
Chromebookはどの程度の価格でどれを購入すればいいでしょうか。
どの価格帯でも大きなハズレはない
Chromebookとは比べ物にならないほど多くの機種が売られているのがWindows PCです。
しかし、現行機種であってもほとんど使い物にならないWindows PCも売られています。
- ストレージがHDD
- ストレージが32GB以下
- メモリが4GB以下
- CPUがATOM
コストを下げるために上記のような部品が使われている安いWindows PCがあります。
しかし、例えばメモリ4GBではWindowsだとすぐにメモリ不足になってしまいます。
そのため、初心者が安価なWindows PCを購入すると失敗することが多いです。
それに対してChromebookなら現行機種であれば安価な機種でも使い物にならないということはありません。
理由はChromebookに搭載されている「Chrome OS」がWindowsに比べて軽く、価格が安い機種でもサクサク動くからです。

自動更新ポリシーだけは注意
自動更新とはChrome OSのアップデートを受けられる期間です。
期間はChromebookの機種によって発売から5年〜8年と異なります。
「自動」という名前から手動ならアップデートできるのでは?と考える人もいるかもしれませんが、Chrome OSを手動でアップデートする手段は存在しません。
そのため、ハズレのないChromebook選びでも「自動更新ポリシー」だけは注意が必要です。
自動更新期間が過ぎている機種(それは現行機種ではありませせんが……)は論外として、期間が長い機種を選べば長く使うことができます。
4万円以下の14インチ

14a | ||
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自動更新ポリシー | 2026年6月 | |
画面 | サイズ | 14インチ |
解像度 | 1,920 x 1,080 | |
タッチパネル | ○ | |
CPU | 種別 | Celeron N4500 |
速度 | 1.1GHz – 2.8GHz | |
メモリ | 4GB | |
ストレージ | 64GB eMMC | |
重量 | 1.33kg |
据え置きで使う人にとって高コストパフォーマンスなのがこのタイプです。
デタッチャブル(キーボードが分離する)でもコンバーチブル(ディスプレイが360度回転する)でもないのでタブレットとしては使えませんが、そもそも大きく重すぎてタブレットとして使うのは無理でしょう。
ただ、Androidアプリを使うならタッチパネルは対応していたほうが便利です。
大きな画面で高解像なので文字も読みやすいです。
Celeronはエントリークラスの性能ですが、Chrome OSが軽いためかストレスは感じません。
富士通FMV Chromebook

国内メーカーでは富士通とNECがChromebookをリリースしています。
NECのChromebookは教育機関向けのため、一般消費者が入手しやすいのは富士通の「FMV Chromebook」です。
FMV Chromebook | |||||
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WM1/F3 | 14F | ||||
FCBWF3M111 | FCBWF3M11T | FCBWF3M13T | |||
自動更新ポリシー | 2029年6月 | ||||
画面 | サイズ | 14インチ | |||
解像度 | 1,920 x 1,200 | ||||
タッチパネル | ✕ | ◯ | |||
CPU | 種別 | Celeron 6305 | Core i3-1115G4 | ||
速度 | 1.8GHz | 最大4.1GHz | |||
メモリ | 4GB | 8GB | |||
ストレージ | 64GB eMMC | 128GB SSD |
国内メーカーで最も打ちやすい日本語キーボードはこのFMV Chromebookではないでしょうか。
Chromebookタブレット

キーボード部分が分離し、本体だけでタブレットとして使えるChromebookです。
キーボード接続時もキックスタンドで本体を支えるため、モバイルでよくやる膝上での使用は難しいです。
タブレットとして使いやすい軽量なものだと画面は10インチ強と小さいですが、解像度が高いため文字は読みやすいです。
11.6インチ

C223NA-GJ0018 | Chromebook CX1 CX1100CNA -GJ0040 | ||
---|---|---|---|
自動更新 ポリシー | 2024年6月 | ||
画面 | サイズ | 11.6インチ | |
解像度 | 1,366 x 768 | ||
タッチパネル | × | ||
CPU | 種別 | Celeron N3350 | |
速度 | 1.1GHz | ||
メモリ | 4GB | ||
ストレージ | 32GB eMMC | ||
重量 | 999g | 1.2kg |
小型軽量でモバイルに向いたタイプです。
デタッチャブル型のほうが小さく軽いのですが、前述の通り膝上では使いづらいため、出先でのテキスト入力マシンとしてはこちらのほうがおすすめです。
ただ、デタッチャブル型より解像度が低いため、文字は見やすくありません。
高価なハイスペック
Chromebook Flip C436FA | ||
---|---|---|
自動更新ポリシー | ||
画面 | サイズ | 14インチ |
解像度 | 1,920 x 1,080 | |
タッチパネル 360度回転 | ◯ | |
CPU | Core i3-10110U | |
メモリ | 8GB | |
ストレージ | 128GB SSD | |
重量 | 1.15Kg |
前述の通り、Chrome OSは軽いためにブラウザだけを使う分にはそれほどのハイスペックを必要としません。
Chrome OSはできることに制約があるため、ハイスペックを求めるならWindowsやMacでいいのでは……という疑問を持つ人もいるかもしれません。
しかし、ChromebookでChrome OS以外を使う場合はハイスペックが必要とされます。
Android / Linux
ChromebookではAndroidとLinuxを使えます。
AndroidアプリやLinuxの動画編集アプリにはハイスペックを要求するものがあります。
Parallels Desktop for Chrome OS
Parallels Desktop for Chrome OSはChromebookにWindowsをインストールするための仮想化ソフトです。
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