
ChromebookをWindows化することはできるのでしょうか。
Windowsを使う3つの方法
ChromebookでWindowsを使う方法は3つあります。
- Parallels Desktop for Chromebook Enterprise
- CrossOver Chrome OS
- Chromeリモートデスクトップ
Parallels Desktop for Chromebook Enterprise | CrossOver Chrome OS | Chrome リモートデスクトップ | ||
---|---|---|---|---|
費用 | 有料 | 無料 | ||
利用制限 | Chromebook Enterpriseのみ (企業・教育機関のみ) | 無し | ||
システム 要件 | CPU | Intel Core i5 / i7 | Intel CPU | 無し |
RAM | 16GB | 2GB | ||
ストレージ | 128GB SSD | 550MB | ||
Windows PC | 不要 | 必要 | ||
実現方式 | Windows仮想環境 | Windows 互換レイヤ | 画面転送 | |
アプリ互換性 | ◯ | △ | ◯ |
Parallels Desktop for Chromebook Enterprise
Parallels Desktop for Chromebook EnterpriseとはChromebook Enterprise上でWindows OSを動かす仮想化ソフトです。
Chromebook Enterpriseとは企業や教育機関向けのChrome OSデバイスです。
そのため、Parallels Desktop for Chromebook Enterpriseを利用できるのは企業や教育機関となります。
Parallels Desktop for Chromebook EnterpriseはWindows OSを実行するための仮想環境を提供します。
通常、Chromebook Enterprise環境の管理者がインストールしたWindows環境が各Chomeデバイスにダウンロードされます。
高性能なChromebookが必要
Windows OSをインストールして実行できる高性能なChromebookが必要です。
以下のようなChromebookが推奨とされています。
どれもWindows PCが買えてしまう価格帯です。
Windows PCより安く購入できる(ものもある)、というのがChromebookのメリットの1つですが、Parallels Desktop for Chromebook Enterpriseを使うのであればそのメリットは得られません。
アプリ互換性は問題なし
本物のWindows OSの上でアプリを動かすのですから互換性は問題はありません。
フル機能のマイクロソフトOfficeも使えます。
CrossOver Chrome OS
CrossOver Chrome OSとはChromebookでWindowsアプリに互換レイヤを提供するソフトです。
CrossOver Chrome OSシステム要件もそれほど高くはなく、Intel CPU搭載のChromebookであれば以下のような性能のもので使えます。
Intel CPU搭載のChromebookには以下のようなものがあります。
アプリの互換性は要確認
本物のWindows OSを使わずCrossOverがWindowsの互換レイヤを提供する、という仕組みのため、すべてのWindowsアプリが動作するわけではありません。
CrossOvereで動作するWindowsアプリはこちらで確認できます。
例えばマイクロソフトOfficeは2013であれば動作するとなっています。
Chromeリモートデスクトップ
ChromeリモートデスクトップとはChromeブラウザからネットワーク上のWindows PC、Mac、Linuxに接続し、操作するためのソフトです。
つまり、Chromebook上でWindowsを動かすわけではなく、Windows PCを遠隔操作するわけです。
ChromebookにはWindows PCの画面が動画配信のように転送されてくるだけのため、低性能のChromebookでも問題なく使えます。 Chrome リモート デスクトップ
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