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クレジットカードのインプリンターとは? 使い方・いつまで使われた? 昔のカーボン転写を解説

クレジットカードのインプリンターで売上票にカード情報を転写する仕組み 年齢早見表・生活便利

昔のクレジットカードには、カード番号や有効期限、氏名が凸凹に加工されていました。この凸凹を紙の売上票へ転写するために使われていた機械がインプリンターです。

カードを機械に置き、その上に複写式の売上票を重ね、ローラーを左右に動かすと、カードの凸部分がカーボン転写されます。現在のICカードやタッチ決済とはまったく違う、機械式の決済方法です。

インプリンターは過去の遺物のように見えますが、完全に一律廃止されたわけではありません。2026年時点でもJCBは、決済端末が故障した場合などに限り、エンボス付きカードをインプリンターで処理する手順を加盟店向けに案内しています。

この記事では、検索されることが多い「インプリンターとは」「使い方」「いつまで使われた」「クレジットカードの昔の機械」といった疑問をまとめて解説します。

クレジットカードのインプリンターとは

クレジットカードのインプリンターとは、カード表面のエンボスを複写式の売上票へ転写する手動式の機械です。

昔のカードには、カード番号などが盛り上がった文字で刻印されていました。インプリンターは、この凹凸を物理的な圧力で売上票に写し取ります。

昔のインプリンター決済 現在の一般的なカード決済
情報の読み取り カード表面のエンボスを転写 ICチップ
タッチ決済
磁気など
通信 売上票作成時は必須ではない 原則として決済端末で通信
本人確認 売上票への署名など 暗証番号
タッチ決済など
エンボス 必要 不要

現在は電子決済端末が普及し、カード情報を紙へ転写する必要がなくなったため、エンボスそのものを持たないカードが増えています。

インプリンターの使い方。カードを挟んでローラーを動かす

インプリンターによる決済は、現在のカードリーダーに差し込む方法とは大きく異なります。基本的な仕組みは次のとおりです。

インプリンターで売上票を作る流れ
  • STEP1
    カードをセットする
    エンボスのあるクレジットカードをインプリンターの所定位置に置きます。
  • STEP2
    売上票を重ねる
    カードの上に複写式の売上票をセットします。
  • STEP3
    ローラーを動かす
    ローラー部分を端から反対側へ動かし、カード番号などの凸部分を売上票へ転写します。
  • STEP4
    必要事項を記入する
    金額や承認番号など、カード会社が指定する必要事項を記入します。
  • STEP5
    署名などを確認する
    所定の方法で本人確認を行い、売上票を処理します。

現在も例外的にインプリンターを使用する場合は、カード会社や加盟店契約の手順に従う必要があります。JCBは、決済端末が故障した場合などに限って手書き売上票を利用する方法を案内しています。

公式の現行手順はJCBの加盟店向けカード取り扱い方法で確認できます。

インプリンターによる昔の決済イメージ

インプリンターはいつまで使われた? 完全にはなくなっていない

「インプリンターはいつ廃止されたのか」と検索されることがありますが、日本全国で一斉に終了した日があるわけではありません

通常の店舗では、IC対応の決済端末やタッチ決済が普及したことで、インプリンターを日常的に使う場面はほとんど見られなくなりました。一方で、2026年時点でもJCBは、端末の故障や通信障害などで決済端末が利用できない場合の取り扱いとしてインプリンターを案内しています。

つまり「昔は使われていたが現在は廃止」というより、「通常利用ではほぼ役目を終えたが、一部の加盟店手続きでは例外的に残っている」と考えるのが正確です。

エンボスレスカードではインプリンターを使えない

インプリンターはカード表面の凸凹を紙へ写す仕組みなので、凹凸のないエンボスレスカードでは転写できません。JCBも、エンボスレスカードはインプリンターによる手書き売上票の取り扱い対象外と案内しています。

エンボスレス、ナンバーレス、カードレスの違いは完全ナンバーレスとエンボスレスの違いを整理した記事で詳しく解説しています。

なぜ昔のクレジットカードには凸凹があったのか

昔のクレジットカードに凸凹が付いていた主な理由は、カード番号や氏名をインプリンターで売上票へ転写するためです。

現在のカード決済では、ICチップや非接触IC、決済ネットワークを利用してデータを読み取ります。そのため、カード番号を物理的に盛り上げる必要がなくなりました。

エンボスカード エンボスレスカード 完全ナンバーレス
表面の凸凹 あり なし なし
カード番号の表示 あり 印字される場合がある 表にも裏にも表示しない
インプリンター 利用できる場合がある 利用できない 利用できない

現在はカード番号そのものを券面に書かないカードもある

エンボスがなくなった次の変化が、ナンバーレス化です。

ナンバーレスカードにもカード番号そのものは存在します。ただし、カード番号、有効期限、セキュリティコードなどをプラスチックカードへ表示せず、スマートフォンのアプリで確認します。

たとえばセゾンカードデジタルは、後日届くプラスチックカードにもカード番号などの決済情報を表示しない完全ナンバーレスカードです。カード番号は公式アプリ「セゾンPortal」で確認します。

カード番号が書かれていなくても、カード番号が存在しないわけではありません。ネット通販ではアプリで番号を確認して入力し、実店舗ではプラスチックカードやスマホのタッチ決済を利用できます。

「カード番号がないように見えるカードを店頭やネット通販でどう使うのか」はカード番号が書いてないクレジットカードの使い方で解説しています。

昔のインプリンターから完全ナンバーレスまでの変化

クレジットカードの券面は、決済方法の変化に合わせて大きく変わってきました。

昔のインプリンターから完全ナンバーレスまでの変化
  • エンボスカード: 凸凹をインプリンターで売上票へ転写する
  • エンボスレスカード: 凸凹はないが、番号を印字するタイプもある
  • 完全ナンバーレスカード: カード番号などを表にも裏にも表示しない

セゾンカードデジタルでは、申込完了から最短5分でセゾンPortal上にデジタルカードが発行され、後日ナンバーレスのプラスチックカードが届きます。ネット通販ではアプリでカード番号、有効期限、セキュリティコードを確認できます。

カード番号の具体的な確認手順や、申込前に知っておきたい注意点はセゾンカードデジタルのカード番号と使い方をまとめた記事を確認してください。

\ 完全ナンバーレスの仕組みを確認 /

まとめ

クレジットカードのインプリンターは、カード表面の凸凹を複写式の売上票へ転写するための機械です。昔のカードにエンボスが必要だった理由も、この仕組みにありました。

現在はICカードやタッチ決済が主流となり、通常の買い物でインプリンターを見ることはほとんどありません。ただし、一律に完全廃止されたわけではなく、2026年時点でも端末障害時などの例外的な手続きとして残っています。

そして現在は、エンボスをなくすだけでなく、カード番号などを券面からなくした完全ナンバーレスカードも登場しています。インプリンター時代とは正反対に、決済情報をスマートフォンで管理する形へ変化しています。

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