中国へ行く前に気になるのが、ahamoは中国でそのまま使えるのか、LINEやGoogleを使うためにVPNが必要なのか、という点です。
結論から言うと、15日以内の滞在で月30GB以内に収まるなら、まず検討したいのはahamoです。中国はahamoの海外データ通信対応エリアに含まれており、スマホのデータローミングをオンにすれば、追加の海外ローミング申込なしで使えます。
ただし、ahamoには海外利用の15日制限があります。16日以上の中国滞在、家族で複数台使う旅行、ホテルWi-Fiやパソコン作業も使いたい場合は、海外Wi-FiやプリペイドSIM、VPNもあわせて用意したほうが安心です。
結論: 15日以内・30GB以内なら中国ではahamoが使いやすい
中国でスマホを使う方法はいくつかありますが、短期旅行や短期出張なら、最初に検討したいのはahamoです。
理由はシンプルです。ahamoは海外91の国・地域でデータ通信が使え、中国も対象エリアに入っています。海外データ通信のための追加申込は不要で、スマホ側のデータローミングをオンにすれば利用できます。
・中国滞在が15日以内
・月30GB以内で足りる
・日本で使っているスマホをそのまま使いたい
・LINE、Google、Gmail、地図、ブラウザを使いたい
・SIMの差し替えやレンタル機器の受け取りを避けたい
一方で、中国滞在が16日以上になる人、家族や同行者と複数台で使いたい人、仕事用パソコンでも長時間使いたい人は、ahamoだけに頼らないほうが安全です。
その場合は、グローバルWiFiのような海外Wi-Fiレンタルや、Amazonで購入できる中国向けプリペイドSIMも比較しておくと安心です。
中国でLINEやGoogleが使えない理由
中国では、日本で普段使っている一部の海外サービスに接続しにくいことがあります。
- LINE
- Google検索
- Gmail
- YouTube
- Googleマップ
- X
そのため、中国旅行前に「中国 LINE 使える」「ahamo 中国 LINE」「ahamo 中国 VPN」のように検索する人が多くなります。
ポイントは、中国国内の通常回線で使うのか、日本の国際ローミングで使うのかです。現地のWi-Fiや現地SIMでは規制の影響を受けやすい一方、日本の携帯会社の国際ローミングでは、普段の中国国内回線とは違う経路で通信するため、LINEやGoogleを使いやすいケースがあります。
ahamoなら中国でVPNは不要なのか
短く言うと、ahamoの国際データローミングでLINEやGoogleを使う目的なら、まずVPNなしで試す価値があります。
VPNは、中国国内のWi-Fiや現地SIMで規制対象のサービスを使いたいときに検討するものです。ahamoのような日本の国際ローミングで使う場合は、VPNを入れなくてもLINE、Google、Gmailなどを使える可能性があります。
ただし、次のような場合はVPNも候補になります。
- ホテルWi-Fiを使う時間が長い
- 現地SIMや現地Wi-Fiも使う
- パソコンでGoogle系サービスを使う
- 仕事でGmail、Google Drive、Google Meetを使う
- 通信手段を複数用意しておきたい
iPhoneやiPadのVPNの基本的な考え方は、iCloudプライベートリレーとVPNの違いでも解説しています。iCloudプライベートリレーとVPNは似て見えますが、中国で使いたいサービス対策としては別物と考えたほうが分かりやすいです。
中国で使う通信手段の選び方
中国でスマホを使う方法は、ahamo、海外Wi-Fi、プリペイドSIM、VPNの4つに分けて考えると選びやすくなります。
| ahamo | 中国向けプリペイドSIM | VPN | ||
|---|---|---|---|---|
| 短期旅行 | とても良い | 良い | 良い | 補助向き |
| 16日以上の滞在 | 注意 | とても良い | 良い | 良い |
| 家族や複数台 | 1人向き | とても良い | 端末ごとに必要 | 端末ごとに設定 |
| 設定の簡単さ | とても良い | 良い | SIM設定が必要 | 事前設定が必要 |
| 日本の電話番号 | そのまま | スマホはそのまま | 差し替え注意 | スマホはそのまま |
| おすすめの人 | 15日以内 30GB以内 1人旅 | 家族旅行 複数台 長期滞在 | 予備回線 SIMフリースマホ 低価格重視 | ホテルWi-Fi 現地SIM パソコン利用 |
ahamoを中国で使うメリット
日本で使っているスマホをそのまま使える
ahamoのメリットは、日本で普段使っているスマホをそのまま中国に持っていけることです。
プリペイドSIMのようにSIMを差し替える必要がなく、電話番号も基本的にそのまま使えます。海外旅行のためだけに別のスマホやSIMフリールーターを用意したくない人には、ahamoのほうが分かりやすいです。
海外データ通信の追加申込が不要
ahamoは、海外データ通信のために別途オプションを申し込む必要がありません。中国に着いたら、スマホのデータローミングをオンにして使います。
iPhoneの場合は、設定アプリからモバイル通信を開き、通信のオプションでデータローミングをオンにします。Androidの場合も、モバイルネットワークやSIM設定からデータローミングをオンにします。
- STEP1出発前にahamoを契約する中国で使う予定があるなら、出発直前ではなく余裕を持ってahamoを確認しておきます。SIMのみ、eSIM、端末セットなど、自分のスマホに合う方法を選びます。
- STEP2スマホが海外利用に対応しているか確認するSIMロックの有無、eSIM対応、対応バンド、OSの更新状況を確認します。普段使いのiPhoneをそのまま使う場合でも、出発前に設定画面を確認しておくと安心です。
- STEP3中国到着後にデータローミングをオンにする中国に着いてから、スマホの設定でデータローミングをオンにします。機内モードを解除して、現地のネットワークにつながるまで待ちます。
- STEP4LINEやGoogleを確認するLINE、Gmail、Google検索、地図アプリなどを開いて通信できるか確認します。つながりにくい場合は、スマホの再起動やネットワークの自動選択を試します。
月30GBまで海外で使える
ahamoは、国内利用とあわせて月30GBまで使えるプランです。海外データ通信も30GBまで利用できます。
LINE、メール、検索、地図、Web閲覧が中心なら、短期旅行では30GBで足りる人が多いはずです。
・YouTubeを長時間見る
・動画を高画質で見る
・パソコンにテザリングする
・写真や動画を大量にクラウド同期する
・オンライン会議を長時間使う
中国で撮った写真をiPhoneからパソコンへ送る方法は、写真をパソコンへ移す方法の記事も参考になります。旅行中にクラウド同期を使いすぎると通信量が増えるため、写真のバックアップはWi-Fi環境や帰国後に回すのも現実的です。
テザリングでパソコンやタブレットも使える
ahamoはテザリングにも対応しています。中国滞在中にノートパソコンやiPadを少し使う程度なら、スマホのテザリングで対応できます。
ただし、パソコンはスマホより通信量を消費しやすいです。Windows Update、クラウド同期、動画会議、ファイル共有を使うと、30GBを早く消費する可能性があります。
iPhoneを外出先の作業端末として使いたい場合は、iPhoneからWindows環境を使う方法も参考になります。中国出張でパソコン作業が多い場合は、通信量と作業環境を分けて考えるのがおすすめです。
ahamoを中国で使うときの注意点
15日を超えると海外では最大128kbpsに制限される
ahamoで最も重要な注意点は、海外利用の15日制限です。
海外で最初にデータ通信を利用した日を起算日として、15日経過後の日本時間0時以降は、海外での通信速度が最大128kbpsに制限されます。この制限は、データ量を追加購入しても日本に帰国してデータ通信を行うまで解除されません。
大盛りでも海外利用は30GBまで
ahamoには大盛りオプションがありますが、海外で使えるデータ量は30GBまでです。
日本国内で110GB使える感覚で中国に行くと、動画視聴やパソコン作業で通信量が足りなくなる可能性があります。中国滞在中は、動画の自動再生、写真の自動バックアップ、OSアップデートをオフにしておくと安心です。
電話とSMSは別料金に注意する
ahamoの海外データ通信は便利ですが、海外での電話やSMSはデータ通信とは別に考える必要があります。
- LINE通話やメッセージはデータ通信
- 通常の電話発信は国際通話料金に注意
- 海外で電話を受ける場合も着信料に注意
- SMS送信は料金がかかる場合がある
- 認証用SMSの受信は事前に確認しておく
中国では、ホテル、航空会社、決済サービス、会社システムなどでSMS認証が必要になることがあります。出発前に、認証が必要なサービスへログインできるか確認しておくと安心です。
ahamoだけで足りない人は海外Wi-Fiを検討する
次のような人は、ahamoより海外Wi-Fiのほうが使いやすい場合があります。
- 中国滞在が16日以上
- 家族や同行者と複数台で使う
- スマホ、タブレット、パソコンをまとめて接続したい
- 通信設定が苦手
- SIMの差し替えをしたくない
- 仕事用に予備回線を用意したい
この場合は、グローバルWiFiのような海外Wi-Fiレンタルを検討すると分かりやすいです。
家族旅行、出張、パソコン作業、複数端末、長期滞在なら、海外Wi-Fiを1台借りて共有するほうが管理しやすいことがあります。
プリペイドSIMはahamoを契約しない人の代替手段
ahamoへ乗り換える予定がない人、中国旅行だけ一時的に通信手段を追加したい人は、プリペイドSIMも候補になります。
Amazonでは、中国向けのプリペイドSIMが販売されています。例えば、中国本土向けのプリペイドSIMを用意しておけば、ahamoを契約しない人でも中国用の通信手段を確保できます。
ただし、プリペイドSIMには注意点もあります。
- SIMフリースマホが必要
- 普段のSIMと差し替えると日本の電話番号を使いにくい
- APN設定が必要な場合がある
- 対応エリア、日数、容量を商品ごとに確認する必要がある
- 出発日までに届くか確認する必要がある
普段使いのスマホからSIMを抜きたくない場合は、プリペイドSIM用にSIMフリースマホやモバイルルーターを用意する方法もあります。
モバイルルーターを使うなら、富士ソフト +F FS040WのようなSIMフリールーターを組み合わせると、スマホ、タブレット、パソコンをまとめて接続しやすくなります。
iPhoneを中古で用意する場合は、中古iPhoneを買う前の注意点も確認しておくと安心です。中国旅行用の予備端末にする場合でも、バッテリー状態、SIMロック、対応周波数、OSサポートは見ておきたいポイントです。
ホテルWi-Fiや現地SIMを使うならVPNも候補になる
ahamoの国際ローミングで使うだけなら、VPNを最初から必須と考える必要はありません。
しかし、ホテルWi-Fi、空港Wi-Fi、カフェWi-Fi、現地SIMなどを使う場合は、VPNも選択肢になります。
・ホテルWi-FiでGmailやGoogle Driveを使いたい
・現地SIMや現地Wi-Fiを使う
・仕事用のパソコンで通信する
・ahamo以外の通信手段も使う
・通信手段を二重化しておきたい
ただし、中国ではVPN自体が常に安定して使えるとは限りません。VPNを使う場合は、出発前に契約、アプリのインストール、ログイン、接続テストまで済ませておくのがおすすめです。
VPNの基本的な仕組みは、VPNとiCloudプライベートリレーの違いを理解しておくと分かりやすいです。iPhoneのプライベートリレーだけで中国の通信規制対策になるわけではない点に注意してください。
中国旅行前に確認したいスマホ設定
中国でahamoを使う前に、スマホ側の設定も確認しておきましょう。
| 確認すること | 理由 | |
|---|---|---|
| データローミング | オンにする | 中国でahamoの海外データ通信を使うため |
| モバイルデータ通信 | ahamo回線を選ぶ | eSIMや複数SIM利用時の間違いを防ぐため |
| Wi-Fiアシスト | 必要に応じて確認 | 意図せずモバイル通信を使う可能性があるため |
| 写真の自動同期 | 一時停止を検討 | 30GBを消費しやすいため |
| アプリ更新 | 自動更新をオフ | 海外で通信量を節約するため |
| LINE | ログイン状態を確認 | 現地で再認証が必要になると困るため |
外付けキーボードやマウスを持っていき、iPhoneやiPadで文章作成をしたい場合は、iPhoneやiPadで使いやすいキーボードの選び方も参考になります。中国出張でメール返信や資料確認をするなら、通信手段だけでなく入力環境も整えておくと楽です。
中国でahamoを使う人におすすめの組み合わせ
1人で15日以内の旅行ならahamoだけで始める
1人旅や短期出張なら、まずはahamoを主回線として使うのが分かりやすいです。
- LINEで連絡する
- Google検索を使う
- Gmailを確認する
- 地図を使う
- ホテルや航空券を確認する
- 少しだけテザリングする
この程度なら、15日以内、月30GB以内に収まる人が多いです。
家族旅行ならahamoと海外Wi-Fiの併用が安心
家族旅行では、1人だけahamoを契約しても、家族全員の通信をまかなうには不便な場合があります。
スマホを複数台使うなら、ahamoを自分用の主回線にしつつ、家族用に海外Wi-Fiを借りる組み合わせが現実的です。
- 自分はahamoで連絡手段を確保
- 家族のスマホは海外Wi-Fiに接続
- ホテルや移動中はWi-Fiを共有
- 万一Wi-Fiの電池が切れてもahamoが残る
長期滞在ならahamoだけにしない
16日以上の中国滞在では、ahamoの15日制限に注意が必要です。
長期滞在では、次のように複数の通信手段を組み合わせると安心です。
- 到着直後から15日目まではahamo
- 16日目以降は海外Wi-FiまたはプリペイドSIM
- ホテルWi-Fi用にVPNを準備
- 仕事用パソコンは通信量を分けて管理
予備回線として中国向けプリペイドSIMを先に購入しておくと、ahamoの速度制限や通信トラブル時にも対応しやすくなります。
よくある質問
中国はahamoの海外データ通信対応エリアに含まれています。スマホのデータローミングをオンにすれば、中国でデータ通信を使えます。ただし、現地の電波状況、端末、エリアによってつながりやすさは変わります。
ahamoの国際データローミングなら、LINEを使える可能性が高いです。中国国内の通常回線やホテルWi-FiではLINEが使いにくいことがありますが、日本の国際ローミングでは通信経路が異なるためです。ただし、通信規制や現地状況は変わる可能性があります。
ahamoの国際データローミングなら、Google検索やGmailも使える可能性があります。仕事でGmailやGoogle Driveを確実に使いたい場合は、ahamoだけでなく、海外Wi-FiやVPNなど予備手段も検討してください。
ahamoの国際データローミングでLINEやGoogleを使うだけなら、まずVPNなしで試す価値があります。一方、ホテルWi-Fi、空港Wi-Fi、現地SIMを使う場合は、VPNを用意しておくと安心です。
海外で最初にデータ通信を使った日を起算日として、15日経過後の日本時間0時以降は、海外での通信速度が最大128kbpsに制限されます。16日以上滞在するなら、海外Wi-FiやプリペイドSIMも用意したほうが安心です。
使えません。大盛りオプションに加入していても、海外で使えるデータ量は30GBまでです。中国で動画視聴やパソコンのテザリングを多く使う人は注意してください。
SIMフリースマホを持っていて、SIMの差し替えやAPN設定に慣れている人なら候補になります。ただし、普段使いの電話番号を使いにくくなる場合があります。設定が不安なら、ahamoや海外Wi-Fiのほうが分かりやすいです。
まとめ: 中国でLINEやGoogleを使いたいなら、まずahamoを確認する
中国でLINEやGoogleが使えるか不安な人は多いですが、15日以内の旅行や出張なら、まずahamoを検討するのが分かりやすいです。
ahamoは中国を含む海外91の国・地域でデータ通信が使え、月30GBまで追加料金なしで利用できます。スマホのデータローミングをオンにするだけなので、プリペイドSIMの差し替えやレンタルWi-Fiの受け取りが面倒な人にも向いています。
ただし、15日を超える滞在では速度制限がかかります。家族旅行、長期滞在、仕事用パソコンの利用では、グローバルWiFiや中国向けプリペイドSIMも組み合わせると安心です。
16日以上、複数台、パソコン作業が多いなら海外Wi-FiやプリペイドSIMを追加。
ホテルWi-Fiや現地SIMも使うならVPNも準備。


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