
iPhone、Android、エクスペリアなどのスマホで撮影した自分だけの画像、SDカードやPCに保存しておいた自分だけの画像。
それらを間違って消した、またはいつの間にか画像が消えた……
または間違ってフォーマットしてしまった……
音楽ファイルなどはまた購入すればいいだけです。
しかし、自分で撮影した自分だけの画像は簡単にはあきらめがつかないと思います。
画像は復元できる可能性が高い
結論から先に言いますとそのように消した、または消えた画像ファイルは他の種類のファイルに比べて復元できる可能性が高いです。
たとえ以下のような状況であってもです。
- 誤ってデバイス(SDカードやハードディスク)をフォーマットした。
- デバイスがPCにドライブとして認識されない。
- iPhoneやAndroidが起動しない(PCからドライブとしては認識できる)。
- PCが起動しない。
- 「ごみ箱」を消去した。
「完全削除」はされていない
復元できる一番大きな理由は画像が「完全削除」されないためです。
誤って削除、またはフォーマットした場合、画像を「削除したことにする」印をつけているだけで、少なくとも削除直後であれば画像本体は残っています。
逆に完全に削除したければ特別なアプリが必要です。
画像ファイル特有のデータ構造
JPGやPNGといった画像ファイルはそれぞれ特有のデータ構造を持っています。
たとえドライブとして認識できなくなったデバイスであっても、全体をスキャンし、この特有のデータ構造を探し出すことで画像ファイルとして復元できる可能性が高いです。
小さいサイズで大量ファイル
ドライブとして認識できないデバイスはどこか一部の領域だけが壊れている可能性が高いです。
その壊れた一部の領域だけは復元アプリでも復元できない可能性があります。
そのため、例えば認識できない8GBのSDカードに保存されている7GBのZIPファイル(多数のファイルを圧縮して1つにまとめたファイル)の復元では、ZIPファイルを保存している領域が壊れている可能性が高く、復元できるか否かはギャンブルといえます。
それに対し、画像ファイルはせいぜい数MBのサイズで、大量にある場合がほとんどです。
もし、1,000枚の画像ファイルのうち、運悪く2枚の画像が復元できなかったとしても、998枚が復元できるのであれば、復元アプリを使う価値は十分にあるのではないでしょうか。
つまり削除しただけでは……
ここまでの話は裏を返せば画像を消しただけでは復元される可能性は大いにあるということです。
もし他人に見られたくない画像があったと仮定して、ただそれを削除するだけでは復元されて見られてしまう可能性があるというわけです。
復元アプリは慎重に選ぶ
画像がいつの間にか消えた、または間違って消えた場合、デバイス(SDカード、ハードディスク、iPhoneなど)へのアクセスはできるだけ避ける必要があります。
前述の通り、画像削除直後なら画像本体は残っているのですが、そのデバイスに書き込みをしてしまうと、残っている画像が上書かれてしまう場合があります。
また、ドライブとして認識できなくなったデバイスは、物理的に弱っている可能性が高く、アクセスを繰り返すうちに完全に壊れてしまうかもしれません。
そのため、いくつかの復元アプリをとりあえず試す、のは危険です。
復元アプリを試すうちにデバイスが壊れてしまっては、復元できるはずの画像も復元できなくなってしまうからです。
よくわからないなら自力で復元しようとせず、業者に頼んでしまったほうが安全です。
画像特化の復元ソフト
Stellar Data Recoveryという会社があります。
社名の通り、データ復元の会社です。
複数のデータ復元アプリを開発しているのですが、中でも画像に特化しているのが「救出フォトリカバリー 2」です。
パソコン、スマホ、SDカード、デジカメなどの削除した画像を復元できます。
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