
電子図書館とは
電子図書館とは誰でも無料で利用できる電子書籍の貸し出しサービス(システム)です。
各自治体が電子図書館を運営している他、国立国会図書館の本を電子化した国立国会図書館デジタルコレクションも運営されています。
メリットとデメリット
自治体は電子書籍でない本を貸し出す通常の図書館を運営しています。
そんな通常の図書館に対して電子図書館には以下のメリットとデメリットがあります。
- 図書館に足を運ぶ必要がない。
- 24時間365日、電子書籍を借りられる。
- 貸し出し期限が来ると自動返却されるので返却し忘れがない。
- 借りられる電子書籍がまだ少ない。
- 電子書籍の閲覧にパソコンなどが必要。
使い方
電子図書館の使い方は運営している自治体によって異なります。
紙の本を貸し出す自治体の図書館では、ネットで本の予約や返却期限の確認などができるところがあります。
そのネットのIDとパスワードを電子図書館と共通にしている自治体も多いようです。
多くの電子図書館で使われているTRC-DLやOverDrive といったシステムではブラウザで電子書籍を閲覧できるため、iPad、Android、Windows、Macなど端末に関係なく電子書籍を閲覧できます。
ちなみにOverDirveは電子ペーパーのKobo端末を販売している楽天に2015年ころに買収されました。
これによって「Koboで電子図書館の本を借りて電子ペーパーで読めるようになるのでは?」と淡い期待を抱いていたのですが、楽天は2019年にOverDriveを手放して(株式譲渡)しまいました……
無料本は電子書籍ストアにもある
図書館を利用する一番の理由は「無料だから」ではないでしょうか。
電子図書館の利用も同様では。
しかし、電子書籍ストアにも無料で読める電子書籍があります。
前述のように電子図書館の本はブラウザで読みますが、電子書籍ストアの無料本には目に優しい電子ペーパーや使いやすい専用アプリで読めるメリットがあります。
- Kindleストアの無料本(電子ペーパーのKindleや専用アプリで読めます)
- Kindleストアの無料マンガ(電子ペーパーのKindleや専用アプリで読めます)
- 楽天Koboの無料本(電子ペーパーのKoboや専用アプリで読めます)
- DMMブックスの無料本(専用アプリで読めます)
青空文庫(著作権が消滅した本を集めた電子図書館)の本も電子書籍ストアのほうが読みやすいです。
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