ChainLPをダウンロードしたものの、「どこを設定すればいいのか分からない」「CBZやPDFをKindleで読めるEPUBに変換したい」と困っていませんか。
ChainLPは、自炊した漫画や本の画像、CBZ、PDFなどからEPUBを作成できるWindows用のフリーソフトです。
特にKindleで自炊本を読む場合は、最初に画像を不用意に縮小しない設定をしておくことが重要です。
1. ChainLPを作者サイトからダウンロードする
2. ZIPファイルを解凍する
3. 必要なZIP用DLLを配置する
4. 「サイズ」を「元スケール」にする
5. 「事前リサイズ実行」をOFFにする
6. CBZやPDFを読み込む
7. 出力形式で「ePub」を選ぶ
8. 完成したEPUBをSend to Kindleで送る
すでに自炊したPDFや漫画をKindleで読む方法全体を確認したい場合は、Kindleで自炊漫画やPDFを読む方法も参考にしてください。
PDF、EPUB、CBZのどの形式で保存するか迷っている場合は、PDFとEPUBの違いを先に確認すると分かりやすくなります。
ChainLPとは。Kindle用EPUBを作れる無料ソフト
ChainLPは、連番画像や圧縮された画像、自炊した本などを電子書籍向けのファイルへ変換するためのフリーソフトです。
Kindleで自炊した漫画や本を読む用途では、CBZやPDFを読み込み、EPUBとして出力する使い方が便利です。
- CBZからEPUBを作る
- PDFからEPUBを作る
- 画像をまとめてEPUB化する
- Kindle向けに画像サイズや余白を調整する
- EPUBのファイルサイズを小さくする
CBZそのものを開く方法や、ZIPとの違いを知りたい場合は、CBZファイルを解凍せずに読む方法も参考になります。
ChainLPとPDFelementはどちらを使う?
漫画などの画像を細かく調整してEPUB化するならChainLPが向いています。一方、PDFをEPUBに変換することが主目的なら、PDF編集ソフトを使う方法もあります。
| ChainLP | PDFelement | |
|---|---|---|
| 料金 | 無料 | 有料 無料で試せる |
| CBZ・画像 | 得意 | PDF中心 |
| PDF→EPUB | 可能 | 簡単 |
| 細かな画像設定 | 得意 | 簡単 |
| 向いている人 | 自炊漫画を細かく調整したい人 | PDFを簡単にEPUBへ変換したい人 |
無料で細かく設定したいならChainLP、PDFを簡単な操作でEPUBに変換したいならPDFelementという選び方が分かりやすいです。
ChainLPのダウンロード方法
ChainLPは作者の「No.722」サイトからダウンロードできます。
ダウンロードしたZIPファイルは、そのまま開いて実行するのではなく、先に専用フォルダーへ解凍しておくと管理しやすくなります。
- STEP1ChainLP用フォルダーを作るエクスプローラーを開き、ChainLPを保存するフォルダーを作成します。 分かりやすい場所であればどこでも構いません。
- STEP2ChainLPをダウンロードする作者サイトからChainLPのZIPファイルをダウンロードします。
- STEP3ZIPを解凍するダウンロードしたZIPファイルを、作成したChainLPフォルダーへ解凍します。
- STEP4ChainLP.exeを起動する解凍したフォルダー内のChainLP.exeを実行します。頻繁に使う場合は、タスクバーなどに登録しておくと便利です。
ZIP32J.DLLとZIP32.DLLを用意する
ChainLPから複数の画像をZIP圧縮してEPUBを作成する場合は、ZIP圧縮用のDLLが必要になります。
- ZIP32J.DLL
- ZIP32.DLL
これらは統合アーカイバ・プロジェクトから入手できます。
ダウンロードして解凍したあと、ChainLP.exeがあるフォルダーへ必要なDLLを配置します。
ChainLPのKindle向け設定
ChainLPをインストールしたら、最初にKindle向けの設定を変更します。
特に重要なのは、元画像を必要以上に小さくしないことです。
「サイズ」を「元スケール」にする
ChainLPを起動し、メイン画面の「サイズ」を「元スケール」にします。
画像を最初からKindleの画面サイズへ縮小してしまうと、将来より高解像度の端末へ買い替えたときに画質不足になる可能性があります。
元の解像度を残しておけば、複数のKindle端末で同じEPUBを使いやすくなります。
「事前リサイズ実行」をOFFにする
次に「編集」→「詳細設定」を開きます。
「ファイル入力」タブにある「事前リサイズ実行」をOFFにします。
これで入力した画像が変換前に自動で縮小されるのを防げます。
「挿絵」の色深度を8bitにする
「詳細設定」の「画像」タブを開き、「挿絵」の色深度を8bitにします。
さらに「余白除去しない」のチェックを外して、不要な余白を除去できる状態にします。
余白を減らすことで、Kindleの限られた画面を広く使いやすくなります。
ChainLPでCBZ・PDFからKindle用EPUBを作る方法
設定が終わったら、実際にEPUBファイルを作成します。
- STEP1自炊本を読み込むChainLPの「入力」をクリックして、EPUBに変換したいCBZ、PDFなどを選択します。
- STEP2ページを確認する読み込まれたページの順番や向き、余白などに問題がないか確認します。
- STEP3出力形式をePubにする「出力」の形式から「ePub」を選択します。
- STEP4出力する「出力」ボタンをクリックします。変換が完了するとEPUBファイルが作成されます。
Kindle用にZIPファイルを作る必要はない
「Kindle用にZIP化すればいいのでは?」と考えることもありますが、Kindleへ送ることが目的なら、ChainLPではEPUBとして出力するのが分かりやすい方法です。
CBZは画像をまとめたZIPに近いファイル形式ですが、CBZやZIPをそのまま読むことを重視するなら、Kindle以外の端末も選択肢になります。
CBZ、PDF、EPUBを扱う端末全体を比較したい場合は、自炊本向け電子書籍リーダーの比較も参考にしてください。
作成したEPUBをSend to Kindleで送る
ChainLPでEPUBを作成したら、AmazonのSend to Kindleを使ってKindleライブラリへ送れます。
Amazon公式のSend to Kindleを開き、作成したEPUBファイルを追加して送信します。
- STEP1Send to Kindleを開くAmazonアカウントでSend to Kindleを開きます。
- STEP2EPUBを追加するChainLPで作成したEPUBファイルを選択またはドラッグ&ドロップします。
- STEP3送信するファイルを確認して送信します。
- STEP4Kindleで同期するKindle端末またはKindleアプリを同期し、ライブラリから送信した本を開きます。
Kindleで自炊したPDFや漫画を読む流れ全体は、Kindleへの自炊本の入れ方と端末の選び方でも詳しく解説しています。
パソコン上でもKindleライブラリを読みたい場合は、Windows版Kindleアプリの現在の使い方も参考になります。
EPUBが200MBを超える場合はファイルサイズを小さくする
自炊漫画は1ページごとに画像を保存しているため、ページ数や解像度によってEPUBが200MBを超えることがあります。
Send to Kindleへアップロードできない場合は、ChainLPで画像のクオリティを調整してEPUBを作り直します。
「編集」→「詳細設定」→「画像」を開き、「本文」と「挿絵」の「クオリティ」を調整します。
初期値の80から少しずつ値を下げ、画質を確認しながらファイルサイズを削減するのがおすすめです。
EPUBを小さくする順番
- まず元スケールのままEPUBを作成する
- 完成したEPUBのファイルサイズを確認する
- 200MB以下ならそのままSend to Kindleへ送る
- 200MBを超えたらクオリティを少し下げる
- 再度EPUBを作り、画質と容量を確認する
最初から画像サイズそのものを大きく縮小するより、必要になった時点でクオリティを調整する方が、元の画質を活かしやすくなります。
PDFをEPUBに変換するだけならPDFelementも選択肢
ChainLPは無料で細かな設定ができる一方、ZIP用DLLの準備や画像設定など、初回設定には少し手間がかかります。
入力ファイルが主にPDFで、「細かな自炊向け設定よりも簡単にPDFをEPUBへ変換したい」という場合は、PDFelementを使う方法もあります。
- PDFからEPUBへ変換できる
- PDF編集も同じソフトで行える
- WindowsだけでなくMacでも利用できる
- 無料版で操作を確認してから判断できる
オリジナルのCBZやPDFは削除しない
ChainLPでEPUBを作成しても、元になったCBZ、PDF、JPEGなどは削除せず保存しておくことをおすすめします。
ChainLPで余白除去や画質調整を行うと、生成されたEPUB内の画像はオリジナルと同じ状態ではありません。
あとから別の端末用に作り直したくなった場合も、元ファイルが残っていれば高画質な状態から再変換できます。
大量の自炊本を管理する方法については、Windowsで自炊本を作成・保存・読む方法も参考になります。
自炊本を読むKindleを選ぶなら
これからKindle端末を用意する場合は、読む本の種類によって画面サイズを選ぶのがおすすめです。
小説を中心に軽い端末で読みたい場合は、6インチのKindleがシンプルです。
漫画を読む時間が長い場合は、画面の大きいPaperwhiteなども含めて比較すると選びやすくなります。
KindleとPaperwhiteの違いで、画面サイズや用途の違いを比較しています。
自炊本だけでなくAmazonの電子書籍も多く読むなら、Kindle Unlimitedも選択肢です。
読み放題が自分に合うかは、Kindle Unlimitedのメリットと使い方で詳しく解説しています。
ChainLPのよくある質問
ChainLPは無料で利用できるフリーソフトです。作者サイトからダウンロードできます。
作者の「No.722」サイトからダウンロードできます。非公式な再配布サイトではなく、作者サイトから入手するのがおすすめです。
できます。「入力」からPDFを開き、「出力」で「ePub」を選択して変換します。
PDFからEPUBへ変換することだけが目的で、ChainLPの設定が難しい場合は、PDFelementでPDFをEPUBへ変換する方法もあります。
この記事で紹介しているChainLPの使い方は、Amazonで購入したKindle本をEPUBに変換するものではありません。自分で用意したCBZ、PDF、画像などからEPUBを作成する用途です。
Kindleで自炊本を読むなら、CBZやZIPのままではなく、ChainLPでEPUBに変換してSend to Kindleへ送る方法が分かりやすいです。
CBZを変換せずに読みたい場合は、CBZ対応端末やアプリの選び方を参考にしてください。
AmazonのSend to KindleはEPUBファイルの送信に対応しています。ChainLPで作成したEPUBをSend to Kindleへアップロードできます。
Web版Send to Kindleの最大ファイルサイズは200MBです。200MBを超える場合は、ChainLPの画像クオリティを調整して容量を小さくします。
ChainLPの「詳細設定」→「画像」で、「本文」と「挿絵」のクオリティを少しずつ下げて再出力します。画質も低下するため、完成したEPUBを実際にKindleで確認しながら調整してください。
ChainLPはWindows向けのソフトです。MacでPDFからEPUBへ変換したい場合は、Mac版も用意されているPDFelementなどを利用する方が簡単です。
まとめ。ChainLPはKindle用の自炊EPUB作成に便利
ChainLPでKindle用EPUBを作成するときのポイントをまとめます。
- ChainLPは作者サイトからダウンロードする
- CBZやPDFからEPUBを作成できる
- 「サイズ」は「元スケール」にする
- 「事前リサイズ実行」はOFFにする
- 挿絵の色深度は8bitに設定する
- 出力形式は「ePub」を選ぶ
- 完成したEPUBはSend to Kindleで送る
- 200MBを超える場合は画像クオリティを調整する
- オリジナルのCBZやPDFは削除せず保存する
特に重要なのは、最初から元画像を小さくしすぎないことです。まず元スケールでEPUBを作り、Send to Kindleの容量制限を超えた場合だけ画質を調整すると失敗しにくくなります。
ChainLPでの変換だけでなく、Kindle端末の選び方やSend to Kindleを含めた自炊環境全体を確認したい場合は、Kindleで自炊した漫画やPDFを読む方法もあわせて確認してください。
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