
請求書とは会社や個人事業主が商品やサービスを請求するための書類です。
請求書には決まった書式はないため自由な形式で作成することができますが、WordやExcelのテンプレートを利用する場合が多いと思います。
記載項目
国税庁は請求書には以下の記載事項を必要としています。
- 書類作成者の氏名又は名称
- 取引年月日
- 取引内容
- 税率ごとに区分して合計した税込対価の額
- 書類の交付を受ける事業者の氏名又は名称
ただ、これは最低限の項目であり実際の請求書では以下の項目も記載されることが多いです。
- 発行日
- 書類作成者の連絡先
- 支払期限
- 振込先
- 請求書番号
- 備考
さらに請求先や自社の都合によって他にも必要な項目がある場合があります。
請求書
株式会社 XXXX 御中
XXXX年XX月XX日
連絡先
屋号・名前
請求書番号: 17
下記の通りご請求申し上げます。
小計 | 消費税 | 合計金額 |
---|---|---|
800,000円 | 80,000円 | 880,000円 |
振込期日 | XXXX年XX月XX日 |
---|---|
振込先 | XXX銀行 XXX支店 普通 XXXXXXX 屋号・名前・印 |
詳細 | 数量 | 単価 | 金額 |
---|---|---|---|
XXX開発案件 | 1 | 800,000円 | 800,000円 |
備考欄 |
---|
|
発行日
請求書の発行日は請求書を作成した日や送付した日になるとは限りません。
契約書上の締め日(月末に設定されることが多い)になる場合もあります。
振込期日
契約書の支払期日に当たる日付になります。
締め日から2ヶ月程先の日付になるのが普通です。
その日が休日だったら・・・、については発行日と同様、契約書参照です。
会社員なら働いた分の給料を普通翌月にはもらえますが、個人事業主だとそうはいきません。
請求書番号
請求書や入金等を管理するために通し番号を振っておくと便利です。
消費税
法人や個人事業主となってから2年間、または課税売上が1,000万円以下であれば消費税の免税事業者に該当します。
免税事業者とは消費税を納税する必要がない事業者です。
では免税事業者に該当する場合、請求書の消費税はどう記載するのか?
ですが、非免税事業者と同様に消費税を明記します。
ズバリ見積・納品・請求書
手早く請求書を作りたい。そんな場合は「ズバリ見積・納品・請求書」が便利です。
後述のエクセルやfreeeのようにいろいろなことはできませんが、最低限のデータを入力するだけですぐに請求書を作れます。
請求書テンプレート(エクセル用)
請求先や自社に必要な項目のある請求書のエクセル用のテンプレートを以下からダウンロードできます。
エクセルを持っていなければ以下からどうぞ。
freeeで請求書を作成する
freeeとはクラウド型(ブラウザで使うタイプ)の会計ソフトです。
経理や簿記の知識が不要で簡単に使えるため、個人事業主や中小企業に向いています。
このfreeeには請求書を含む以下の書類の作成機能があります。
- 見積書
- 納品書
- 請求書
- 領収書
ExcelもWordもテンプレートも不要で簡単に請求書が作成できるだけでなく、請求書と未収金の管理もできるためオススメです。
面倒な印鑑
面倒なのが印鑑です。
請求書に印鑑を要求されるのことはよくあります。
押印された請求書をどうやって送付するかは請求先や状況によって異なります。
- 手渡し
- 郵送
- スキャンしたPDFファイルをメール
- FAX
手渡しは最キュ先と打ち合わせついでに渡すというのがあります。
面倒なのはやはり押印した原紙の郵送が必要な請求先です。
それに比べて、押印した原紙をスキャンしたPDFファイルをメールで送ってくれればいいという請求先は楽です。
また、今でもFAXという請求先も少なくありません。
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