ChainLPでKindleにダウンロードできるmobiを作成する

事前リサイズ実行

ChainLPとは

ChainLPとは自炊本のファイルを変換するためのフリーソフトです。

電子ペーパーのKindleにダウンロードできるmobiファイルを作成するならもっともオススメなソフトです。

インストール

ChainLPのインストールはちょっとだけ面倒です。

インストーラがないため、以下のソフトウエアを手動でインストールする必要があるためです。

  • ChainLP本体
  • UNZIP32.DLL
  • KindleGen
  • Python 2.7
  • Kindlestrip

ChainLP本体

エクスプローラーでChainLP用のフォルダーを作成します。

どこでもいいのですが「Desktop」フォルダーに作るのがお手軽です。

Desktopフォルダー

作者のサイトからChainLP(ZIPファイル)をダウンロードします。

先程作成したChainLPフォルダーにZIPファイルに解凍します。

エクスプローラーでChainLP.exeをダブルクリックして起動します。

タスクバーのChainLPのアイコンを右クリックし「タスクバーにピン留めする」を選択してタスクバーにアイコンを作っておきます。

他に必要なソフトウエアをインストールするため、ChainLPをいったん終了します。

UNZIP32.DLL

自炊本は通常CBZ(スキャンした画像をZIPにまとめて拡張子をCBZに変更したファイル)で管理していると思います。

このCBZファイルをChainLPで扱えるようにするにはUNZIP32.DLLをインストールする必要があります。

統合アーカイバープロジェクトのサイトからUNZIP32.DLLを探します。

実際にダウンロードするファイルはunzpXXX.exeです。

ダウンロードしたunzpXXX.exeをダブルクリックしてインストールします。

KindleGen

KindleGenとはKindle端末用のmobiファイルを生成するプログラムです。

まず、Kindle Previewerをインストールします。

インストールすると以下の場所にkindlegen.exeがあります。

そのkindlegen.exeをChainLP用のフォルダーにコピーします。

Python 2.7

後述のKindlestripを動作させるために必要です。

Python 2.7.15のインストーラをダウンロードして実行します。

インストール画面が表示されたら「Next」をクリックします。

ここでも「Next」をクリックします。

さらに「Next」をクリックします。

この画面が出てきたら「はい」をクリックします。

「Finish」をクリックするとPythonのインストールは終了です。

Kindlestrip

KindleGenが生成するmobiファイルは冗長な内容を含むためサイズが巨大になります。

Kindlestripはその冗長な情報を削除するためのPythonスクリプトです。

Kindlestrip Python script and AppleScript wrapperのページ中の「kindlestrip_v136.py.zip」をダウンロードします。

ダウンロードしたzipファイルを解凍し、「kindlestrip_v136.py」をChainLPフォルダーにコピーします。

コピーした「kindlestrip_v136.py」をエクスプローラーで「kindlestrip.py」にリネームします。

設定

ChainLPを起動し、「解像度」-「追加」メニューを選択して「解像度」ダイアログを表示します。

解像度

以下の表を参考に自分が持っているKindleの機種名、幅、高さを入力し、「設定」ボタンをクリックします。

機種 高さ
Kindle Oasis1264 1680
Kindle Paperwhite (6.8インチ)1236 1648
Kindle (無印)
Kindle Paperwhite (6インチ・旧モデル)
1072 1448
Kindle (無印・旧モデル) 600 800

「解像度」メニューを選択するとメニューの一番下に自分のKindleの解像度が追加されていますので選択すると「サイズ」に反映されます。

サイズ

「サイズ」の右横のドロップダウンはKindleの解像度と自炊本のスキャン解像度の関係によって以下のように設定します。

スキャン解像度 ドロップダウン設定
Kindle解像度 < スキャン解像度 通常
スキャン解像度 <= Kindle解像度 元スケール

Kindle解像度がスキャン解像度より高いのに「通常」にすると無駄に大きなmobiファイルに変換されてしまいます。

「編集」-「詳細設定」メニューを選択して「詳細設定」画面を開き、「ファイル入力」タブの「事前リサイズ実行」をOFFにします。

事前リサイズ実行

デフォルトだと1600pixelで事前リサイズされるのですが、Kindle PaperwhiteもKindle Oasisも1600pixelを超える解像度のためです。

「画像」タブの「挿絵」の「色深度」を「8bit」にします。

色深度

mobiファイルのサイズを少しでも小さくするためです。

クオリティの調整

「入力」ボタンをクリックしてCBZファイルを開きます。

「出力」の「Mobi」を選択し「出力ボタン」をクリックすると変換が始まります。

変換が終了すると2つのmobiファイルが作成されます。

  • XXX.mobi
  • Strip_XXX.mobi

ファイル名の頭に「Strip_」がついているファイルとついていないファイルです。

これは前述のようにKindleGenが冗長な(ファイルサイズの大きい)「XXX.mobi」を生成し、Kindlestripが冗長な部分を削除した「Strip_XXX.mobi」を生成したためです。

「Strip_XXX.mobi」のファイルサイズが50MB以下であればワイヤレスでKindleにダウンロードできます(仕様では50MBとなっていますが、実際には48.5MB位でもダウンロードできないことがあります)。

サイズが50MBを超えている場合は「編集」-「詳細設定」メニューを選択して「詳細設定」画面を開き「画像」タブの「本文」と「挿絵」の「クオリティ」をデフォルトの80より下げて再度、mobiファイルを作成します。

クオリティ

値を下げるとファイルサイズと画質の両方が下がります。

許容できる画質でmobiファイルのサイズが50MB以下にならない場合は以下のいずれかの選択になります。

  • USBケーブルでKindleに転送する。
  • CBZファイルを分割する。

どちらも面倒ですが仕方がありません……

CBZファイルは削除しない

CBZファイルからmobiファイルを生成してもオリジナルのCBZファイルは削除せず、保存しておきます。

mobiファイル内の画像はKindleの解像度や50MBのサイズ制限に合わせて加工されているため、mobiからスキャン時のオリジナル画像を取り出すのは不可能だからです。

CBZなら簡単にオリジナル画像を取り出せます。

また、FireタブレットやiPadならCBZの自炊本を直接読めるため、mobiファイルは不要です。

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