デジタルペーパー DPT-RP1

DPT-RP1

デジタルペーパーDPT-RP1とは13.3インチのe-ink(電子ペーパー)を搭載したPDF専用端末です。



DPT-S1との比較

DPT-S1とは2013年に発売されたソニーのデジタルペーパーです。

DPT-RP1はそのDPT-S1の後継機になります。

DPT-RP1 DPT-S1
発売日 2017年6月3日 2013年12月3日
価格 ソニーストア価格
Amazon価格
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解像度 1,650×2,200 1,200×1,600
PPI 207ppi 150ppi
ストレージ 16GB(11GB使用可能) 4GB(2.8GB使用可能)
ブラウザ
SDカード
 WebDAV
PDF転送 専用アプリ
(Wi-Fi/Bluetooth/USB)
USBストレージ
Wi-Fi IEEE 802.11a/b/g/n/ac MIMO IEEE 802.11b/g/n
重量 349g 358g
厚さ 5.9mm 6.8mm
高さ 302.6mm 310mm
横幅 224mm 233m

PPIが増加

DPT-S1は150ppiと解像度不足の面がありましたが、DPT-RP1では207ppiと改善されています。

300ppiを実現してほしかったとは思いますが、13.3インチという大画面のe-inkではまだ難しいのでしょうか。

電子ペーパーや液晶ディスプレイのスペックとしてよく出てくるPPIとは何でしょうか。 PPIとはPixel Per Inchの...

Wi-FiやBluetoothでPDFを転送できる

パソコンからのPDFファイルの転送はDPT-S1ではUSBケーブルが必須でした。

DPT-RP1ではUSBケーブルに加え、Wi-FiとBluetoothでも転送可能になっています。

ただしUSBケーブルの場合も含め、転送には専用アプリ(Digital Paper App)が必須となりました。

ブラウザは廃止

DPT-S1に搭載されていたインターネットブラウザ機能はDPT-RP1では廃止されました。

e-inkは書き換えが苦手なため、電子書籍の「ページめくり」とは相性がいいのですが、ブラウザの「画面スクロール」はとても見づらいです。

ページめくりのブラウザが開発されない限り、廃止はしかたがなさそうです。

Kindle端末にはブラウザが搭載されているため、目の疲れにくい電子ペーパーでウェブサイトを見ることができます。しかし現状、電子ペーパーのブラウザは実用になりません。ただ、解決方法はあります。

WebDAVもSDカードも廃止

DPT-S1ではwebDAVのオンラインストレージもサポートされており、BoxなどWebDAVに対応したオンラインストレージと同期できました。

また、マイクロSDカードスロットがあり、マイクロSD内のPDFを読むこともできました。

DPT-RP1ではそのどちらも廃止されています。

どちらも法人用途ではセキュリティ上の理由で嫌われる機能なので廃止されたのでしょうか。

Kindleが苦手なビジネス文書をカバー

ビジネス文書は印刷を考慮してかA4サイズで作成されることが多いです。

しかし、Kindle端末はすべて6インチでA4サイズを表示できる画面サイズの製品がありません。

さらにKindleはスペック上はビジネスでよく使われるPDFを読めることになってはいるのですが、実際には遅くて使いものになりません。

PDFをKindle形式に変換すれば読めるのですが、面倒な上に前述の画面サイズの問題があります。

目に優しいe-inkのKindleで読書をしていると、眩しいパソコンの画面で読んでいるPDFファイルをKindleでも読みたくなりま...

このようなビジネス文書をe-inkで読みたい、という要望をDPT-RT1はカバーすることができます。

電子書籍ストア未対応

ソニーはReader Storeを運営していますが、DPT-RP1はReader Storeも含め電子書籍ストアには未対応です。

自炊PDF専用とも言える端末です。

タブレットやパソコンタブレットではダメなのか?

ビジネス文書ならe-inkでなくてもカラー液晶のパソコンやタブレットではダメなのか?

と思う方もいると思います。

しかし、以下のようなタブレットやパソコンは存在しません。

  • バッテリーを気にせず、約3週間使える
  • A4サイズの紙のノートの同等の薄さ(5.9mm)と重さ(349g)。
  • 長時間読んでも目が疲れにくい。

このようなまさに「デジタルペーパー」と言うにふさわしい特徴はe-ink(電子ペーパー)でしか実現できないためです。