
ディスプレイ(モニター)との違い
チューナーレステレビの「チューナー」(受信機)とは地上デジタルチューナーやBS/CSチューナーのことです。
そうしたチューナーを搭載していないチューナーレステレビはリアルタイムでテレビ番組を視聴できません。
チューナーレステレビには動画配信サービスに特化したシステム(Android TVやGoogle TVなど)が搭載されていて、付属のリモコンでテレビのように操作できます。
つまり、チューナーレステレビとはテレビのような簡単な操作で動画配信サービスを視聴できるデバイスです。
動画配信サービスの1つであるTVerでは地上波のテレビ番組が見られる(チューナーでの受信と違ってリアルタイムではありませんが)ため、ほとんどテレビと同じ感覚で使えます。
チューナーレステレビのメリット
通常テレビ + Fire TV Stickに比べてチューナーレステレビには以下のメリットがあります。
- NHKの受信料が不要
- 通常テレビ + Fire TV Stickより安い
- 1つのリモコンで操作できる
- 接続が簡単
- 録画が不要
NHKの受信料が不要
たとえNHKを見なくても地上波チューナーを搭載したテレビを所有していれば、年間14,700円の受信料を払い続ける必要があります(口座振替かクレジットカードで2ヶ月払いの場合)。
さらに衛星放送チューナー搭載テレビを所有していて衛星放送を受信できるアンテナがある(最近のマンションはほとんどあります)の場合は、なんと年間26,040円もの受信料を払い続ける必要があります(口座振替かクレジットカードで2ヶ月払いの場合)。
通常テレビを所有しておらず、チューナーレステレビしか持っていなければこのNHK受信料は不要です。
年間14,700円か26,040円を節約できるわけです。
通常テレビ + Fire TV Stickより安い
現在、チューナーレステレビ(Android TV搭載)で最も小さい24インチの製品は以下のようなお値段です。
通常テレビにFire TV Stickを組み合わせるよりも安くつきます。
1つのリモコンで操作できる
通常テレビ+Fire TV Stickでは通常テレビとFire TV Stickの2つのリモコンを使いわける必要があります。
チューナーレステレビなら1つのリモコンで操作できます。
接続が簡単
通常テレビ + Fire TV Stickの接続も難しくはありませんが、チューナーレステレビに比べるとFire TV StickをテレビのHDMI端子に接続する手間が余計にかかります。
録画が不要
地上波放送や衛星放送もいつどの番組を放送するかが決まっています。
自分の好きな時間に放送で好きな番組を見ることはできません。
そのため、通常テレビでは「放送を録画する」という作業が当たり前になっています。
それに対し、動画配信サービスは好きな時間に好きな番組を見るのが当たり前のため、チューナレステレビでも録画は不要です。
チューナーレステレビのデメリット
通常テレビ + Fire TV Stickに比べてチューナーレステレビには以下のデメリットがあります。
- リアルタイム視聴ができない
- 動画視聴システムの陳腐化
リアルタイム視聴ができない
チューナーレステレビでもTverでテレビ番組を視聴できますが、チューナー受信のようにリアルタイムでは視聴できません。
そのため、友人と電話で放送中のテレビ番組の話などはできません。
動画視聴システムの陳腐化
通常テレビ + Fire TV StickではFire TV Stickの方が先に陳腐化します。
しかし、通常テレビはそのままでFire TV Stickだけ買い替えればすみます。
しかし、チューナーレステレビでは内蔵の動画視聴システムが陳腐化するとチューナーレステレビをまるごと買い替える必要があります。
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