
家計簿のデータがたまってくると、家計簿の項目で大きな支出が見えてきます。
我が家の場合、家計簿の項目で大きいのは住宅費です。
原因は住宅ローンです。
繰り上げ返済は本当に得なのか?
住宅ローンを早く完済させたいので、よく繰り上げ返済をしています。
繰り上げ返済とはローン契約で決められた毎月(またはボーナス時)返済額とは別に返済を行うことで、ローン残高を予定より早く減らすことです。
予定より早く残高が減ることで利息も減ります。
しかし、繰り上げ返済は逆に高くつく場合がありそうで心配です。
- 繰り上げ返済には手数料がかかる(手数料がかからない銀行もありますが)。
- 繰り上げ返済のために生活費が足りなくなくなり、別にお金を借りれば本末転倒
そのため、金利の低い住宅ローンを新たに借り、現在の金利の高いローンを返済してしまうのがいわゆる借り換えを考えています。
繰り上げ返済より借り換え?
借り換え費用は0円でも可能な場合があります。
金融機関によっては、諸費用ローンとして借り換えに係る費用分をローンに上乗せすることができるためです(ただし、借り換え先として選択する金融機関が限られる場合があります)。
次の条件に当てはまる場合、手数料が問題にならなくなる位、利息を減らせる可能性が高いです。
- ローン残高が1000万円以上ある
- ローン残期間が10年以上ある
- 現在の金利が3%
- 10年以上前にフラット35で契約した
例えば金利3%でローン残高が1000万円あるとその年は30万円の利息を払います。
残高が4000万円ならその年は120万円の利息が必要です。
「その年は」と書いたのは、毎年利息以上の金額を支払い、残高を減らしていくためです。
次の年にローン残高が900万円になれば同じ金利3%でも利息は27万円になります。
住宅ローンを借りた銀行が送ってくるローンの明細書を見れば見るほど、住宅ローンの利息って高いです。
銀行員が高給な理由がよくわかります。
金利3%を例にしましたが、実は今は金融緩和により住宅ローン金利が低くなっており、金利1%程度の住宅ローンもあります。
ではなぜ、例を3%としたかというと昔はそれが普通だったからです。
ローン残高が1000万円あるとして、
金利3%ならその年は30万円の利息、
金利1%ならその年は10万円の利息です。
その年の利息だけで20万円の差です。
自力で借り換えるのは面倒
住宅ローン借り換えがそんなにお得なら今すぐやればいいと思われるかもしれませんが、実際の借り換え手続はかなり面倒です。
- 現在の住宅ローンを契約中の銀行に相談しても相手にされない。そのままにしておけば銀行は莫大な利息を得られるわけですから……
- 住宅ローン金利は銀行、借主によって異なります。
よくインターネット等で公開されている金利と融資条件は銀行によって異なるのはもちろん、借主の状況によっても異なります。
つまり、各銀行をまわり実際に相談してみないと本当の条件はわかりません。
現在の融資を受けた時と同様の審査と手続きが必要です。
いろいろな書類を用意したり、面倒な手続きがあります。
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