
青空文庫とは
青空文庫とはインターネットの電子図書館です。
公式サイトで著作権の消滅した本と「自由に読んでもらってかまわない」とされている本を無料で公開しています。
著作権の保護期間
著作権の保護期間は著作者の死後50年までです。
例えば、7〜8世紀に編纂されたと考えられている日本最古の和歌集である万葉集の著作権は遥か昔に切れています。
つまり、万葉集の和歌は誰でも自由に使うことができます。
ただ、漢文で書かれた万葉集をそのまま読み下すのであればその通りなのですが、現代文に訳された万葉集には当てはまりません。
これは訳し方に表現の幅があるからだそうです。
ブラウザでは読みづらい
以下の青空文庫のサイトにブラウザでアクセスして本を読むこともできるのですが、あまり読みやすいとは言えません。
青空文庫にある夏目漱石の「こころ」をブラウザで表示させたのが以下です。

これ、読む気になれますか?
- 日本の小説なのに横書き
- スクロールする文字を追うと目が疲れる
- 白地に黒文字はブルーライトがいっぱいで目が疲れる。
ブラウザの青空文庫用エクステンションなど、ブラウザでもう少し快適に読む方法はあります。
ただ、ブラウザで快適に読もうと頑張るよりも青空文庫を読めるアプリを使うのが早道です。
電子書籍ストアの青空文庫
電子書籍ストアという名前から「買う」というイメージがあるかもしれませんが、実際には無料で読める本がかなりあります。
青空文庫本も電子書籍ストアで「無料で購入」できます。
「無料で購入」した青空文庫本は有料で購入した本と一緒に管理できます。
もちろん、ファイル変換などの手間など不要です。
電子書籍ストアのアプリで読む
青空文庫のためだけにアプリをインストールする必要はなく、電子書籍ストアの標準アプリで青空文庫を読めます。
楽天koboアプリ
楽天koboの青空文庫を読むにはこちら。
Kindleアプリ
Kindleストアの青空文庫を読むにはこちら。
iOS(iPhone/iPad)、 Android、 Windows、 Macは無料のKindleアプリをインストールすれば読めます。
iPhoneのKindleアプリで読んでみる
iPhoneのKindleアプリでの江戸川乱歩の「怪人二十面相」を読んでみます。

ブラウザとは雲泥の差です。
- 背景色と文字色を選択可能。
- 黒地に白文字(上の写真)
- 白地に黒文字
- セピア調
- 文字サイズ、行間を変更可能。
- スクロールではなく本のように「ページめくり」で読み進めます。
- スマホ、パソコン、電子ペーパーで読んでいる位置、しおり、ブックマークなどが自動で同期します。
- 電車の吊革につかまりながらスマホで読んで、帰宅して続きを目に優しい電子ペーパーで読む、などということがとくに何もしなくても自然にできるのです。
Kindleアプリインストール不要のタブレット
KindleストアなどAmazonのコンテンツに最適化されたタブレットがあります。
Kindleアプリのインストール不要ですぐに青空文庫を読めます。
電子ペーパーで読む
たくさんの青空文庫の本をスマホやタブレットで読んでいるといくら目に優しい設定をしても、やっぱり目が疲れます。
目に優しい電子ペーパー(e-ink)を採用したKindle端末は青空文庫を読むのには最適です。
アプリのインストール不要ですぐに読めます。
Kindleストアの青空文庫を電子ペーパーで読むならこちら。
Koboストアならこちらです。
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