
Microsoftアカウントとは
Microsoftアカウント(マイクロソフトアカウント)とはマイクロソフトのサービスを利用するための個人向けアカウントです。
無料で作成でき、以下のような機能がありまます。
- Windowsアカウントとしての利用
- Windowsの個人用設定の保存
- Windowsライセンスの管理
- メールアドレス(既存メールアドレスでのアカウント作成も可能)
- OneDriveの利用
- オフィスオンラインの利用
- 個人向けマイクロソフト製品のライセンス管理
- iOS/Androidデバイス管理
- Surface関連製品の管理
- Xbox関連製品の管理
個人向けマイクロソフト製品にはゲームも含まれます。
Xbox Cloud Gamingやマイクラ(Minecraft)なども個人向けマイクロソフト製品なのでMicrosoftアカウントでライセンス管理され、サインインもMicrosoftアカウントで行います。
職場または学校アカウントとの違い
Microsoftのサービスを利用するアカウントとしてMicrosoftアカウントの他に「職場または学校アカウント」(Azure ADアカウント)があります。
どちらもWindowsへのログイン(サインイン)には使えますが、OneDrive、Teams、マイクロソフトOfficeにはMicrosoftアカウントでログインする個人用製品と職場または学校アカウントでログインする法人向け製品があります。
Microsoftアカウント | 職場または学校アカウント | |
---|---|---|
アカウント発行者 | マイクロソフト | 職場/学校のシステム管理者 |
アカウント有効期限 | 2年以上ログイン しなくなるまで | 職場/学校に在籍中 |
OneDrive | OneDrive(個人用) | OneDrive for Business |
Teams | 個人用 | 組織用 |
マイクロソフト Office | Office 2021 Office Academic 2021 Microsoft 365 Family Microsoft 365 Personal | Microsoft 365 Business Office 365 Office 365 Education |
この2つのアカウントは別物であり、Microsoftアカウントから職場または学校アカウントへの移行、逆に職場または学校アカウントからMicrosoftアカウントへの移行もできません。
アカウント作成
Microsoftアカウント作成には2通りの方法があります。
- 既存のメールアドレスをMicrosoftアカウントとする
- 新しいメールアドレス(@outlook.jp、@outlook.com、@hotmail.com)を取得してMicrosoftアカウントとする
どちらも場合もアカウントの作成を開きます。
既存のメールアドレスを使う場合はメールアドレスを入力して「次へ」をクリック、新しいメールアドレスの場合は「新しいメールアドレスを取得」をクリックします。

新しいメールアドレスではドメイン(@outlook.jp、@outlook.com、@hotmail.com)を選択して、希望するアドレス(@の左側の文字)を入力して「次へ」をクリックします。

パスワード(8文字以上で大文字、小文字、数字、記号のうち2種類以上を含む必要があります)を入力して「次へ」をクリックします。

自分の姓と名を入力して「次へ」をクリックします。

生年月日は子共用アカウントでなくてもアカウントにアクセスできなくなった場合の回復に使う場合があるため入力しておいたほうが安全です。

メールに届くセキュリティコードを入力して「次へ」をクリックします。

複数アカウント
Microsoftアカウントを複数作成することは一応、可能です。
WindowsへのサインインとマイクロソフトOfficeなどへのサインインに異なるMicrosoftアカウントを使うことも可能です。
ただ、以下の理由により、複数のMicrosoftアカウントを持つのはおすすめできません(1つのMicrosoftアカウントと1つまたは複数の職場または学校アカウントを併用するのは問題ありませんが)。
ライセンスとの紐付けを変更できない
前述のようにMicrosoftアカウントには個人向けマイクロソフト製品のライセンスが紐付いています。
複数のライセンスがあると例えばアカウントAでマイクロソフトOfficeを購入、アカウントBでマイクラを購入するとAにはOfficeのライセンス、Bにはマイクラのライセンスが紐付きます。
そうなってしまうと、OfficeにはアカウントAでサインイン、マイクラにはアカウントBでサインインする必要があります。
しかもMicrosoftアカウントとライセンスの紐付けは変更できません。
つまり、複数アカウントに散らばっているライセンスを1つのアカウントにまとめることもできません。
連続して作成できない
職場や学校が所属する人のMicrosoftアカウントを連続して作成できません。
同じネット回線から1日に作成できるアカウント数は制限されています。
そもそも、Microsoftアカウントは個人用のため、職場や学校が作成するものではありません。
職場や学校はMicrosoftアカウントではなく前述の「職場または学校アカウント」を発行すべきです。
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