
自動更新ポリシーとは
ChromeOSデバイス(ChromebookやChromeboxなど)には自動更新ポリシー(AUE: Auto Update Expiration)があります。
自動更新ポリシーとはChromeOSのアップデート期限
自動更新期限を過ぎたChromeOSデバイスはChromeOSが更新されなくなります。
ChromeOSが更新されないと新機能が追加されないのはもちろん、脆弱性(セキュリティ的な問題)の修正もされません。
そのため、自動更新ポリシーの有効期限を過ぎたChromeOSデバイスは危険であり、事実上使えなくなります。
更新期限の一覧は不要
そうは言っても2021年以降に発売されたChromebook(ChromeOSデバイス)の自動更新ポリシーの期限は発売後10年です。
Chrome OS(Chromebookの基本ソフト)は年々、機能が追加され、発売後10年を過ぎてスペックが陳腐化したChromebookでまともに使えるとは思えません。
そのため、2021年以降発売の自動更新ポリシー10年のChromebookは自動更新ポリシーの期限を気にする必要はありません。
昔作成していたChromebookの更新期限の一覧も意味はなくなりました。
ただし、2020年以前に発売されたChromebookの期限は短く、最長でも8年です。
中古などで安く売られている2020年以前のChromebookに飛びつくより、2021年以降のChromebookを購入したほうが長く使えてお得になりそうです。
更新期限の確認方法
自動更新ポリシーの更新期限を確認するには「設定」画面で「ChromeOSについて」、「詳細」の順にクリックします。

「更新スケジュール」に「このデバイスは、XXXX年XX月までソフトウエアとセキュリティが自動更新されます」と有効期限が表示されています(下図では2026年6月が有効期限です)。

手動更新はできない
「自動更新ポリシーの有効期限」と聞くと、
と考える人もいるかと思います。
しかし、残念ながらChromeOSを手動で更新できる手段は存在しません。
ChromeOS Flexには自動更新ポリシーがない
ChromeOS FlexとはWindows PCやMacにインストールできるChromeOSのオープンソース版です。
このChromeOS Flexには自動更新ポリシーがありません。
Windows PCやMacはChromeOSデバイスではないためです。
自動更新ポリシーの代わりにChromeOS Flex認定モデルリストがあり、古くなってChromeOS Flexの動作が難しくなる機種は認定モデルから外れます。
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