
ルーター(Router)とはスマホやパソコンなど、複数の機器をインターネットに接続するための装置です。
中でもスマホなどと無線で接続できるルーターはWiFiルーター、無線LANルーターなどと呼ばれます。
現在ではスマホやタブレットなどで無線接続がほぼ必須のため、WiFiルーターが主流です。
Wi-Fi 6
Wi-Fi 6とは最新の無線LAN規格です。
IEEE規格名 | 策定年 | 最大理論速度 | 対応端末の例 | |
---|---|---|---|---|
Wi-Fi 6 | IEEE802.11ax | 2019年 | 9.6Gbps | iPhone 11 iPhone 11 Pro iPhone 11 Pro Max iPhone SE |
Wi-Fi 5 | IEEE802.11ac | 2014年 | 6.9Gbps | iPhone XS / XS Max iPhone XR iPhone X iPhone 8 iPhone 8 Plus iPhone 7 iPhone 7 Plus iPhone SE iPhone 6s iPhone 6s Plus iPhone 6 |
Wi-Fi 4 | IEEE802.11n | 2009年 | 300Mbps | iPhone 5s / 5c / 5 iPhone 4S / 4 iPhone 3GS / 3G |
上の表の最大理論速度はあくまで理論値で実際の製品の速度はそれに到底及びません。
しかし、少なくとも理論値ですら300MbpsしかないWi-Fi 4の製品を現在、選ぶ理由がないことはわかるかと思います。
また、Wi-Fi 6は新しい規格のため対応ルーターは少なく高価です。
メッシュWi-Fi
メッシュWi-Fiとは複数台のWi-Fiルーターを組み合わせて電波の届く範囲を広げるシステムです。
複数の部屋があり、無線の電波が届きにくい場所がある家に向いています。
反対にワンルームなど、そもそも電波の届きにくい場所がない家には無駄でしかありません。
Wi-Fi6対応のメッシュWi-Fi製品にはASUSのZenWiFi AX6600(XT8)があります。
Wi-Fi 5 / 1733 + 800Mbps / バンドステアリング
メッシュWi-FiやWi-Fi 6対応ルーターに比べてコストパフォーマンスがいいのが以下の条件をすべて満たすルーターです。
- Wi-Fi 5(IEEE 802.11ac)
- 1733 + 800Mbps
- バンドステアリング
- ギガビット対応有線LAN
1733 + 800Mbpsとは5GHz帯が最大1,733Mbps、2.4GHz帯が最大800Mbpsの通信速度です。
バンドステアリングとはその5GHz帯と2.4GHzを自動で切り替える機能です。
5GHz帯と2.4GHz帯は以下のように特性が異なります。
5GHz帯 | 2.4GHz帯 | |
---|---|---|
最大通信速度 | 1,733Mbps | 800Mbps |
壁などの障害物 | 弱い | 強い |
Wi-Fi以外の機器との干渉 | ほとんどない | Bluetoothや コードレス電話などと干渉 |
古いデバイス | 通信できる | 通信できない |
通常は高速通信が可能な5GHz帯を使い、壁などの障害物のために5GHz帯では遅い場合には2.4GHzを使います。
この切替を手動でするのは手間がかかりますが、バンドステアリング対応ルーターであれば自動で切り替えてくれます。
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