
CloudReadyとは
CloudReadyとは一般のPCにインストールできるChrome OSによく似たOSです。
Chrome OSはChrome OSデバイス(Chromebook、Chromebookタブレット、Chromebox、Chromebit)に組み込まれて出荷されますが、一般のPCにインストールすることはできません。
Chrome OSのオープンソース部分(Chromium OS)をNeverware社がビルドしたのが、CloudReadyです。
一般のPCの「Chromebook化」に使われます。
ChromeOS Flex
CloudReadyはGoogleによって買収され、Chrome OSにより近い「ChromeOS Flex」が開発されています。
ちなみにCloudReadyで音が出ないPCにChromeOS Flexをインストールしてもやはり音は出ないようです。
Androidアプリは使えない
Chrome OSはAndroidアプリを使うことができます。
しかし、CloudReadyやChromeOS FlexではAndroidアプリは使えません。
CloudReadyでChromebook化させたくなるPC
CloudReadyのシステム要件は以下のようになっています。
メモリ | 2GB以上 |
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ストレージ | 16GB以上 |
BIOS | USBから起動可能 |
その他 | 2007年以前のコンポーネントでは 動作が不安定になる可能性がある |
こんな古いスペックのPCでは現在のWindowsはとてもまともに動きません。
そうしたWindowsを使えない古いPCをCloudReadyでChromebook化して再利用したい、と思うわけです。
例えば一昔以上前のCherry Trail(Atom)のPCなどです。
音が出ない
Chromium OSの中でもCloudReadyは導入が簡単だとは思いますが、Cherry TrailのPCでよくある問題が「音が出ない」ことのようです。
- PC内蔵のスピーカーから音が出ない
- HDMIで接続したディスプレイのスピーカーからも音が出ない
古いPCをChromebook化したい理由の1つに「動画視聴」があると思いますが、音が出ないのではそれもできません。
サウンドハードウエアの追加
音が出ない問題のとりあえずの解決方法にサウンドハードウエアの追加があります。
たとえばCloudReadyでBluetoothやUSBが使えているならBluetoothスピーカーやUSBスピーカーを追加すれば音が出る可能性大です。
ただ、既にそういったサウンドハードウエアを持っているならいいのですが、古いPCをCloudReadyでエコにリサイクルしようとしているのに新たに購入するのは本末転倒のような気もします。
そんなお金を払うなら安いChromebookを購入した方が幸せになれそうです(某Windowsと違って安くてもサクサクと動きますし)。
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