e-ink(電子ペーパー)のAndroid端末

Likebook Mars

e-ink(電子ペーパー)のディスプレイはそれ自体は発光せず、ブルーライトを出さないなためか、液晶ディスプレイと比較して目が疲れません。

中国のメーカーがディスプレイとしてそのe-inkを採用したAndroid 6.0端末を製造しています。

そのうちのいくつかはAmazonで輸入品を購入可能です。

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PDFがそのまま読める

KindleではPDFは一応サポートされていることになっているものの、自炊PDFのように画像をたくさん含むPDFはKindle形式に変換する手間があります。

それに対してE-InkのAndroid端末にはE-Inkに最適化されたリーダーアプリが搭載されています。

そしてそのリーダーアプリは自炊PDFを全画面で難なく表示できるのです。

Kindleのように変換する必要はありません。

PDFの余白削除までリーダーアプリがやってくれます。

電子書籍ストアのAndroidアプリが使える

Kindleなどの電子書籍ストアもAndroidアプリで対応できる場合があります

  • そのそもインストールできない場合がある。
  • インストールできても動作しない場合がある。
  • Androidアプリはe-ink向けに最適化されていないため、Kindle端末やKobo端末に比べて使い勝手が劣る(詳細は後述)。

e-ink Androidでも比較的快適に使える電子書籍ストアは以下です。

以下のストアはちょっと苦しい感じです。

AndroidアプリでCBZを読める

スキャンした複数の画像ファイルをZIP圧縮したCBZファイルを読みことができます。

この形式のファイルは自炊本によく使われています。

搭載されているリーダーアプリではこのCBZを読めないのですが、Perfect ViewerなどのAndroidアプリをインストールすることで読むことができます。

ただいくつか問題はあります。

  • Perfect Viewerなど通常のアプリはカラー表示を前提に作られているため、見づらい画面がある(詳細は後述)。
  • 画面上部のステータスバーを消せないため全画面表示はできない。

E-Ink Android端末の比較

画面サイズ 解像度 フロント
ライト
RAM ストレージ micro
SD
重量 HDMI
入力
BOOX Max 2 Pro 13.3インチ 1,650×2,200
(207ppi)
4GB 64GB 550g
BOOX Max 2 2GB 32GB
BOOX Note Pro 10.3インチ 1,404×1,872
(227ppi)
4GB 64GB 390g
BOOX Note 2GB 32GB 325g
Likebook Mimas 16GB 431g
BOOX Note S 9.7インチ 850×1,200
(150ppi)
1GB 410g
BOOX Nova 7.8インチ 1,404×1,872
(300ppi)
2GB 32GB 240g
Likebook Muses 286g
Likebook Mars 16GB 245g
BOOX Poke Pro 6インチ 1,072×1,448
(300ppi)
170g
Likebook Mimas
10.3インチE-ink 2GB RAM Android 6.0

問題は多い

汎用OSであるAndroidと目の疲れないe-ink(電子ペーパー)の組み合わせは一見、素晴らしいように思います。

しかし、実際にe-inkのAndroid端末を使ってみるとちょっとがっかりします。

  • Android OSはe-inkを考慮していない
  • Androidのアプリもe-inkを考慮していない
  • フロントライトがないと暗い場所で見づらい
  • HDMI入力は素晴らしそうですが・・・

Android OSはe-inkを考慮していない

e-inkはモノクロ16階調です。

しかし、Android OSはモノクロ16階調向けにはできていません。

そのため、モノクロ16階調では見えない文字やボタンなどが出てきてしまいます。

アプリによってはカラー表示のAndroidより見づらく、何のためのe-inkなのかわからなくなります。

Androidのアプリもe-inkを考慮していない

e-inkは表示内容を書き換えるのに時間がかかります。

そのため、スクロールやアニメーションなどはかなり無理があります。

「ページめくり」であれば1ページを読み終わった時だけ表示内容を書き換えるのでなんとかなりますが、ブラウザのようにスクロールして読み進めるのは無理があるのです。

しかし、Androidのほぼすべてのアプリはスクロール前提です。

ほとんどの電子書籍アプリも「ページめくり」でアニメーションが入る有様です。

そもそもAndroidがアプリがe-inkを考慮しているわけがなく、e-inkで使うのは無理があるということです。

フロントライトがないと暗い場所で見づらい

e-inkには暗いところでは見づらいという欠点があります。

Kindle端末やKobo端末にはこの欠点を補うためにフロントライトが搭載されています。

フロントライトとはe-ink画面を前(実際には横)から照らす小さなライトのことです(液晶画面を後ろから照らすライトはバックライトと呼ばれています)。

液晶のように画面の後ろから照らすバックライトのように眩しさを感じることはありません。

発光しないe-inkは暗い場所では非常に見づらいためです。

しかし、上の表でわかる通り、フロントライトがないe-ink Androidも少なくありません。

そのため、少し暗い場所では途端に文字が読みづらくなってしまいます。

HDMI入力は素晴らしそうですが・・・

BOOX Max2はHDMI入力ができます。

HDMIとはパソコンなどの映像出力のことで、要するにパソコンの画面を目に優しいe-inkで見られると。

これは一見素晴らしいことのように思えるのですが、電子ペーパーとパソコン画面の組み合わせはかなり難しいものがあります。

BOOX Max 2で試したことはないのですが、Paperlike Proという電子ペーパーディスプレイ(タブレットではありません)をパソコンで使った結果をまとめていますのでHDMI入力目当てでBOOX Max 2を考えているなら一読してみてはいかがでしょうか。

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