野村證券のIPOで「補欠当選」と表示されたら、購入申込をするべきか、辞退してもペナルティがないのか気になりますよね。
結論として、購入したい銘柄なら期限内に購入申込をしましょう。補欠当選だけでは株は購入できず、当選者が辞退するなどして購入枠が生じた場合に、繰上当選する可能性があります。
繰上当選する確率は一律に公表されておらず、銘柄や辞退状況によって変わります。購入したくない銘柄であれば無理に申込む必要はありません。
この記事では、補欠当選後の操作、繰上当選の仕組み、辞退ペナルティを説明します。さらに、次回のIPO抽選機会を増やす方法として、松井証券と岩井コスモ証券「ネット取引」
の違いも紹介します。
野村證券のIPOで補欠当選したらどうする?
補欠当選はIPO株を購入できることが確定した状態ではありません。当選者が辞退した場合などに、購入の順番が回ってくる可能性がある状態です。
| 意味 | 必要な対応 | |
|---|---|---|
| 当選 | 購入する権利を得た状態 | 買うなら購入申込 |
| 補欠当選 | 繰上当選の可能性がある状態 | 希望するなら購入申込 |
| 落選 | 購入できない状態 | 次のIPOを検討 |
補欠当選から繰上当選までの手順
- STEP1抽選結果と申込期間を確認野村證券のオンラインサービスで、該当銘柄の「補欠当選」表示と購入申込期限を確認します。
- STEP2購入資金を入金野村證券の案内に従い、必要な購入代金を用意します。
- STEP3購入申込を行う購入したい場合は、期間内に「購入申込」の意思表示を行います。補欠当選だけでは繰上抽選に参加できません。
- STEP4繰上抽選の結果を確認申込期間終了後、取引画面で「繰上当選」または「繰上当選なし」などの結果を確認します。
野村證券の公式取引ルールでは、購入申込や購入辞退の意思表示後は取り消せないと案内されています。申込み前に銘柄と資金を再確認しましょう。野村證券のIPO取引ルール
野村證券のIPO補欠当選は繰上げる? 確率は?
補欠当選から繰上当選することはあります。ただし、「補欠当選したら何%で繰上当選する」という信頼できる一律の確率はありません。
- 当選者が購入を辞退する人数
- 当選者が購入申込を行わず、権利を放棄する人数
- その銘柄の補欠当選者の申込状況
このような要素で結果は変わります。人気銘柄でも辞退者が出なければ繰上当選しませんし、公募割れが懸念される銘柄だからといって必ず繰上当選するわけでもありません。
野村證券のIPOを辞退するとペナルティはある?
野村證券のオンラインIPOでは、当選や補欠当選後に購入辞退を選択する手続きが用意されています。公式の一般的な取引ルールに、購入辞退を理由とする一律の長期抽選停止措置は記載されていません。ただし、銘柄ごとの条件や取引チャネルによる取り扱いは確認してください。
購入する意思がない銘柄なら辞退を選べます。ただし、辞退すると、その銘柄の繰上当選の機会は失われます。また、購入申込と購入辞退は意思表示後に取り消せないため注意が必要です。
野村證券と松井証券では辞退のルールが異なる
松井証券の場合、需要申告の抽選結果が「当選」だった銘柄について、購入辞退、購入申込忘れ、購入余力不足などがあると、原則その後6か月間IPO・PO抽選の対象外になります。「補欠当選」はこの除外措置の対象外です。一部例外もあります。松井証券の公式取引ルールを確認してください。
| 野村證券 | 松井証券 | |
|---|---|---|
| 補欠当選の辞退 | 購入辞退の選択が可能 | 6か月抽選除外の対象外 |
| 当選後の辞退 | 公式の一般規定に一律の6か月停止措置なし | 原則6か月抽選対象外 |
| 申込後の取消 | 購入申込・辞退後は取消不可 | 各取引段階のルールを確認 |
IPOの抽選機会を増やすなら証券口座の併用を検討
野村證券で補欠当選しても繰上当選するとは限りません。次回以降、同じIPOを複数の証券会社が取り扱う場合には、各社から申し込むことで抽選に参加できる機会を増やせます。ただし、当選確率が一定の倍率で上がるわけではありません。
まず検討したいのは、野村證券と同じく抽選時の事前入金が不要な松井証券です。
抽選時に残高がなくても申し込めますが、当選後は購入申込期限までに資金の準備と購入手続きが必要です。
IPO向け証券会社2社を比較
ここでは、事前入金不要で抽選に参加できる松井証券と、後期型抽選を採用する岩井コスモ証券「ネット取引」を比較します。
| 松井証券 | 岩井コスモ証券 | |
|---|---|---|
| 主な特徴 | 抽選時の事前入金不要 | 後期型の抽選 |
| 抽選方法 | 配分予定数量の70%以上を完全平等抽選 | ネット取引への抽選配分を原則10% |
| 資金 | 抽選時の入金不要 購入には資金が必要 | 需要申告時の資金チェックなし 購入申込時の余力を確認 |
| 申込上の注意 | 当選後に辞退すると原則6か月抽選対象外 | 需要申告と購入申込を忘れない |
| 向いている人 | 資金を抽選前に拘束されたくない人 | 後期型の抽選機会も増やしたい人 |
※取り扱い銘柄、募集日程、抽選条件は変わる場合があります。各社の公式情報で確認してください。
1. 松井証券。抽選時の事前入金不要で始めやすい
松井証券では、IPOの需要申告時点で購入資金を入れておく必要がありません。配分予定数量の70%以上が完全平等抽選と案内されており、野村證券以外にも申し込める口座を用意したい方に向いています。
- IPOの抽選時は事前入金不要
- 配分予定数量の70%以上が完全平等抽選
- 当選後は期限内に入金と購入申込が必要
- 当選後の辞退や手続き忘れには原則6か月間の抽選除外ルールがある
松井証券の注意点を理解したうえで口座を検討しましょう。
IPOの売却方法については、SBI証券でIPO株を初値売りする手順も参考になります。
2. 岩井コスモ証券。後期型IPOの抽選機会を増やせる
岩井コスモ証券のネット取引では、ブックビルディングに参加した後、購入申込を行い、その申込者を対象に抽選する後期型の仕組みを採用しています。需要申告だけで抽選参加が完了したと思わないことが大切です。
- 通常のブックビルディング後に購入申込が必要
- ネット取引のIPO配分は原則として抽選対象の10%
- 購入申込期限が銘柄によって異なるため事前確認が必要
- 野村證券・松井証券とは異なる抽選タイミングを活用できる
複数口座を使い慣れていて、申込期限を管理できる方に向いています。
詳細は岩井コスモ証券の配分方針とIPO銘柄情報を確認してください。
IPO補欠当選でよくある質問
A. はい。購入を希望する場合、原則として期限内の購入申込が必要です。補欠当選だけでは購入確定しません。
A. 一律の確率は示せません。銘柄ごとの辞退者数や申込状況によって変わります。
A. 証券会社ごとに異なります。野村證券では一般的なIPO取引ルールに一律の6か月停止措置は示されていません。一方、松井証券では「当選」後の辞退などで原則6か月間抽選対象外となります。
A. いいえ。公開価格を初値が下回る公募割れや、上場後の株価下落による損失があり得ます。
A. 各社の取扱銘柄とルールを確認し、複数の証券会社から申し込める体制を作る方法があります。資金や購入期限を管理できる範囲で利用しましょう。
まとめ。補欠当選したら期限を確認し、次回の抽選機会も増やそう
- 野村證券の補欠当選は購入確定ではなく、繰上当選の候補です。
- 購入したいなら期限内に資金を用意し、購入申込を行います。
- 繰上当選の確率を一律に示すことはできません。
- 辞退による取り扱いは証券会社によって異なります。
- 次回のIPOに向けて口座を増やすなら、まず松井証券、後期型も活用するなら岩井コスモ証券を検討できます。
IPOは必ず利益になる投資ではありません。目論見書と各社の取引条件を確認し、購入を希望する銘柄だけに申し込みましょう。