家計簿アプリとエクセル

Excel 家計簿テンプレート
 

エクセル家計簿

独身時代、家計簿という程のものではなかったのですが、お金の管理はエクセルでしていました。

結婚してからは嫁が節約の第一歩として文房具屋で売っている家計簿用ノートに家計簿をつけていました。

そして電卓を叩いて各項目や月毎の合計を計算していたわけです。

しかし、面倒な上に記入漏れや計算ミスは当たり前で、間違った家計簿を基に家計を見直して当然失敗と散々だったため、エクセルで家計簿をつけるようになりました。

マネーフォワードやZaimといった家計簿アプリが登場するとエクセル家計簿と並行して使ってきました。

最終的にはエクセル家計簿を辞め、家計簿アプリを使っています。

エクセルで家計簿をイチから作る必要はない

エクセルで家計簿と聞くとパソコンに詳しくないとできないと思う感じる人がいるかもしれませんが、実際は誰でも簡単にできます。

エクセルには「テンプレート」と呼ばれるシートの雛形が多数付属します。

家計簿のテンプレートだけでもこれだけありますので、自分の家計にあったテンプレートでとりあえずはじめ、徐々にカスタマイズしていけばいいだけです。

Excel 家計簿テンプレート

スマホでも使える

エクセルはパソコン版の他にスマホ(iOS/Android)版が存在し、App StoreやGoogle Playからインストールできます。

しかも無料で使うことができます(画面サイズ10.1インチ以上のタブレットの場合、無料では表示のみで編集ができません)。

そして、エクセルの家計簿ファイルをOneDrive(マイクロソフトが提供するオンラインストレージサービス)に保存することで、パソコンとスマホでエクセルのデータを共有できます。

インターネット家計簿サービスのスマホで入力した家計簿データをパソコンで見たり編集したりできるわけです。

エクセル家計簿のメリット

いろいろなインターネット家計簿サービスや家計簿アプリがある中、なぜエクセル家計簿なのでしょうか。

それは以下のようなメリットがあるからです。

  • 家計簿データを長期保存できる
  • 自分にあった家計分析ができる
  • エクセルは家計簿以外でも使う

家計簿データを長期保存できる

パソコンやスマホの家計簿アプリ(インターネット対応でないもの)に入力した家計簿データはパソコンやスマホが壊れれば消えてなくなってしまいます。

また、家計簿アプリに入力した家計簿データは無料利用ではCSV(いろいろなソフトやサービスがサポートしている汎用のファイル形式)などで取り出すことができません。

別のアプリに乗り換えようと思っても、今まで入力した家計簿データを新しいアプリに移すことがなかなかできないのです。

それに対し、エクセルは標準ではファイルを前述のOneDriveに保存するため、たとえパソコンやスマホが壊れてもOneDriveの家計簿ファイルがなくなることはありません。

さらにエクセルは数年おきにバージョンアップを繰り返していますが、過去のバージョンのファイルは問題なく読み込める上、CSVで家計簿データを取り出すこともできます。

そのため、エクセルで家計簿をつけているなら20年前からの家計簿データがすべてある、なんて人はザラにいます。

汎用表計算ソフトであるエクセルにはこのように家計簿データを長期間保存できるという圧倒的なメリットがあります。

自分にあった家計分析ができる

家計簿は家計を分析するためにつけるものです。

そんなの当たり前じゃないかと思われるかもしれません。

しかし、どうしても「月の集計を終えた」ことで満足してしまいがちです。

いろいろな角度から家計を分析しないと家計の問題点は見えてきません。

例外的な出費が多かった月はとりあえず無視、ではダメだということです。

数ヶ月おきに例外的な出費をしていたらもう例外ではないのですから。

表計算ソフトであるエクセルであれば月単位、年単位の単純な集計だけでなく、さまざまな視点から家計を分析することができます。

エクセルは家計簿以外でも使う

家計簿アプリは当然、家計簿しかできません。

しかし、家計簿以外でもお金の計算をしようと思うと結局エクセルが必要です。

例えば、医療費控除を受けるために医療機関毎に医療費を集計する必要がありますが、ほとんどの家計簿アプリには医療費控除の集計機能はありません。

そして、国税庁がそのまま確定申告に使える医療費集計フォームを提供しているのですが、それがエクセル形式なのです。

なぜ日本のお役所が外国企業のソフトであるエクセルでフォームを提供するのか理解に苦しみますが、このような例がたくさんあるため結局エクセルは必要、となるわけです。

家計簿アプリの無料利用

iPhone / iPad / Androidの家計簿アプリ(PCのブラウザからも使えるアプリもあります)にクレジットカードや銀行口座を登録しておくと、カードの利用明細や口座の履歴を自動的に取り込んでくれます。

つまり、現金以外の支出はそもそも入力する必要がありません。

販売機のジュースも最近流行のnanacoやwaon対応の販売機なら入力する必要はありません。

nanacoやwaonの利用履歴も取り込めるからです。

しかも、個々の利用明細や口座履歴に対し、費目(食費やローン返済等)まで自動で割り振り、自動で家計簿を作ってくれます。

これがエクセル家計簿にない家計簿アプリならではの大きなメリットです。

ただ、無料で使える家計簿アプリは有料版に比べて機能が制限されています。

おかねのコンパス マネーフォワードME Zaim Moneytree
データ保存期間 無制限 1年 1年
(現在は無制限)
無制限
口座連携数 無制限 4 無制限 50
現金支出管理
PC版
CSV出力 手入力データのみ
CSV入力

おかねのコンパス

以下のデメリットを許容できるなら無料で使えるすべての機能が使える「おかねのコンパス」がおすすめです。

  • 現金支出を管理(手入力)できない。
  • CSVがサポートされないため、エクセルとの連携ができない。

マネーフォワードME

マネーフォワードME(無料版)では過去1年分のデータしか保存されません。

1年以上の家計簿を保存するなら利用料が必要です。

無料でもCSV入力はできるのでエクセル家計簿のデータを取り込めますが、あまり意味はないかと。

直近1年の家計がわかればいいならおすすめです。

Zaim

Zaim(無料版)のデータ保存期間は現在、無制限となっています。

現在、というのは無料での保存期間を1年に制限する可能性あり、とされているためです。

エクセル家計簿のデータをCSVで取り込むことも無料できます。

しかし、無料ではCSV出力できるのは手入力したデータのみで、銀行やクレジットカート会社から取り込んだデータは出力できません。

Moneytree

Moneytreeは無料でもデータ保存期間は無制限です。

しかし、CSV入力ができないため、エクセル家計簿のデータをMoneytreeに取り込むことはできません。

さらに無料ではCSV出力もできないのでMoneytreeに入力した家計簿データを取り出すこともできません。

家計簿アプリの有料利用

以下の家計簿アプリは課金すればデータ保存期間無制限、口座連携数無制限、PC版も使えます。

マネーフォワードME Zaim Moneytree
利用料金 App Store決済 480円/月 480円/月 500円/月(Word)
Google Play決済 500円/月 480円/月 500円/月(Word)
クレジットカード決済 500円/月 440円/月
CSV 出力
入力

Moneytreeは有料でもCSV入力ができないため、エクセル家計簿からの移行はできません。

あとは節約のための家計簿に課金するか否かです……

コメント

当サイトは、マイクロソフトアフィリエイトプログラムを利用して収入を得ています。

タイトルとURLをコピーしました