サーフェス プロ 4

Surface Pro 4

マイクロソフトのSurfaceとは初代のSurface RTからの長いつきあいになります。

2013年の夏のはじめにWindows RTが搭載されたSurface RTを購入しました。 Windows RTとは? Sur...

Surfaceのタブレットとしてパソコンとしても使え「これさえあれば、何もいらない」というキャッチコピーはSurface Pro 4で一応、実現されたように思います。

そう思うだけの理由をレビューとしてまとめてみます。



Surface Pro 4のスペック

Surface Pro 4はCPUの異なる3系統のモデルがあり、モデルによって選択できるスペック(RAM容量とストレージ容量)が異なります。

例えばCore m3モデルはRAMが4GB、ストレージが128GBのスペックしか選択肢がありません。

Core i5とi7モデルならRAM容量とストレージ容量を選択できます。

この記事でレビューしているのはCore i7のRAMが8GB、ストレージが256GBのモデルです。

Core m3
モデル
Core i5
モデル
Core i7
モデル
CPU Core m3 Core i5 Core i7
GPU Intel HD graphics Intel
Iris graphics
RAM 4GB 4GB
8GB
8GB
16GB
ストレージ 128GB 128GB
256GB
256GB
512GB
1TB
本体重量 約766g 約786g
タイプカバー重量 295g
ディスプレイ 12.3インチ PixelSenseディスプレイ
OS Windows 10 Pro
Office Office Home & Business PremiumプラスOffice 365サービス
外形寸法 292.1mm x201.4mm x8.4mm
バッテリー  最長約 9 時間の連続ビデオ再生が可能
 無線LAN    802.11 a/b/g/n/ac
Bluetooth 4.0
 センサー センサー、加速度計、ジャイロスコープ、磁気センサー
リアカメラ    8メガピクセル(オート フォーカス対応)
フロントカメラ  5メガピクセル
USB フルサイズUSB3.0 x 1
SDカード microSDカードスロット

マイクロソフトならではの(?)ソフトウエア構成

Surface Pro 4の開発元であるマイクロソフトはWindowsの開発元でもありマイクロソフトOfficeの開発元でもあります。

通常のパソコンメーカーは自社のパソコンに搭載するWindowsとOfficeをマイクロソフトから購入しなければなりません。

しかし、マイクロソフトならSurface Pro 4に搭載するWindowsとOfficeを社内から調達できるのです。

そのためか、Surface Pro 4には当然のように高価なWindowsとOfficeの上位エディションが搭載されています(Office非搭載のモデルはありません)。

Windows 10 Pro

Surface Pro 4に搭載されているWindowsはWindows 10 Homeでなく、Windows 10 Proです。

仕事用のノートパソコンでは以下の機能を持つWindows 10 Proは必須といえます。

BitLocker

BitLockerとはパソコンの内蔵ストレージやUSBメモリなどの外付けストレージを暗号化する機能です。

会社に外に持ち出すノートパソコンには紛失のリスクがあります。

機密情報が入ったノートパソコンをもしも紛失しまったら・・・。

「ログインパスワードが設定してあるから大丈夫だ」とはなりません。

たとえログインパスワードが設定してあってもパソコンを分解して内蔵ストレージを取り出せば、ストレージに格納されたデータを取り出せるからです。

BitLockerでは設定しておくだけで全てのデータが暗号化して保存されます。

Windowsドメインへの参加

Windowsドメインとは複数のWindowsパソコンのユーザーやサーバーを一括で管理するための仕組みです。

社内に多数のパソコンがある企業でよく使われています。

Windows 10 HomeではこのWindowsドメインに参加できないため、自分の会社でWindowsドメインが使われているならWindows 10 Proは必須です。

Office Home & Business Premium

マイクロソフトOffice搭載のパソコンを購入したのにPowerPointが入っていない・・・。

よく聞く話ですが、それは搭載されているOfficeがOffice Personal Premiumだからです。

Surface Pro 4に搭載されているOffice Home & Business PremiumにはPowerPointが含まれています。

Office Home & Business Premium Office Personal Premium
Word
Excel
Outlook
OneNote
PowerPoint

データを社内サーバに保存できるOneNote

上の表を見て「OneNoteは無料では?」と思った人がいるかもしれません。

たしかにOneNoteには無料版が存在するのですが、いくつかの制限があります。

中でも仕事で使う上で決定的なのはデータの保存先がOneDriveに限定されていることです。

OneDriveとはマイクロソフトのオンラインストレージサービスです。

社外のオンラインストレージへのデータ保存を禁止している会社は多くあります。

そうした会社では無料版のOneNoteは使えませんが、Surface Pro 4に搭載されているOneNoteなら社内のサーバにデータを保存できるため使うことができます。

余計なソフトが一切ない

特に日本メーカーがそうなのですが、多数のソフトがプリインストールされているパソコンがあります。

Surface Pro 4にはそういう余計なソフトがまったくありません。

考えてみれば当たり前の話で、本当に必要なソフトならSurfaceでなくWindowsに追加されるはずです。

Windowsを開発しているのはマイクロソフトなのですから。

復帰時間

使わない時はスリープにしておけば、使いたい時にすぐに使うことができるはずです。

しかし、電源に繋いでいないとスリープ中にバッテリーが大きく減ってしまう場合があります。

これはSurface Pro 4ではなくWindowsの問題と思われますが、どちらにしても現状ではWindowsノートパソコンはスリープでのモバイル運用が事実上できません。

そのため、電源オフか休止状態で運用することになりますが、作業への復帰時間が問題になります。

今回レビューした256GB / Intel Core i7 – 8GB RAM モデルでは電源ボタン押下からログイン/ロック解除画面が表示されるまでの時間は以下でした(ストップウォッチでの計測です)。

電源オフ状態からログイン画面表示 約10秒
休止状態からロック解除画面表示 約13秒

この時間であれば使いたい時に「ちょっとだけ待てば」使うことができます。

顔認証が便利すぎる

前モデルのSurface Pro 3までは画面が表示されてから、パスワードかPIN(4桁の数字)を入力する必要がありました。

しかし、Surface Pro 4はWindows Helloによる顔認証が使えます。

正直言って顔認証にはまったく期待していなかったのですが、実際に使って見ると本当に便利です。

ログイン画面などのパスワード入力時にSurface Pro 4の前に顔があるとすぐに検知され、ロック解除されます。

電源ボタンを押して画面を眺めているだけでパスワード入力まで終了するため、モバイルでの運用はとても楽になります。

社内でも離席して再度席に戻るたびにパスワードを入力するのが鬱陶しかったのですが、Surface Pro 4の場合は席に座るだけでロック解除されるようになり、余計なストレスが減りました。

キーボードとタッチパッドは「普通」になった

Surface Pro 4のタイプカバー

Surface Pro 4を購入する人はほぼ間違いなくタッチカバーも一緒に購入すると思います。

タッチカバーのキーボードとマウスパッドはSurface Pro 4でやっと「普通になった」という感じです。

キーボード

キーボードは使い始めてすぐにブラインドタッチできるレベルです。

上の写真の通り、Surface Pro 3までは以前は小さかったEnterキーが大きくなったことで、まったく「普通」の配列になりました。

MacBook等と同じアイソレーションタイプ(各キーの面積を小さくしてキーの間隔を空けたタイプ)のキーボードとなったことも、キーの打ちやすさに貢献しています。

タッチパッド

Surface Pro 3までのタッチパッドはかなり小さいものでしたが、Surface Pro 4でやっと普通のサイズになりました。

小さかった理由はおそらく、タッチパッドでなくタッチパネルで操作して欲しかったらからでしょうが、タッチパネルに最適化されたソフトウエアが普及せず、Surface Pro 4で渋々「普通のサイズのタッチパット」にしたのでは・・・、と邪推してしまいます。

いずれにせよ、Windows 10の「高精細タッチパッド」機能はSurface Pro 4ではバッチリ使えます。

ペンを本体に合体できるメリット

Surfaceペン

Surface Pro 4ではSurfaceペンと本体がマグネットと「カチッ」と簡単に合体できるようになりました。

一見なんでもないことのようですが、タブレットでの使い方が大きく変わりました。

Windowsタブレットにはペンが必須

現状、タッチ操作でまともに使えるWindowsアプリはほとんどありません。

通常のアプリはマウスやタッチパッド前提の設計でUI(ユーザーインターフェイス)要素も小さすぎるためにタッチで使うには無理があります。

たとえWindows 10をタブレットモードにしても、アプリのUIまでタッチパネル向きに最適化はされません。

そのため、Windowsをタブレットとして使う際には小さなUI要素を操作できるペンが必須です。

しかし、ソファなど机がない場所では長時間ペンを持ってられないのです。

大きなSurfaceは基本的に両手持ちするからです。

ペンの置き場が必要というわけですが、Surface Pro 4なら本体にマグネットで「カチッ」で済むため、普通電車の座席などでよくタブレットとして使うようになりました。

キーボードがなくてもすぐに手書き入力できる

本体のみでタブレットとして使っている時、何か書き留めたいことを思いついたら・・・。

本体からSurfaceペンを「カチッ」と外し、シャープペンで芯を出すようにペンの頭をノックします。

画面右下に「Windowsワークスペース」という手書き入力可能なアプリの一覧が出てきます(下図)。

Windows Inkワークスペース

ペンで適用なアプリを選択するとすぐに手書き入力を始められます。

標準かつ普通のパソコンが欲しいならおすすめ

Windowsパソコンはあまりにも多くの機種が売られていて選ぶのが難しいです。

とても仕事には使えない性能のものが低価格を前面に出して大々的に売られるという罠もあります。

とにかくまともに使える標準的で、かつ普通のパソコンが欲しいならSurface Pro 4はおすすめです。

Windowsの開発元であるマイクロソフトのSurfaceはWindowsパソコンのリファレンス(メーカーがパソコンを開発する際、基準となるパソコン)とも言えるからです。

仕事用でも購入しやすい

会社でパソコンを購入する際、何を基準に機種を選んでいるでしょうか。

その機種を選んだ理由を説明するのに苦労している人も多いのではないでしょうか。

Surface Pro 4なら以下のような簡単な説明で済むかもしれません。

  • Surface Pro 4はマイクロソフトのパソコンです。
  • マイクロソフトとはWindowsとOfficeのメーカーです。
  • ストレージを暗号化できるので紛失しても情報流出リスクが低いです。
  • マイクロソフトから直接購入できます。

後継のSurface Pro

2017年6月15日にSurface Pro 4の後継のSurface Proが発売されました。

これから購入するならSurface Pro 4でなく、後継のSurface Proがおすすめです。

【Microsoft ストア限定】3点セット:Surface Pro (i5 / 128GB / 4GB モデル) + 専用 タイプ カバー (ブラック) + 専用 ペン (プラチナ) 【純正】
【Microsoft ストア限定】3点セット:Surface Pro (i5 / 128GB / 4GB モデル) + 専用 タイプ カバー (ブラック) + 専用 ペン (プラチナ) 【純正】

Surface ProとSurface Pro 4の違いについては以下の記事をどうぞ。

とにかく普通に問題なく使えるパソコン、と言えばSurface Proです。 Windowsパソコンはいろいろなメーカー...

それでもSurface Pro 4ならモデルを購入すればいいのか?

前述の通り、後継のSurface Proが発売されいます。

それでもSurface Pro 4を買う、というならどのモデルを購入すればいいでしょうか?

型番 ストレージ CPU RAM Surfaceペン
FML-00008 128GB Core m3 4GB 非同梱
SU3-00014 同梱
CR5-00014 Core i5
CR3-00014 256GB 8GB
CQ9-00014 Core i7
TH2-00014 16GB
TH4-00014 512GB
SU4-00014 1TB

最安のFML-00008

最も安いのはFML-00008ですが、Core m3では「重い」と感じる場面が多いと思いますので、仕事用としてはおすすめできません。

さらにSurfaceペンが付属しないため、タブレットとして使うのは難しいです。

マイクロソフト Surface Pro 4※Core m3/4GB/128GB モデル(ペン非同梱モデル) FML-00008
マイクロソフト Surface Pro 4※Core m3/4GB/128GB モデル(ペン非同梱モデル) FML-00008

Office用途ならCR5-00014 がおすすめ

用途がマイクロソフトOfficeのようなアプリであればCR5-00014がおすすめです。

  • マイクロソフトOfficeはCore i5と4GB RAMでストレスなく使える。
  • Officeのファイルで128GB以上のストレージを使うことはまずありえない。
  • Officeだけで4MB以上のRAMを使うことはまずありえない。

もちろん、Core i5よりCore i7のほうが高性能ですが、その価格差は約5万円です。

4K動画の編集など負荷の高いアプリを使うなら別ですが、少なくともOfficeのようなアプリで5万円分の性能差を実感できるとは思えません。

マイクロソフト Surface Pro 4 CR5-00014 Windows10 Pro Core i5/4GB/128GB Office Premium Home & Business プラス Office 365 サービス 12.3型液晶タブレットPC
マイクロソフト Surface Pro 4 CR5-00014 Windows10 Pro Core i5/4GB/128GB Office Premium Home & Business プラス Office 365 サービス 12.3型液晶タブレットPC