
普通の電卓は足し算より掛け算を優先して計算しないためです。
このような場合に計算順序を変更するためにメモリー機能を使います。
MC、MR、MS、M+、 M-を次のように使うと正しい結果14が得られます。
押下 順序 | キー押下 | 表示 | メモリー | 意味 |
---|---|---|---|---|
1 | C | 0 | 不定 | メモリー以外をクリア |
2 | MC (CM) | 0 | 0 | メモリーをクリア |
3 | 1×2= | 2 | 0 | 1×2の計算結果2を表示 |
4 | M+ | 2 | 2 | 表示されている2をメモリーに加算 |
5 | 3×4= | 12 | 2 | 3×4の計算結果12を表示 |
6 | M+ | 12 | 14 | 表示されている12をメモリーに加算 |
7 | MR (RM) | 14 | 14 | メモリーの内容を表示 |
MCとかMRとか不要の書式通り入力方式
「書式通り入力方式」とは教科書に書いてある式通りにキー入力するだけで計算ができるカシオの電卓の機能です。
上記のようなMC、MR、MS、M+、 M-などのややこしいキー入力が面倒であれば、「この書式どおり入力方式」の電卓を使うのもオススメです。
ゲーム電卓
ここから先はMC、MR、MS、M+、 M-は関係ありませんが……
1980年代に一世を風靡したゲーム電卓が2018年3月に復活しています。
この小さなモノクロ液晶画面で一体どうやってゲームをやるかというと……
画面の右側からインベーダー(数字です)が侵略して来ます。
インベーダーと同じ数字のキーを叩くとビームの照準、迎撃となります。
そして迎撃したインベーダーの数字の合計が10の倍数になるとUFO(nのような文字です)が出現!
UFOを迎撃すると高得点になるため、知らず知らずのうちに暗算が得意になり電卓など不要になるかも……
ゲーム電卓とはいってもMC、MR、MS、M+、 M-のキーは立派に(?)ありますから仕事の息抜きに会社の経費ででもひとつ買ってみてはいかがでしょうか。
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