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Windows11を軽量化して爆速にする方法9選|遅い原因別チェック&SSD/メモリおすすめ

Windows11を軽量化して爆速にする方法9選|遅い原因別チェック&SSD/メモリおすすめ Windows

最初に結論:一番効くのは「SSD化」です。

HDD搭載PCは設定を頑張っても限界があるので、HDD→SSDに替えるだけで体感が別物になります。

  • エクスプローラー →「PC」→ Cドライブを右クリック →「プロパティ」
  • もしくは タスクマネージャー →「パフォーマンス」→「ディスク」→ HDD/SSD 表示

HDDだった人はおすすめSSDへ。

まず30秒で「重い原因」を特定する

タスクマネージャーで見るべきは3つです。

Ctrl + Shift + Esc を押して「パフォーマンス」で確認:

  • ディスク使用率が常に80〜100% → ほぼ SSD化が最優先
  • メモリ使用率が常に80%以上 → メモリ増設が最優先
  • CPUが常に高い → 常駐/ウイルス/ブラウザ拡張が原因のことが多い

あなたはどれ?

無料でできるWindows11軽量化

スタートアップ(常駐)を止める

スタートアップ(常駐)とはログイン時に自動的に起動されるアプリです。

Windowsの設定画面で「アプリ」、「スタートアップ」の順にクリックします。

スタートアップ

スタートアップアプリの一覧が表示されるのでログイン時に起動しなくてもいいアプリをすべて「オフ」にします。

スタートアップアプリ

視覚効果を軽量化

視覚効果とはWindowsの見た目を美しくするための機能です。

視覚効果をオフすれば軽量化できるのですが、画面の見た目が変わってしまいます。

そのため、どの程度見た目を重視するかによって以下のいずれかを選ぶとよいと思います。

  • すべての視覚効果をオフ
  • アニメーション効果と透明効果だけオフ

高速化を優先するならすべての視覚効果をオフにします。

ただし、標準と比べて見た目は変わります。

すぐにわかるのは文字のギザギザが目立つようになることです。

「スクリーンフォントの縁を滑らかにする」効果がオフになることが原因です。

他にもさまざまな点で標準とは異なる表示になります。

とりあえず、すべての視覚効果をオフにしてみて見た目に満足できなければ、後述のアニメーション効果と透明効果だけオフにするのがおすすめです。

すべての視覚効果をオフにするにはWindowsの設定画面を開き「システム」、「バージョン情報」の順にクリックします。

バージョン情報

「システムの詳細設定」をクリックします。

システムの詳細設定

「詳細設定」タブの「パフォーマンス」の「設定ボタン」をクリックします。

パフォーマンス

「パフォーマンスオプション」画面で「視覚効果」タブの「パフォーマンスを優先する」をチェックし、「OK」ボタンをクリックします。

パフォーマンスオプション

すべての視覚効果をオフだと見た目がちょっと……という場合はアニメーション効果と透明効果だけオフで。

Windowsでは何か操作をするたびに「アニメーション」が実行されます。

例えば画面下のスタートボタンをクリックするとスタートメニューが下からスルスルと上に出てきます。

アニメーション効果をオフにすればクリック後、すぐにスタートメニューが表示されるようになります。

オフにしても「挙動」が変わるだけで見た目は変わりません。

透明効果とはスタートメニューやタスクバーなどが半透明に表示されることです。

それらの背景が透けてきれいに見えるのですが、処理負荷が大きいため無効にすると軽量化できます。

オフにしても半透明だった部分が不透明になるだけで見た目はそれほど変わりません。

これらをオフにするにはWindowsの設定画面を開き「アクセシビリティ」、「視覚効果」の順にクリックします。

個人用設定

「透明効果」と「アニメーション効果」をオフにします。

視覚効果

バックグラウンドアプリを制限

Windowsの設定画面で「アプリ」、「アプリと機能」をクリックします。

バックグラウンドアプリ

インストールされているアプリの一覧が表示されますので、使用する予定がないアプリのメニューに「アンインストール」があれば選択してアンインストールします。

アンインストール

使用する予定がないのに「アンインストール」メニューがないアプリ、または使用するがバックグラウンドで動く必要のないアプリに「詳細オプション」メニューがあれば選択します。

アプリの機能

「バックグラウンドアプリのアクセス許可」を「常にオフ」にします。

バックグラウンドアプリのアクセス許可

例えば、メールアプリやオンラインストレージアプリ(OneDriveDropbox)など、どうしても裏で動いて欲しいアプリ以外は「バックグラウンドアプリのアクセス許可」を「常にオフ」にします。

ウィジェット / チャットをオフ(不要なら)

ウィジェットとはタスクバーの左端の天気と気温をクリックすると表示されるニュースなど、チャットはタスクバー中央のビデオカメラのアイコンです。

ウィジェットとチャット

これらが不要であれば、タスクバー上で右クリックして「タスクバーの設定」メニューを選択し、「個人用設定 > タスクバー」画面で「ウィジェット」と「チャット」をオフにします。

ウィジェットとチャット

ストレージの一時ファイルを削除

設定 → システム → 記憶域 → 一時ファイル

OneDrive同期が重い場合は見直す

  • 同期対象フォルダを減らす
  • 一時停止
  • Dropboxへの移行

ブラウザを軽くする(拡張機能/タブ)

  • 拡張機能を整理
  • タブを減らす
  • スリープタブを使う

スリープタブとはしばらく使っていないタブをスリープ状態にする機能です。

Windowsが重くなる原因の1つにブラウザのタブの開きすぎがあります。

Edgeのスリープタブを設定するとしばらく使っていないタブのリソースが解放されます。

設定するにはEdgeの設定画面で「システムとパフォーマンス」をクリックし、「スリープタブでリソースを保存する」をONにします。

スリープタブ

タブがスリープ状態になるまでの時間を「非アクティブなタブを、指定された時間が経過した後、スリープ状態にします」で設定します。

できるだけ短めの時間に設定するとタブの開きすぎで重くなるのを避けられます。

コンパクトOSにする

PCのストレージがSSDでなくHDD(ハードディスクドライブ)であればWindowsを「コンパクトOS」に設定します。

コンパクトOSとはWindowsのシステムファイルを圧縮して小さくした状態です。

システムファイルが小さくなることでストレージからの読み込み時間が速くなりパフォーマンスが上がります。

ただし、ストレージがSSDの機種はコンパクトOSにしても、SSDがそもそも高速なためパフォーマンスは変わりません(圧縮展開のために逆に遅くなる可能性もあります)。

コンパクトOSを設定するにはWindowsの管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、以下のコマンドを入力します。

C:¥Windows¥system32>compact /CompactOS:always

このコマンドは数時間かかります。

ページングファイルを使わない

ページングファイルとはストレージ(SSDやHDD)をメモリとして使うためのファイルです。

ストレージをメモリとして使うことでPCに搭載されている物理メモリ量以上のメモリ量(仮想メモリ)を使えるようにします。

ただし、ストレージの速度はメモリよりはるかに遅いため、ページングファイルが使われるとWindowsは一気に重くなります。

そのため、ページングファイルを使わない設定にして重くなるのを避けようというわけです。

ただし、使えるメモリ量が減ってしまうためメモリ不足が発生する可能性が高くなります

実際にメモリが足りなくなるか否かは使うアプリと使い方によるため、一度試してみてメモリ不足になるようならページングファイルを使う設定に戻すといいと思います。

使わない設定にするには前述のすべての視覚効果をオフにするのと同様の操作で「システムのプロパティ」画面を表示し、「詳細設定」タブの「パフォーマンス」の「設定ボタン」をクリックします。

パフォーマンス

「パフォーマンスオプション」画面の「詳細設定」タブの「変更」ボタンをクリックします。

仮想メモリ

「仮想メモリ」画面の「すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理する」のチェックを外し、「ページングファイルなし」を選択、「設定」ボタン、「OK」ボタンの順にクリックします。

ページングファイルなし

これでWindowsを再起動するとページングファイルを使わなくなります。

体感が激変する「SSD化」おすすめ(Windows11軽量化で最重要)

HDD搭載PCは設定を頑張っても限界があるので、HDD→SSDに替えるだけで体感が別物になります。

SSDはどれを買えばいい?(失敗しない選び方)

まずPCが対応している規格を確認:

NVMe(M.2) 一番速い(対応PCならこれ)
SATA 2.5インチ 古いPCでも対応しやすい
外付けSSD 増設が不安な人向け(データ移行にも)

おすすめSSD

目的 おすすめ
最速にしたい NVMe SSD
古いPCでも安心 SATA SSD
工具なしで楽 外付けSSD
NVMe SSDを見てみる SATA SSDを見てみる 外付けSSDを見てみる

メモリ増設で軽量化(8GBは足りないことが多い)

メモリの目安

8GB ブラウザ+作業で不足しがち → 16GB推奨
16GB 多くの人は十分
32GB 動画編集 / 仮想環境 / 重い作業向け

おすすめメモリ

PCタイプ おすすめ ポイント
ノートPC ノート用SO-DIMM 規格/世代に注意
デスクトップ DIMM 16GB×2が無難

最終手段:買い替え判断ライン

  • HDDからSSDへの交換作業が不安
  • メモリ交換作業が不安
  • CPUが古い(第7世代以前など)
  • 常にCPUが100%近い
  • そもそも増設不可(ノートPCなど)
Windows11が快適なノートPCを見てみる ミニPC(省スペース)を見てみる

コメント

  1. lucky 101 より:

    この設定は本当に役立ちました!特にスタートアップの軽量化が効いて、起動が速くなりました。詳しい解説をありがとうございます。引き続き他の設定も試してみます!

  2. Goa Games より:

    とても役立つ情報でした!設定方法が具体的で分かりやすかったです。これを試して、Windowsの快適さを実感してみます。ありがとうございます!

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