XServer VPS クラウドはVPSを1台で使うだけでなく、複数VPS、DBサーバー、NFS、L4ロードバランサーを組み合わせられます。
重要なのは、最初から全部を契約することではありません。まず1台またはVPS + DBの小さな構成から始め、必要になった機能だけ追加する方が費用を抑えやすくなります。
サービス全体のメリット、デメリットを先に確認したい場合はXServer VPS クラウドの総合解説を参照してください。
AmazonスマイルSALE開催中。対象商品をお得に購入できるチャンスです。
各リソースの役割
| リソース | 役割 | 最小料金 |
|---|---|---|
| XServer VPS クラウド | Web、アプリ、バッチなどを実行 | 4GB 12ヶ月月額換算2,068円 |
| DBサーバー | MariaDB、PostgreSQLを分離 | 10GB 1,441円 |
| L4ロードバランサー | 通信を複数VPSへ分散 | 3,300円 |
| NFS | 複数VPSでファイル共有 | 30GB 1,790円 |
小規模ならVPS + DBから
公式のおまとめ自動セットアップには、VPS 4GBを1台とDBサーバー10GBを1台組み合わせる構成例があります。月額目安は3,509円です。
WordPressや小規模WebアプリでDBを分離したいなら、この構成が理解しやすい出発点です。
WordPress用途はVPSとDBを分けてWordPressを運用する方法を確認してください。
Webサーバーを複数台にする
アクセス増加や役割分離が必要になったらVPSを複数台にできます。公式のおまとめ自動セットアップではVPSの契約台数を最大5台まで変更できます。
- Webサーバーを2台以上にする
- アプリサーバーとバッチサーバーを分ける
- 本番環境と検証環境を分ける
- 管理機能用のVPSを分離する
L4ロードバランサーでアクセスを分散
L4ロードバランサーは、外部からのアクセスを複数VPSへ分散します。スタンダードは月額3,300円、ハイスペックは月額6,600円です。
| プラン | 新規接続数の目安 | 月額 |
|---|---|---|
| スタンダード | 4,000CPS | 3,300円 |
| ハイスペック | 10,000CPS | 6,600円 |
公式の自動構築例ではL4ロードバランサー自体はアクティブ、スタンバイ構成で冗長化され、構築時点のバランシング方式はラウンドロビンです。
NFSでファイルを共有
Webサーバーを複数台にすると、各VPSにアップロードされた画像や共有ファイルをどう扱うかが問題になります。NFSを使うと、プライベートネットワーク内の複数VPSから同じ共有ストレージを利用できます。
| 容量 | 月額 |
|---|---|
| 30GB | 1,790円 |
| 100GB | 5,951円 |
| 500GB | 19,500円 |
| 1,000GB | 35,651円 |
DBサーバーでデータを共通化
複数Webサーバーが同じサービスを処理する場合、共通DBへ接続する構成が考えられます。XServer VPS クラウドのDBサーバーはMariaDBまたはPostgreSQLで、VPSからプライベートネットワーク経由で接続します。
料金とバックアップはDBサーバーの料金、バックアップを確認してください。
公式の大きめ構成例
公式にはVPS 4GBを3台、DB 10GBを1台、L4ロードバランサーのスタンダードを1台、NFS 100GBを1台組み合わせる例があり、月額料金目安は16,896円です。
この構成は基幹業務システム、管理機能分離、ECサイトなどの用途例として案内されています。個人ブログで最初からこの構成にする必要はありません。
プライベートネットワークの役割
VPS、DB、NFSなどを外部インターネット経由ではなく内部ネットワークで接続できます。VPS クラウドのプライベートネットワークは20Gbps共有回線です。
外部公開が必要な通信と、サーバー間だけで使う通信を分けて設計しやすくなります。
段階的に拡張する例
- STEP1VPS 1台最初は4GBまたは8GBのVPS1台でWebアプリを動かします。
- STEP2DBを分離DB負荷や管理を分けたくなったらDBサーバーを追加します。
- STEP3VPSを複数台へWeb処理を増やしたい場合はVPSを追加します。
- STEP4LBを追加複数VPSへアクセスを分散するためL4ロードバランサーを追加します。
- STEP5NFSを追加複数VPSで同じファイルを共有する必要があればNFSを追加します。
各VPSの料金は4GB、8GB、16GBの料金比較で確認できます。
まとめ
XServer VPS クラウドは、VPS、DBサーバー、NFS、L4ロードバランサーをプライベートネットワークで組み合わせられます。小規模ならVPS1台またはVPS + DBから始め、負荷や運用要件が増えた段階で追加する方法が分かりやすいです。
複数台構成では各リソースの月額が積み上がるため、構成図だけでなく総額を必ず計算してください。
コメント