AppleシリコンのMac mini M4、M2、M1ではBoot Campを使えません。Windowsを使う方法は、Mac内でWindows 11 Armを動かすParallels Desktopか、クラウド上のWindows Serverへ接続するWindows VPSが中心になります。
MacのメモリやSSDを使わず、24時間稼働、開発、検証をクラウドへ分離するならXServer VPS for Windows Server。
どちらが上というより、Windowsを「Macの中で使いたいか」「Macとは別のクラウド環境として使いたいか」で決めると分かりやすいです。
Mac mini M4でWindowsを使う方法は3つ
| Parallels Desktop | XServer VPS for Windows Server | 仮想デスクトップサービス『XServer クラウドPC』 | |
|---|---|---|---|
| Windowsの場所 | Mac内 | クラウド | クラウド |
| OS | Windows 11 Arm | Windows Server 2025/2022 | 仮想デスクトップ向けWindows環境 |
| Macのメモリ・SSD | 使用する | ほぼ使わない | ほぼ使わない |
| オフライン | 使いやすい | 不可 | 不可 |
| 24時間稼働 | Macに依存 | 向く | 向く |
| 開発・検証 | Windows 11用途 | Windows Server用途 | 軽い作業 |
普段使いならParallels Desktopが分かりやすい
Parallels Desktopは、macOSを終了せずにWindows 11 Armを起動できます。WindowsアプリとMacアプリを同じデスクトップ上で使いたい場合に便利です。
- Windows版OfficeをMacと並べて使う
- MacアプリとWindowsアプリをコピー&ペーストする
- ネット接続がない場所でもWindowsを使う
- USB機器をWindowsへ接続する
ただし、Parallels DesktopはMacのメモリとSSDをWindows VMに割り当てます。Visual Studio、複数ブラウザ、Docker、Officeなどを同時に動かす場合はMac側にも余裕が必要です。
Visual StudioをMacで使う場合は、MacでVisual Studioを使う環境の選び方も確認してください。
24時間稼働や開発・検証ならXServer VPS for Windows Server
Mac mini本体とは完全に別のWindows環境を持ちたい場合は、XServer VPS for Windows Serverが候補です。Macからリモートデスクトップで接続し、実際のWindows処理はクラウド側で行います。
- Mac miniのSSD容量をWindowsで消費したくない
- Mac miniをシャットダウンしてもWindows環境を動かしたい
- 外出先のMacBookやiPadから同じ環境へ入りたい
- 古い開発環境を普段使いMacから分離したい
- Windows Serverで検証したい
- Hyper-Vやサーバー機能を使いたい
Parallelsが向かないケース
次の条件では、Parallels DesktopよりクラウドWindowsの方が合理的なことがあります。
- Mac miniのメモリが少なく、Windows VMを常時動かしたくない
- SSDの空き容量が少ない
- Mac miniの電源を切ってもWindowsを動かしたい
- 複数の端末から同じWindows環境へ入りたい
- Windows Serverが必要
- 検証環境をMac本体から完全に分離したい
XServerクラウドPCとの違い
「Windows Serverまでは必要ないが、自宅にWindows PCを用意せずMacからWindowsを使いたい」という場合は、XServerクラウドPCも候補です。
| XServer VPS for Windows Server | XServerクラウドPC | |
|---|---|---|
| 向く用途 | 開発 検証 Windows Server 常時稼働 | 一般的なWindows作業 仮想デスクトップ |
| サーバー知識 | あると使いやすい | 比較的分かりやすい |
| RDS | SALの要否を確認 | 仮想デスクトップ向け |
古いVisual Studioを使う場合はクラウドへ分離する価値がある
Visual Studio 2013や2008などの古い開発環境は、Language Pack、SDK、.NET Framework、SQL Serverなどの依存関係が複雑です。普段使いのWindows環境へ直接入れると、後でアンインストールや再構築が必要になることがあります。
Mac mini上のParallels VMに分離する方法もありますが、MacのメモリやSSDを使います。クラウド側へ完全に分けたい場合はXServer VPS for Windows Serverが候補です。
Mac mini M4にParallels Desktopを入れる手順
- STEP1Parallels Desktopを入手するParallels Desktopの無料体験を使い、Mac miniで動作を確認します。
- STEP2Macへインストールするインストーラーを開き、画面の案内に沿って設定します。
- STEP3Windows 11 Armを入手するインストールアシスタントからWindows 11 Armを用意します。
- STEP4Windowsを初期設定する言語、地域、Microsoftアカウントなどを設定します。
- STEP5使いたいアプリを検証する購入前に業務ソフト、Visual Studio、USB機器、プリンターなどを確認します。
XServer VPSを使う手順
- STEP1VPSを申し込むWindows Serverのプランと契約期間を選びます。
- STEP2用途に合うOSイメージを選ぶサーバー管理、Remote Desktop、Office付きのどれを使うか決めます。
- STEP3必要なSALを追加する通常の作業用RDPならRDS SAL、Officeも使うならOffice SALを追加します。
- STEP4Macから接続するMacのリモートデスクトップクライアントから接続します。
- STEP5開発・検証環境を構築する必要なソフトをWindows Serverへ入れ、Macとは別環境として使います。
よくある質問
使えません。AppleシリコンMacではBoot CampによるWindowsのネイティブ起動に対応していません。
用途と回線で変わります。ParallelsはMac内で動くためネット遅延がありません。XServer VPSはクラウド側の性能を使えますが、操作感は通信回線の影響を受けます。
XServer VPS for Windows ServerはWindows Serverです。Windows 11が必須ならParallels DesktopやWindows 11 PCを検討してください。
クラウドWindowsが向きます。Parallels DesktopではWindows VMやアプリがMacのSSDを使用します。
まとめ。Mac内かクラウドかで選ぶ
- MacとWindows 11を同時に使うならParallels Desktop
- MacのSSDやメモリを使わずWindows Serverを持つならXServer VPS
- 開発・検証・24時間稼働ならXServer VPS
- 簡単な仮想デスクトップだけならXServerクラウドPC
Parallelsを選ぶ前に「Windows 11が必要なのか」、XServer VPSを選ぶ前に「Windows Serverで問題ないのか」を確認すると失敗しにくくなります。