電子ペーパー(e-ink)のAndroidタブレットはおすすめー BOOXシリーズの比較表

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BOOX Page

電子ペーパーのAndroidタブレットとは

電子ペーパー(e-ink)はそれ自体が発光しないため、液晶ディスプレイと比べて目が疲れません。

しかし、日本で普及している電子ペーパーのKindleKindleストアAmazon Kids+専用で、他のストアの本は読めません。

電子ペーパーのKobo楽天Koboストア専用です。

そのため、KindleとKoboを2台持ちしている人も多いのではないでしょうか。

電子ペーパーのAndroidタブレットなら1台でKindleストア、Amazon Kids+、Koboストア、その他の電子書籍ストアアプリを使えます。

ただ、Androidの電子書籍ストアアプリは電子ペーパーに最適化されているわけではありません。

KindleストアKoboストアBookLive!は比較的快適に使えますが、eBookJapanBOOK☆WALKERはちょっと苦しい感じです。

PDF/CBZビューワ

どの製品にも電子ペーパーに最適化されたPDF/CBZビューワが搭載されています。

また、電子ペーパーに最適化された電子書籍リーダーアプリであるKOReaderも使えます。

通常のAndroidアプリはカラー表示を前提に作られているため、電子ペーパーでは逆に見づらい画面などがありますが、KOReaderならはっきりくっきり表示されて軽快に動作します。

SDカードが使える機種もある

電子ペーパーのKindleもKoboもSDカードには未対応ですが、電子ペーパーのAndroidタブレットならSDカード対応の機種もあります。

対応機種ならSDカードに大量のPDFや自炊本を保存しておき、読みたい時にすぐに読めます。

比較表

BOOX
Tab X
BOOX
Tab Ultra
C Pro
BOOX
Note
Air C
BOOX
Tab
Ultra
BOOX
Tab
Mini C
BOOX
Nova
Air C
Likebook
P78 Pro
BOOX
Page
BOOX
Palma
BOOX
Poke5
Likebook
M6
画面
(インチ)
13.3 10.3 7.8 7 6.13 6
解像度 1650
x2200
1860×2480 1404×1872 1264
×1680
824
×1648
1072
×1448
PPI207 300 227 300
4096色
カラー
表示
× 930×1240
150ppi
× 702
×936
150ppi
468
x624
100ppi
×
画面
自動回転
× × ×
Android
バージョン
11 12 11
RAM 6GB 4GB 3GB 4GB 2GB 3GB
ROM 128GB 64GB 128GB 64GB 32GB 128GB 32GB
BSR × × ×
SD
カード
× 最大2TB 最大
512GB
× 最大
256GB
最大
2TB
最大
512GB
最大
256GB
音量
ボタン
× × ×
ペン ×
重量 560g 450g 430g 480g 264g 235g 267g 195g 170g 160g 190g

BOOX Tab X

BOOX Tab Xは13.3インチのCarta1250 EInkを搭載したタブレットです。

A4書類をほぼそのままの大きさで読めます。

電子ペーパーの書き換えを高速化するBSR(BOOX Super Refresh)も搭載されています。

SDカード未対応は残念ですが、ROM(内部ストレージ)は128GBあります。

BOOX Tab Ultra C Pro

4,096色を表示可能な10.3インチ電子ペーパー(E-Ink)のAndroidタブレットです。

BSR(BOOX Super Refresh)によって電子ペーパーの高速描画が実現されています。

通常のモノクロ電子ペーパーでWebブラウザを使うと見えない文字やボタンなどであまり実用的ではありませんが、カラーの電子ペーパーならブラウザも実用になります(ただし、電子ペーパー特有の残像やスクロール速度の問題はあります)。

ただし、カラーの解像度は低いため自然画の上の文字は読みやすくはありません。

そのため、雑誌などは通常のモノクロ電子ペーパーの方が読みやすい場合があります。

また、音量ボタンでページめくりできます(Android電子書籍アプリには音量ボタンでページめくりができるものが多くあります)。

大画面で最大2TBのSDカードにも対応するため、PDFや自炊本を読むのにも向いています。

BOOX Note Air C

BOOX Note Air CはBOOX Tab Ultra C Proと同じ10.3インチの電子ペーパーとBSRを搭載しています。

Tab Ultra C Proに比べるとRAMとROMが少なく、音量ボタンがありません(物理ボタンでページめくりができません)がお安く購入できます。

BOOX Tab Ultra

BOOX Tab Ultraは基本的にはBOOX Tab Ultra C Proのモノクロ版です。

カラー表示ができず、モノクロ解像度も1404×1872(227dpi)とBOOX Tab Ultra C Proと若干劣ります。

そのため、BOOX Tab Ultra C Proと比べて2万円以上、安く購入できます。

BOOX Tab Mini C

BOOX Tab Mini Cは7.8インチのカラー電子ペーパー(Kaleido 3)を搭載したタブレットです。

解像度1,404×1,872のモノクロレイヤーに解像度702×936のカラーレイヤーが重ねて表示されます。

つまり、同じ画面でモノクロ部分は300ppi、カラー部分は150ppiで表示されます。

そのため、モノクロは通常電子ペーパーと同様の表示ですが、文字や背景に色がついていると読みづらくなります。

BOOX Nova Air C

BOOX Nova Air CはBOOX Tab Mini Cの前機種でBOOX Nova Airにカラー電子ペーパー(Kaleido Plus)を搭載したモデルです。

Kaleido Plusは解像度1,404×1,872のモノクロレイヤーに解像度468×624のカラーレイヤーを重ねて表示します。

同じ7.8インチでもカラー部分のPPIは100ppiとBOOX Tab Mini Cより劣ります。

発色も液晶ディスプレイとはかなり違います(上の動画を参照してください)。

Likebook P78 Pro

Likebook P78 ProはBOOXとは異なる会社の製品です。

同じようなスペックであればBOOXよりもLikebookの方が価格は安めです。

最大256GBのSDカードが使えます。

ファイルサイズの大きい自炊マンガをすべてSDカードに保存していつでも読みたいなら有力な選択肢になります。

BOOX Page

Androidの電子書籍アプリには音量ボタンでページがめくれるものがありますが、ボタンのある電子ペーパーAndroidは多くありません。

BOOX Pageなら音量ボタンでページをめくれます。

また、SDカードにも対応しています。

BOOX Palma

縦長の6.13インチ電子ペーパーを搭載した電子ペーパーAndroidです。

縦長画面のため、6インチのBOOK Poke5より解像度が低くタブレットというよりスマホです。

特に横の解像度が824ピクセルと低いため、マンガはかなり厳しいです。

スマホのように常に持ち運んで横書きの本(縦が長すぎるため縦書きは読みづらそうですが)を読みたいならおすすめです。

最大2TBのSDカードにも対応しています。

BOOX Poke5

6インチで160gと文庫本と同じ感覚で持ち運べる電子ペーパーAndroidです。

画面サイズ的にマンガは厳しいため、文字主体の本を読む人におすすめです。

最大512GBのSDカードに対応しています。

2万円強と安価で購入できるのも魅力です。

Likebook M6

電子ペーパーのAndroidタブレットで現在、最も安価なのがこのLikebook M6と思われます。

それでも電子書籍リーダーだけに使うのであれば性能的には十分なため、Likebook M6は人気機種です。

コメント

  1. ミヨシノ より:

    Boox Miraのレビューを探しているうちに、今日こちらにたどり着きました。大変参考になります。私は先日Boox max lumi2を買いましたが、lumiと違ってmini Hdmi端子はありませんでした。ですのでセカンドモニター機能は標準装備されてないですよ。SKTの西村氏にもメールで確認しましたので間違いないと思います。すでにご存知かと思いましたけれども、念のため。

    • 管理人 より:

      ご指摘いただきありがとうございます。前機種のBOOX Max Lumiの記述が誤って残ってしまいました。HDMIに関する記述を削除致しました。