
ChromeOSはディアル/マルチディスプレイをサポート
WindowsのノートPCやMacBookでは外部ディスプレイを接続し、本体ディスプレイと外部ディスプレイを同時に使うこと(デュアルディスプレイ/マルチディスプレイ)がよく行われています。
ChromebookのChromeOSでもこのデュアルディスプレイ/マルチディスプレイは標準サポートされています(ChromeOSのオープンソース版であるChromeOS Flexでも同じです)。
HDMI端子がなければUSB-Cから映像出力
多くのディスプレイはHDMI(映像と音声を1本のケーブルで送る規格)入力端子から映像入力します。
ChromebookにHDMI出力端子があればそれとディスプレイをHDMIケーブルで接続すればOKです。
ただ、多くのChromebookにはHDMI端子がなく、USB-C端子から映像出力します。
その場合、USB-CをHDMIに変換できるハブなどが必要です。
解像度とリフレッシュレート
接続した外部ディスプレイのリフレッシュレートは「設定」-「デバイス」-「ディスプレイ」で確認、変更できます。

設定可能な解像度とリフレッシュレートはChromebookと機種と外部ディスプレイによって異なります。
MediaTekを搭載したChromebookでは外部ディスプレイの解像度やリフレッシュレートに制限があるため注意が必要です。
機種 | CPU | 外部ディスプレイ出力 |
---|---|---|
Chromebook Detachable CM3 | MediaTek MT8183 | 1440×900 |
IdeaPad Duet Chromebook | MediaTek Helio P60T | 1920×1080@30Hz |
Chromebook側の制限で解像度が低いとせっかくの外部モニターを活かしきれませんし、リフレッシュレートが30Hzだとマウスカーソルもなめらかに動きません。
内蔵ディスプレイをミラーリング
ディスプレイの設定画面で「内蔵ディスプレイをミラーリング」をONにすると外部ディスプレイとChromebookの内蔵ディスプレイに同じ内容が表示されます。

メインディスプレイと拡張ディスプレイ
前述の「内蔵ディスプレイをミラーリング」をOFFにすると外部ディスプレイとChromebookの内蔵ディスプレイの配置を指定できます(下図では内蔵ディスプレイの右隣に外部ディスプレイを配置しています)。

また、内蔵ディスプレイと外部ディスプレイのどちらをメインディスプレイにするかも指定できます。

メインディスプレイにはシェルフ(アプリのアイコンや時刻などが表示されている画面下部のバー)が表示されますが、サブディスプレイには表示されません。
クラムシェルモード
クラムシェルモードとはMacBookに外付けのディスプレイ、キーボード、マウスを接続し、内蔵ディスプレイを閉じた状態で使える機能です。
WindowsのノートPCでも同様の機能が使えます(クラムシェルモードという名前は使われていませんが)。
Chromebookも外部ディスプレイを接続した状態で内蔵ディスプレイを閉じても、外付けのキーボードとマウスを使えます(Windowsと同様、クラムシェルモードという名前は使われていませんが)。
コメント