Windows Server上のVisual Studio環境を共有する

Visual Studioは安いソフトウエアではありません(開発ソフトとしては安いという考え方もありますが)。

しかも開発チームでVisual Studioを使うメンバは少人数からスタートし、徐々に増えて実装終了時あたりで最大人数となり、テスト終了に向けて徐々に減っていきます。

ピーク時の人数分、Visual Studioのライセンスを購入して、開発メンバの増減、入れ替わりに合わせてライセンス管理していくのは相当な負担です。

さらにVisual Studioにはインストールに大変な時間がかかるという問題があります。

それらに対する解決策としてWindows Server 2016のHyper-VのゲストOSにVisual Studioをインストールし、リモートデスクトップ経由で使う方法があります。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

リモートデスクトップとは?

Windowsのリモートデスク(Remote Desktop)とはクライアントコンピューター(Windowsでなくてもよい)からネットワークで接続されたWindows OSを操作するための技術です。

クライアントからリモートデスクトップサーバーであるWindows OSにはキーボートとマウス入力が転送され、リモートデスクトップサーバーからクライアントへは描画命令が転送されることで、ネットワークの先にあるWindows OSがまるで手元のクライアントコンピューターで動いているように使うことができます。

クライアントはWindowsでなくてもよい

Windowsの全てのエディションにリモートデスクトップクライアントが標準搭載されています。

さらにマイクロソフトはMac、iOS、Android向けのリモートデスクトップクライアントを無料で提供しています。

クライアントはキーボードとマウス入力をサーバーて転送し、サーバーから送られてくる描画命令を実行するだけのため、非力なマシンでも問題なく実行できます。

また、リモートデスクトップの通信プロトコルは公開されているため、Linux向け等のフリーのリモートデスクトップクライアントも存在します。

Microsoft Remote Desktop
Microsoft Remote Desktop
Microsoft
Google Play で手に入れよう

Windows Server上のVisual Studioを共有するメリット

  • PC費用とVisual Studio費用と管理が不要
  • 開発PCの設置スペースが不要
  • クライアントマシンは何でもよい
  • 複数人でVisual Studio環境を共有できる
  • インストール工数が不要
  • 24時間稼働させられる

高スペックPCとVisual Studioライセンスの管理が楽

Windowsアプリの開発には開発に使える高スペックなPCとVisual Studioのライセンスが必要です。

前述のとおり、開発メンバの増減と入れ替わりがあるため、それらの管理は手間がかかります。

しかしWindows Server上のVisual Studioを共有するのであればサーバーだけ管理すればいいため、圧倒的に楽になります。

必要な開発メンバが増減してもWindows Server上の仮想マシンの数を増減させるだけです。

また、仮想マシンにマイクロソフトOfficeをインストールすることでVisual Studio ProfessionalをWindows Serverにプリインストールし、月額費用に含めることができます。

クライアントマシンは何でもよい

クライアントマシンはリモートデスクトップクライアントが実行できれば、開発PCに要求されるマシンパワーは不要です。

Windowsである必要すらなくMacでもLinuxでも可能です。

複数人でVisual Studio環境を共有できる

よく「共有の席にある共有のPC」なんてものを見かけますが、Windows Server上のVisual Studio環境なら複数人が自席から共有できます。

インストール工数が不要

Visual Studioは長いインストール時間がかかります。

また、開発環境は開発の影響で不安定になり再インストール工数がかかってしまうこともよくありますが、仮想環境であればワンタッチで初期状態に戻すことができます。

24時間稼働させられる

退社の際には必ずPCをシャットダウンして、、、というのはよくあります。

  • 時間のかかるExcelのマクロが終わらないのに終電の時間になって。。。
  • せっかくバグが再現できてブレークポイントで止まったのに終電の時間になって、、、しかし翌日起動したらバグが再現できない。。。

よくある悲惨な話ですね。

もちろん、Windows Serverを退社時にシャットダウンする運用などありえません。

安定して動作できるWidows Serverは年末年始もお盆休みもシャットダウンは不要です。

逆に時間のかかるビルドなどを退社前に実行させて、次に出社すると終わっている、という使い方もできます。

インターネット上のWindows Serverをレンタルする

こうした便利なWindows Serverですが、自社でサーバーを運用するとサーバー管理の手間で本末転倒になりかねません。

そこでおすすすめなのがConoHa for Windows Serverです。

ConoHa for Windows Serverとはインターネット上のWindows Server 2019を貸し出すサービスです。

インターネット上のWindows Serverにリモート接続してWindows環境を使うわけです。 ConoHa for Windows Sererの詳細

コメント

  1. ms より:

    この使い方はライセンス違反にならないのでしょうか?