Chromeboxとは
Chromeboxとはデスクトップ型のChromeOSデバイスです。
ChromeOSデバイスとはChromeOSが組み込まれて出荷されるデバイスです。
ノート型のChromeOSデバイスならChromebookです。
デスクトップで使えるChromeOSデバイスにはChromeboxの他にスティック型のChromebitとディスプレイ一体型のChromebaseがあります。
スティック型のChromebitはすべての製品の自動更新ポリシー有効期限が切れており、新機種はもう出ないのかもしれません。
流行らないのはなぜ?
ChromebookはGIGAスクール構想の端末として採用されたのもあってか広く使われるようになりました。
しかし、Chromebookは知っていてもChromeboxは知らなかった、という人は多いのではないでしょうか。
WindowsでもMacでもデスクトップ型は多く使われているのになぜChromeboxは全くと言っていいほど使われていません。
それには2つの理由が考えられます。
- 廉価なChromeboxがない
- WindowsのミニPCのコスパがいい
- デスクトップはChromeOS Flexで問題が起きづらい
廉価なChromeboxがない
Chromebookが普及した理由の1つはその価格です。
例えば、1万円台のWindows PCはどれも遅くて使い物にならないのに対し、1万円台のChromebookはどれもサクサク快適に使えます。
これはChromeOSが軽く、必ずしも高スペックのハードウエアを必要としないためです。
もちろん、Chromebookにも高価で高性能な機種はありますが。
しかし、どういうわけかChromeboxは高価で高性能な機種ばかりで、廉価なものがありません。
軽いChromeOSを活かした廉価なChromeboxがあってもいいと思うのですが……
WindowsのミニPCのコスパがいい
WindowsのミニPCが人気です。
ミニPCはChromeboxよりコンパクトで高性能でコストパフォーマンスが高い上、後述のChromeOS Flexをインストールすることもできます(ChromeOS FlexとWindowsとのマルチブートはできませんが)。
そのため、
となってしまうのではないでしょうか。
デスクトップはChromeOS Flexで問題が起きづらい
ChromeOSをインストールできるのがChromeOSデバイスのメーカーだけです。
しかし、ChromeOSのオープンソース版であるChromeOS Flexなら個人がWindows PCやMacにインストールして使用できます。
ただ、ノートパソコンにChromeOS FlexやCloudReadyにインストールすると以下のような問題が起きることが少なくありません。
- タッチパネルが使えない
- タッチパッドが使えない
- Wi-Fiが使えない
- 音が出ない
また、タッチパネル付きのノートパソコンならAndroidアプリを使いたいかもしれませんが、ChromeOS FlexではAndroidがサポートされません。
それに対してデスクトップならChromeOS Flexで問題が起こりづらいのです。
- タッチパネルがない
- タッチパッドでなくマウス
- Wi-Fiでなく有線LAN
- USBサウンドアダプタを追加できる
そのため、
となってしまうのではないでしょうか。
キーボード
ChromeOS専用キーボードは単体販売されていますが、種類は多くありません。
Windows用のキーボードでも代用できます。
CN60やCN62は自動更新ポリシー有効期限切れ
中古ショップやヤフオクなどでASUSのCN60やCN62(Chromebox 2)が安く売られている時があります。
しかし、それらの製品は既に自動更新ポリシーの有効期限を過ぎているため、購入は見送ったほうが無難です。
Chromebox 3(CN65)なら2028年6月まで、Chromebox 4(CN66)なら2030年6月まで自動更新ポリシーの期限があります。
コメント