iPhoneやiPadにBluetoothキーボードなどの外部キーボードを接続すると、コピー、ペースト、検索、日本語入力の切り替えなどをキーボードだけで操作できます。
特によく使うのは、Command+Cのコピー、Command+Vのペースト、Control+Spaceの入力切り替えです。
iPadではCommand+Tabによるアプリ切り替えも使えます。iPhoneでも「フルキーボードアクセス」を有効にすれば、Tabキーなどを使って画面をキーボードだけで操作できます。
これからiPhone・iPad用のキーボードを用意する場合は、iPad・iPhoneで使いやすい日本語配列キーボードの選び方も参考にしてください。
iPhone・iPadのキーボードショートカット一覧
まず、iPhone・iPadでよく使うキーボードショートカットを一覧にします。
| ショートカット | |
|---|---|
| コピー | Command+C |
| ペースト | Command+V |
| カット | Command+X |
| すべて選択 | Command+A |
| 取り消す | Command+Z |
| やり直す | Shift+Command+Z |
| 検索 | Command+Space |
| 日本語・英語入力切替 | Control+Space |
| 次の項目へ移動 | Tab |
| 前の項目へ移動 | Shift+Tab |
iPadでよく使うショートカットキー一覧
iPadでは外部キーボードを接続すると、文字入力だけでなくアプリの切り替えやスクリーンショットなどもキーボードから操作できます。
| ショートカット | |
|---|---|
| アプリを切り替える | Command+Tab |
| 検索を開く | Command+Space |
| スクリーンショット | Shift+Command+3 |
| 日本語・英語入力を切り替える | Control+Space |
| コピー | Command+C |
| ペースト | Command+V |
特に便利なのがCommand+Tabです。Macと同じような感覚で、起動しているアプリを切り替えられます。
iPadでスクリーンショットを撮る方法については、iPadでキーボードからスクリーンショットを撮る方法でも詳しく解説しています。
iPhoneで使えるキーボードショートカット
iPhoneでもBluetoothキーボードやMagic Keyboardなどの外部キーボードを接続すれば、キーボードショートカットを使用できます。
コピーやペースト、検索などの基本操作はiPadとほぼ同じです。
| ショートカット | |
|---|---|
| コピー | Command+C |
| ペースト | Command+V |
| すべて選択 | Command+A |
| 検索 | Command+Space |
| 日本語・英語入力切替 | Control+Space |
iPhoneではiPadと同じ操作がすべて使えるわけではありません。例えば、AppleはCommand+Tabによるアプリ切り替えをiPadの操作として案内しています。
一方、iPhoneでは後述する「フルキーボードアクセス」を使うことで、外部キーボードからアプリスイッチャーなどを操作できます。
iPhoneのTabキーは何に使う?
iPhoneに外部キーボードを接続しただけでは、Tabキーですべてのボタンや項目を自由に移動できるわけではありません。
画面上の項目をTabキーで操作したい場合は、「フルキーボードアクセス」を有効にします。
有効にすると、代表的には次のような操作ができます。
| キー | |
|---|---|
| 次の項目へ移動 | Tab |
| 前の項目へ移動 | Shift+Tab |
| 選択した項目を実行 | Space |
| コマンド一覧 | Tab+H |
そのため、「iPhoneでTabキーが効かない」という場合は、キーボードの故障ではなくフルキーボードアクセスが無効になっている可能性があります。
iPhone・iPadで外部キーボードを設定する方法
Bluetoothキーボードの場合は、まずiPhoneまたはiPadとペアリングします。
- STEP1キーボードをペアリングモードにするBluetoothキーボードの電源を入れ、ペアリングモードにします。
- STEP2Bluetooth設定を開くiPhoneまたはiPadで「設定」→「Bluetooth」を開きます。
- STEP3キーボードを選ぶ「その他のデバイス」などに表示されたキーボード名をタップします。
- STEP4文字入力を確認するメモなどを開き、外部キーボードから文字を入力できることを確認します。
iPhone・iPad向けの外付けキーボードをこれから購入する場合は、Bluetooth対応だけでなく、JIS配列、US配列、iPadOS・iOS対応なども確認しておくと使いやすくなります。
Command・Control・Optionなどの修飾キー
iPhone・iPadのショートカットでは、Macと同じようにCommand、Control、Option、Shiftなどの修飾キーを使用します。
| 役割 | |
|---|---|
| Command | コピー、ペースト、検索など、多くのショートカットで使用 |
| Control | 入力切替などで使用 |
| Option | アプリ固有のショートカットなどで使用 |
| Shift | 逆方向への移動やショートカットの追加操作などで使用 |
| Fn | フルキーボードアクセスなどで使用 |
Windows用キーボードを接続した場合は、キーの印字とiPhone・iPadでの役割が異なることがあります。
例えば、WindowsキーがCommandとして動作するキーボードがあります。
修飾キーの割り当てを変更する
外部キーボードを接続した状態で、「設定」→「一般」→「キーボード」→「ハードウェアキーボード」→「修飾キー」を開くと、修飾キーの割り当てを変更できます。
例えば、使っていないCaps LockをCommandに変更するといった設定ができます。
日本語入力と英語入力を切り替える方法
外部キーボードで日本語入力と英語入力を切り替える基本操作は、Control+Spaceです。
Controlキーを押した状態でSpaceを押すと、iPhone・iPadに登録している入力方法を順番に切り替えられます。
Caps Lockで日本語と英語を切り替える
使用しているキーボードや設定によっては、Caps Lockキーを使った入力切り替えも利用できます。
設定は外部キーボードを接続した状態で、「設定」→「一般」→「キーボード」→「ハードウェアキーボード」を確認してください。
入力切り替えがうまくいかない場合や、半角数字・半角英数字を入力したい場合は、iPhone・iPadで半角数字を入力する方法も参考にしてください。
Safari・Chromeで使えるキーボードショートカット
SafariやChromeなどのブラウザでも、外部キーボードを使うと操作が速くなります。
| ショートカット | |
|---|---|
| ページ内検索 | Command+F |
| 戻る | Command+[ |
| 進む | Command+] |
| 下へスクロール | Space |
| 上へスクロール | Shift+Space |
利用できるショートカットはブラウザやOSのバージョンによって異なる場合があります。
フルキーボードアクセスでiPhone・iPadをキーボードだけで操作する
フルキーボードアクセスを有効にすると、画面をタップしなくても外部キーボードからiPhone・iPadを操作できます。
「設定」→「アクセシビリティ」→「キーボードと入力」→「フルキーボードアクセス」を開き、フルキーボードアクセスをONにします。
フルキーボードアクセスでは、次のような操作ができます。
| ショートカット | |
|---|---|
| コマンドを表示 | Tab+H |
| 次の項目 | Tab |
| 前の項目 | Shift+Tab |
| 項目を実行 | Space |
| ホーム画面 | Fn+H |
| アプリスイッチャー | Fn+↑ |
| コントロールセンター | Fn+C |
| 通知センター | Fn+N |
フルキーボードアクセスのショートカットは、「コマンド」画面から変更できます。
iPadでWindowsのようにキーボード操作したい場合
外部キーボードとマウスを接続すると、iPadをノートパソコンに近いスタイルで利用できます。
ただし、Windows用アプリが必要な作業までiPadOSだけで置き換えられるわけではありません。
WindowsそのものをiPadから利用したい場合は、iPadからWindows環境を利用する方法も参考にしてください。
キーボードショートカットが使えないときの確認ポイント
iPhone・iPadでキーボードショートカットが動かない場合は、次の項目を順番に確認してください。
- Bluetoothキーボードが接続済みになっているか
- キーボードが別のPCやスマートフォンに接続されていないか
- 使用しているアプリがそのショートカットに対応しているか
- CommandキーとWindowsキーなどの割り当てが想定どおりか
- ハードウェアキーボードの配列設定が合っているか
- フルキーボードアクセスが必要な操作では機能がONになっているか
キーボードの記号が印字どおりに入力できない
JIS配列のキーボードなのにUS配列として認識されるなど、ハードウェアキーボードの配列設定が合っていないと、@や:などの記号が印字と違う位置から入力されることがあります。
「設定」→「一般」→「キーボード」→「ハードウェアキーボード」を開き、使用する言語のキーボード配列を確認してください。
US配列キーボードの記号位置については、USキーボードで@、イコール、円マークなどを入力する位置でも一覧にしています。
よくある質問
使えます。Bluetoothキーボードなどをペアリングすれば、文字入力だけでなくコピー、ペースト、検索などのキーボードショートカットも利用できます。
対応しているアプリでは、外部キーボードのCommandキーを押したままにすると、その場面で使用できるショートカットを確認できます。
使えます。文字入力欄などで動作するほか、フルキーボードアクセスをONにすると、Tabで画面上の項目を順番に移動できます。
Command+Tabを押します。起動しているアプリをキーボードから切り替えられます。
基本はControl+Spaceです。登録されている日本語、英語、絵文字などの入力方法を切り替えられます。
多くのBluetoothキーボードは利用できます。ただし、WindowsキーがCommandとして動作するなど、キーの印字と実際の役割が異なる場合があります。これから購入する場合はiPadOS・iOS対応を確認すると使いやすくなります。
まとめ
iPhone・iPadに外部キーボードを接続すると、文字入力だけでなくショートカットを使って多くの操作を高速化できます。
- Command+Cでコピー
- Command+Vでペースト
- Command+Spaceで検索
- Control+Spaceで日本語・英語入力を切り替え
- iPadではCommand+Tabでアプリを切り替え
- フルキーボードアクセスをONにするとTabなどでiPhone・iPad全体を操作
ショートカットを頻繁に使うなら、キー配列とiPadOS・iOSへの対応を確認して外部キーボードを選ぶと操作しやすくなります。
