スタッドレスの交換時期

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スタッドレスタイヤの製造年月日

スタッドレスタイヤの交換時期が近づくと毎回悩むことがあります。

スタッドレスタイヤだけ購入か、ホイールとセット購入か、他の選択肢がないか、です。

交換時期はいつ?

以下のいずれかに該当したらスタッドレスタイヤの交換時期です。

  • タイヤ製造から4年経過した
  • 走行距離が10,000km~15,000kmを超えた
  • プラットフォームが現れた
  • スリップサインが出た

製造年月日はタイヤのホイルの近くに刻印された4桁の数字を見ればわかります。

スタッドレスタイヤの製造年月日

前半2桁が製造週、後半2桁が製造年です。

上の写真のタイヤは2017年の第43週(10月)製造ということです。

まったく走らなくても製造から4年経過したら交換です。

4年経過しなくてもスタッドレスで年5,000km走行すれば2~3年で走行距離が10,000km~15,000kmとなるため交換です。

そして交換のたびに少なくない出費が必要になります。

スタッドレス以外の選択肢

交換時期になるといつも思うのが高価なスタッドレス以外の選択肢です。

チェーン

タイヤチェーンだけで済ませられれば安くすませられるのに・・・、とは思いますが付け外しの手間や耐久性を考えると現実的ではありません。

しかも、自分の車はクリアランスが狭くつけられるチェーンが極端に限られるのです(最近はそういう車が増えています)。

メーカー純正チェーンはかなり細い(だからクリアランスが狭くてもつけられる)金属製ですぐ切れそうなわりにはかなりいい値段です。

他につけらるのはクリアランスが20mmあればつけられるYeti Snow net(イエティスノーネット)です。

または布製のAutoSock(オートソック)です。

ただ、そうしたチェーンをもっていてもスタッドレスだけでは通行できないチェーン規制の道路でしか使いそうに有りません。

たしかに雪道の走破性はスタッドレスよりチェーンが上ですが、現在のスタッドレスタイヤはよほどの大雪でない限り、公道を走る分には問題ありません。

実際、いざスタック(雪で車が動けなくなる)したらチェーンよりスタックラダー(スタックステップ)のほうが頼りになります。

オールシーズンタイヤ

オールシーズンタイヤとはスタッドレスタイヤと夏タイヤ(ノーマルタイヤ)の特徴を併せ持ったタイヤです。

圧雪路や浅い雪道は走行できます。

しかし、アイスバーン(凍結路)や深い雪道がダメなのです。

人によるとは思いますが自分としては、一番怖いアイスバーンがダメなのが解決されない限り、オールシーズンタイヤはスタッドレスタイヤの代わりにはなりません。

タイヤだけかホイールとセットか

そんなわけで現状、スタッドレスタイヤ以外の選択肢は考えられません。

ただ、スタッドレスはタイヤだけでもホイールとセットでも購入でき、それぞれメリット・デメリットがあります。

タイヤだけ ホイールとセット
購入費用 安い 高い
夏タイヤとの交換 業者 高い 安い
個人 できない 工具が必要
保管 持ち運び 軽い 重い
タイヤ劣化 劣化しやすい 劣化しづらい

タイヤだけ

ホイールを購入せず、スタッドレスタイヤだけを購入する方法です。

もちろんホイールとのセットより購入費用は安くすみます。

しかし、個人で夏タイヤとの交換をすることはできず(不可能ではありませんが現実的でははありません)、業者(カー用品店など)にタイヤを持ち込んで組み換えしてもらう必要があります。

タイヤのみの組み換え工賃は自分の近所のカー用品店では以下の金額でホイールとセットでの交換工賃より高いです。

カー用品店 タイヤ組み換え工賃(4本)
オートバックス 11,000円
イエローハット 13,200円
ジェームズ 13,200円

そのため、長年使うほどホイールとセットでの購入よる高くつく可能性が高くなります。

また、タイヤ保管時はホイールがない分だけ軽いため持ち運びは楽ですが、ホイールのないタイヤは劣化しやすいです。

ホイールとセット

ホイールとのセットでの購入費用は当然、タイヤだけの場合より高くつきます。

しかし、工具さえあれば個人で夏タイヤとの交換が可能です。

最低限必要な工具はトルクレンチです。

純正車載工具のホイールレンチとジャッキでタイヤを付け替えることはできます。

しかし、トルクレンチがなければホイールナットを所定のトルクで締めることはできません。

また、スタッドレスタイヤの交換作業は4本のタイヤを外し、4本のタイヤを取り付けます。

それを純正車載工具のホイールレンチでやるのはかなりの手間で、交換作業を楽にするために十字レンチも欲しくなります。

さらにホイールのついたタイヤは重く保管場所まで運ぶのも大変です。

自分で交換できるとはいえ、そうした工具代や労力はかかります。

長年使えばタイヤだけの購入より安くあがる可能性は高いものの前述の通り、最長でも4年です。

また、タイヤが寿命を迎えてもホイールはまだ使えるので次はタイヤだけ買い買えることなります。

そんなわけでタイヤだけかホイールとセットか、本当に悩ましいです。

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