
安い理由
検索などでこの記事に辿り着いた人はFireタブレット(AmazonのAndroidタブレット)を購入するか否か迷っていると思います。
答えは簡単ですね。
だと思います。なにしろこんな価格で買えるわけですから。
しかし、安いのには理由があります。
- AndroidがAmazonのサービス向けにカスタマイズされているため、他社のサービスが使えないか使いづらい
- iPadよりハードウェアの性能が劣る
- そもそもAndroidはiPad OSより使いづらい
おすすめしない用途
そうした理由でFireタブレットには苦手な用途があります。
位置情報を使うアプリ
FireタブレットにはGPSが搭載されていません。
GPSとは衛星によって位置情報を取得するハードウェアです。
代わりにAmazonがWi-Fiで「位置情報サービス」を提供しているのですが、正確な位置情報は得られません。
そのため、ナビや一部のゲームなど位置情報を使うアプリは事実上、使えません。
記念写真
観光地などではiPadで記念写真を撮っている人を見かけます。
しかし、Fireタブレットはそのような用途には向きません。
iPadでは綺麗に写真が撮れ、写真を撮った場所もわかります。
しかし、Fireタブレットはカメラの画質が悪く、GPSがないため写真に位置情報が付加されません。
Kindle以外の電子書籍ストア
FireタブレットはGoogle PlayストアでなくAmazonアプリストアからアプリをインストールします。
しかし、Kindle以外の電子書籍ストアアプリがありません。
Google Playをインストールして解決することもできますが自己責任となります。
TVer
他社の動画配信アプリについては電子書籍ストアアプリほどあからさまではありません。
Amazonプライムビデオ以外の動画配信アプリもあります。
ただ、見たい人が多いと思われるTVerはありません。
どういうわけか同じAmazonの製品であるFire TV StickではTVerも見られるのですが……
ゲーム
Fireタブレットにはゲーム向けに最適化する「ゲームモード」があります。
ただ、以下の2つの理由によって本格的なゲームは厳しいです。
- 本格的なゲームには性能不足
- Amazonアプリストアのゲーム数が少ない
タブレットでゲームをしたいなら素直にiPadかAndroidのゲーミングタブレットを買いましょう。
コンテンツ作成
iPadも含め、タブレットは基本的にコンテンツを消費するためのデバイスです。
文章作成、動画編集、調べた結果をまとめるなどコンテンツ作成はタブレットよりパソコンの方が向いています。
iPadでもそうなのです。
Androidは文字入力やアプリ切り替えなどの基本機能の使い勝手がiPadより劣るため、コンテンツ作成はさらに苦手です。
そしてFireタブレットはAmazonのコンテンツ消費のためにカスタマイズされています。
コンテンツ作成には割り切ってパソコンを使うか、どうしてもタブレットでコンテンツを作成するならiPadを買いましょう。
おすすめできる用途
以下のような限定された用途でしか使わないなら高価はiPadよりFireタブレットのほうがお得では。
自炊本を読む
Androidの定番アプリであるPerfect ViewerがFireタブレットでも使えます。
さらにFireタブレットではSDカードが使えるため、手持ちの自炊本をすべてSDカードに入れる運用が可能です。
iPadにはPerfect Viewerに匹敵する自炊本ビューアがないうえ、SDカードが使えないため自炊本の置き場所も問題になります。
それらの点ではFireタブレットがiPadに勝っています。
逆にこの用途でFireタブレットがiPadより劣っているのは画面が細長いため余白ができる点です。
Kindle電子書籍ストア
前述のようにKindleストア以外の電子書籍ストアは基本的に使えないのですが、逆にKindleストアだけ使う分にはiPadやAndroidタブレットより便利です。
Fireタブレットのホーム画面にはKindleのライブラリが表示され、ホーム画面でKindle本をタップするだけですぐに読めます。
また、iPadとAndroidではKindleアプリでKindle本を購入できない制限があり、わざわざブラウザで購入する必要があります。
FireタブレットのKindleアプリにはそんな制限はなく、アプリ内でKindle本を購入できます。
動画視聴
前述の通り、TverはありませんがAmazonプライムビデオ以外の動画配信アプリも使えます。
基本機能の使い勝手が悪くても動画を見ている間は関係ありません。
iPadでは動画再生時に画面の上下に黒い余白が出る場合が多いのですが、細長い画面のFireタブレットは余白がない、または少ないため動画を見るには向いています。
子供が使う
子供にタブレットを渡すといろいろ問題が起こります。
iPadでは「ペアレンタルコントロール」で子供向けに機能制限をかけられますが、設定は簡単ではありません。
それに対し、FireタブレットでAmazon Kids+を使うと安全に子供にタブレットを渡せます。
子供用にFireタブレットを購入するならAmazon Kids+がセットになったキッズモデルがお得です。
音声操作で使う
FireタブレットにはAlexa(音声アシスタント)が統合されており、音声でも操作できます。
Amazonは音声操作専用のEchoやEcho Autoも販売しているだけあって、音声操作の完成度はiPadより高いです。
基本機能の使い勝手が悪くても音声操作なら関係ありませんし。
いじって遊ぶ
iPadではAppStoreからしかアプリをインストールできません。
それに対して、Fireタブレットは自己責任ではありますが、Amazonアプリストア以外からもアプリをインストールできます。
だからこそ標準サポートされていないGoogle Playもインストールできるわけです。
安いので「いじって遊びたい」人にもFireタブレットはおすすめです。
コメント
理由を述べず、iOSがAndroidより優秀と断言してる時点で、単なる感想文ですねー
情報、古くないですか?
> FireタブレットのKindleアプリにはそんな制限はなく、アプリ内でKindle本を購入できます。
Fireタブレットでもダメになったくさいですよ。
https://jp.amazonforum.com/s/question/0D56Q0000CFsVtgSQF/%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%A2%E3%81%8C%E3%83%9E%E3%83%B3%E3%82%AC%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%A3%E3%81%9F