ポメラ DM30とFire 7

仕事で外出先、つまりモバイルである程度の量の文章を書いています。

そんなテキスト書きにとって気になるガジェットとしてキングジムのポメラがあります。

ポメラの何がいいのか?

ノートパソコンでももちろんテキスト入力はできます。

しかし、モバイルである程度の量の文章を執筆するとなるとやはりポメラなのです。

その理由は6つあります。

  1. 軽い
  2. 小さい
  3. まともなキーボード
  4. すぐに使える
  5. 電池の心配がない
  6. 価格が安い(最新モデルにはあてはまらない?)

軽い

常に持ち運び、機会があれば文章を執筆する。

そのためにはカバンに入れても重量を感じないほど軽い必要があります。

ポメラは最も重いDM200でも580gで、カバンに入れてもカバンが重くなるという感覚はありません。

小さい

常に持ち運び、機会があれば文章を執筆する。

そのためにはカバンの中で場所を取らないサイズである必要があります。

2010年2月発売のDM5まではキーボードを折りたたむことで小型化を実現していました。

DM5

2011年11月発売のDM100では折りたたみキーボードではなく、ノートパソコンのようなクラムシェルになりました(それでも画面が小さいためノートパソコンより遥かに小さいサイズになります)。

DM100

しかし、2013年3月発売のDM25で折りたたみキーボードに戻り、

DM25

2016年10月発売のDM200では再度クラムシェルと、ちょっと迷走していた感があります。

DM200

そして最新機種となるDM30ではまたまた折りたたみキーボードが採用されました。

DM30

まともなキーボード

軽量・小型のノートパソコンにはまともなキーボードを備えたものがありません。

  • キー配列が変則的で慣れが必要
  • 省略されているキーが多い
  • キーピッチが狭くて打ち間違えやすい

それに対し、ポメラはまともなキーボードを備えています。

これはテキスト専用機のポメラにはノートパソコンに必要な大きな部品が不要なためです。

  • 大きな画面
  • トラックパッド
  • 強力なCPUを動かす大きな電池

すぐに使える

ポメラは折りたたみキーボードを展開するのに若干手間はかかるのですが、電源オンして数秒でテキスト入力を始められます。

電池の心配がない

2013年3月発売のDM25までポメラのバッテリーは単4乾電池2本で20時間使えました。

電池がなくなったら新しい乾電池を買って入れ替えればいいのでノートパソコンのような電池がなくなる心配をする必要はありません。

DM200では乾電池ではなく充電式となってしまったもののDM30で乾電池に回帰しています。

価格が安い

DM25までは定価で20,790円(DM5)〜37,800円(DM100)のレンジ、発売後しばらくすれば30,000円あれば買えました。

社員にノートパソコンを支給してもポメラのようなテキスト入力専用機を支給する会社は少ないと思います。

仕事で使うのにもかかわらず個人で購入した人は多いのではないでしょうか。

そのため、価格の安さはとても重要です。

DM200で定価は49,800と跳ね上がってしまいましたが、DM30では43,000円と少しだけ安くなりました。

しかし、DM100自体に比べると割高感は否めません。

DM30の画面は電子ペーパー

DM30では画面に液晶ではなく電子ペーパー(eink)が採用されています。

電子ペーパーはバックライトがないため、液晶より目に優しいことは多数の電子ペーパー端末を使ってきた経験からよくわかります。

タブレットやパソコンの液晶画面で電子書籍を読むと紙の本と比べて目がとても疲れます。 原因は液晶のバックライトを見つめ続けること...

しかし、電子ペーパーには描画速度が遅いという問題があるため、タブレットやパソコンのディスプレイを単純に電子ペーパーに置き換えるのは非常に難しいものがあります(詳細は以下の記事をどうぞ)。

e-ink(電子ペーパー)のディスプレイはそれ自体は発光せず、ブルーライトを出さないなためか、液晶ディスプレイと比較して目が疲れませ...
パソコンで長時間仕事をしていると本当に目が疲れます。 眩しい液晶画面を見つめ続けるのですから当然です。 目薬とかブルーラ...

DM30ではこの描画速度の問題をどう解決しているのか、実際の製品を見てみたいところです。

もしポータブックがAndroidだったら・・・

DM200が発売される前、2016年2月にキングジムからポータブック(XMC10)という製品が発売されました。

キングジム ポータブック XMC10

830gと軽量にもかかわらずフルサイズキーボードを備え、キーボードを折りたたむことでコンパクトに持ち運べるというノートパソコンです。

あのポメラの開発元であるキングジムのノートパソコンということで何度もポチりそうになりました。

しかし、冷静に考えると前述のポメラのいいところがすべて継承できていないのです。

ポメラのいいところ ポータブック
軽い
小さい
まともなキーボード
すぐに使える
電池の心配がない
価格が安い ☓ → ◯

Windowsは問題外

ポータブックのOSはWindows 10 Homeです。

Windows 10は以前のWindowsよりは起動時間が短縮されましたが、電源オンからテキスト入力までたどり着くには、ポメラに比べてとても長い時間が必要です。

電源を切らずにスタンバイで運用する方法もありますが、スタンバイにしておくといざ使いたい時にバッテリーがなくなっていた・・・、というのがWindowsなのです。

重いWindowsを動かすためか、重い充電池でもカタログスペックでも5時間しか持ちません。

それでは充電器を持ち運ぶハメになり、トータルでさらに重くなるのは必至です。

もし、ポータブックにWindowsでなくAndroidが搭載されていれば・・・。

Androidタブレットのように軽く、常時電源オン状態ですぐに使え、電池の心配もなかったのに本当に残念です。

価格は暴落

ポータブックはオープンプライスですが、発売直後は9万円前後という価格でした。

それが現在はこんな価格になっています。

軽量・小型でまともなキーボードを備えるにもかからず、価格がここまで暴落した理由は以下だと思われます。

  • ストレージが32GBしかないため、Windows Updateができない場合がある。
  • Windowsに8インチ1,280×768のディスプレイは狭すぎる(テキスト入力専用なら広すぎる位ですが)。
  • 電池がカタログスペックで5時間しか持たない。

Fire 7と折りたたみキーボード

実は最近、ポメラを持ち出すことは少なくなりました。

Fire 7と折りたたみキーボードを持ち運んでいるためです。

Fire 7

Fire 7はFire OSを採用したタブレットです。

Fire OSとはAndroidにAmazonが改良を加えたOSで、コストパフォーマンスが高いのが特徴です。

スマホより大きい画面で動画やゲームを楽しめ、パソコンより小さくて持ち運びやすいタブレット。 今までいろいろなタブレットを購入し...

このFireタブレットにAndroidに接続できる折りたたみキーボードを組み合わせるとまるでポメラのように使えるのです。

ポメラのキーボード

ポメラからキーボードだけを分離してiOS(iPhone/iPad)やAndroidで使えるようにしたBSKBB03WHという折りたたみキーボードが売られています。

Androidで使えるということはFire 7でも使えます。

折りたたみキーボード「ポメラ」用キーボード採用モデル

ポメラのいいところを全部クリア

Fire 7とキーボードの組み合わせは強力でDM200を買う気はなくなりました。

ポメラのいいところを全部クリアしているからです。

ポメラのいいところ DM30 Fire 7 + キーボード
軽い
小さい
まともなキーボード
すぐに使える
電池の心配がない
価格が安い
Fire 7の価格 + キーボードの価格

しかもDM30やDM200に比べて圧倒的に安いのです。

ポメラユーザーの方はFire 7と折りたたみキーボードという組み合わせを一度試してみてはいかがでしょうか。