お薬手帳のアプリの比較

調剤薬局の薬代がお薬手帳で少しだけ安くなることをご存知でしょうか。

正確には薬剤服用歴管理指導料の保険手数が50点(自己負担3割では150円)から38点(自己負担3割では110円)と11点安くなる場合があります。

薬剤服用歴管理指導料が安くなるのはお薬手帳持参、かつ6ヶ月以内に同じ調剤薬局で調剤をした場合です。

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お薬手帳の電子化

そんなお得、かつ薬剤師が薬の飲み合わせや重複などもチェックできる(お薬手帳の本来の目的はこちらですが)というお薬手帳ですが、問題もあります。

1つはお薬手帳の点数(料金・値段)と薬剤服用歴管理指導料の改定をめぐる迷走です。

もう1つはこの時代に「紙の手帳なの?」という問題です。

実際、調剤薬局では紙のお薬手帳に手書きで記入などという不効率なことはしておらず、パソコンでデータを印刷し、それをお薬手帳にペタペタと貼り付けています。

だったらそのデータをスマホなど転送すれば印刷する必要もなく、紙の手帳も不要では?

・・・というのがお薬手帳の電子化、電子お薬手帳です。

調剤薬局に行くときお薬手帳はよく忘れますが、スマホだったら忘れることはありません。

必須機能

そんな電子お薬手帳のアプリはいろいろな調剤薬局や開発会社からたくさんリリースされています。

アプリを比較する上で最低限必要だと思われる機能が2つあります。

  • QRコード
  • e薬リンク

QRコード

お薬手帳アプリに薬の情報を手入力するのはいくらなんでもやってられません。

調剤薬局によっては自社のお薬手帳アプリに薬の情報を送信することができるのですが、特定の調剤薬局と特定のアプリに縛られることになります。

そのため、厚生労働省が推奨しているのが電子お薬手帳のQRコードです。

調剤薬局は薬の情報を含むQRコードを発行し、ユーザーがそれをお薬手帳アプリで読み取ることで薬の情報がアプリに登録されます。

そのQRコードの仕様は仕様は統一されているため、対応アプリであればどの調剤薬局が発行したQRコードでも読み取れます。

e薬リンク

e薬リンク(イークスリンク)とはお薬手帳アプリのデータを調剤薬局が読み取るための共通の仕組みです。

例えば旅行先で医者にかかり、旅行先に普段利用している調剤薬局がないとします。

そんな場合、普段利用しない調剤薬局にいってもe薬リンク機能があればお薬手帳アプリのデータを薬剤師に見てもらうことができます。

比較表

QRコードとe薬リンクに対応したアプリの比較です。

処方箋情報登録対応機器薬局での
登録
処方箋
送信
お薬情報
自動
(対応薬局)
写真手入力iOS /
Android
パソコン IC
カード
ポケット
ファーマシー
ポケット
ファーマシー
加盟薬局
不要 アプリ内
日薬e
お薬手帳
不要くすりの
しおり
お薬手帳
プラス
日本調剤
薬局
全機能を
使うなら
必要
ファルモ
お薬手帳
ファルモ
対応薬局
不要アプリ内
おくすり
PASS
アイセイ
薬局
不要くすりの
しおり
harmo harmo
対応薬局
必須くすりの
しおり

くすりのしおり

表中の「くすりのしおり」とはアプリ内で薬をタップするとブラウザが起動し、「くすりのしおり」のWEBページを表示する機能です。

くすりのしおりのWEBページとは製薬企業が作成しています。

常に最新のお薬情報を見れるメリットがあります。

ポケットファーマシー

薬の情報をパソコンでも閲覧したいならこのポケットフォーマシーがおすすめです。

お薬手帳プラスもパソコン対応しているのですが、パソコンで利用するためには日本調剤薬局に出向いて登録する必要があります。

日薬eお薬手帳

処方箋情報を自動登録できないアプリです。

自動登録は便利ではありますが、他のどのアプリも特定の対応薬局でしかできません。

自動登録のための仕組みが標準化されていないためです。

それに対してQRコードならどの薬局が発行するものでも基本的に読み取り可能です。

QRコードの読み取りはたいした手間ではないため、特定の薬局に依存していないという理由で日薬eお薬手帳を選ぶのはありかと思います。

お薬手帳プラス

パソコンでも使える

パソコンのブラウザでも利用できるのが大きなメリットです。

そのため、老眼などスマホが苦手な人にはおすすめです。

ただし、パソコンで利用するためには後述する本登録が必要です。

日本調剤薬局の調剤情報を自動登録

日本調剤薬局で本会員登録をするとパソコンでの利用、日本調剤の調剤情報の自動登録ができるようになります。

その際、日本調剤の領収証と健康保険証が必要です。

薬の詳細情報は見れない

残念なことに薬の詳細情報を見ることができません。

これができれば大変おすすめのアプリなのですが・・・。

お薬PASS

【おくすりPASS】おくすり飲んだら→タップ習慣

アイセイ薬局の電子お薬手帳アプリです。

アプリの画面に「チェックインコード」を表示し、アイセイ薬局の専用機にかざすとお薬情報を自動で受け取ることができます。

もちろん、QRコードにも対応しているため、アイセイ以外の薬局でも使用できます。

お薬情報の検索は前述の「くすりのしおり」です。

ファルモお薬手帳

株式会社ファルモが提供しているお薬手帳アプリです。

ソニーのharmo(ハルモ)と名前が似ていて紛らわしいです。

さらに現在、iOSのアプリストアにはフォルモのお薬手帳アプリが「ファルモ」と「ファルモお薬手帳」2つありますが、ここで紹介するのは後者のアプリです。

前者は手持ちのQRコードの登録がすべて失敗するため、使用できませんでした。

アップデートが2014/11/25になっているため、古いアプリなのでしょうか。

写真で処方箋情報を登録

ファルモ対応薬局でもなく、QRコードにも未対応の薬局の場合、他のアプリのように手入力することができません。

代わりに紙の処方箋の写真を登録します。

処方箋の手入力は面倒極まりないので、この機能はありがたいです。

harmo (ハルモ)

ソニーの電子お薬手帳サービスです。

このサービスは電子お薬手帳の機能をスマホでなく、harmoカードというICカード(FeliCaカード)に持たせています。

harmoカードがあれば、紙のお薬手帳はもちろんスマホすら不要です。

対応薬局が少ない

iOSとAndroid用のharmoアプリが提供されていますが、アプリをダウンロードしてもharmoカードがなければ全く使うことができません。

harmoカードは対応薬局で作ることができますが、対応薬局が少ないのです。

では、何かの用事で対応薬局があるところに出かけた際にharmoカードを作ろう!

・・・ができればいいのですが、harmoカードを作るためには保険証の他になんと処方箋が必要です。

そのため、近くに対応薬局がないとどうしようもありません。

薬情報の手入力ができない

harmo対応薬局で調剤をうける分にはもちろん何の問題もありません。

harmo未対応でもお薬情報のQRコードを発行できる薬局なら、QRコードからお薬情報を読取ることができます。

問題はharmo未対応、かつQRコードを発行できない薬局で調剤を受けた場合です。

他のアプリならたとえ手入力であってもお薬情報を登録することができます。

しかし、harmoアプリはお薬情報を手入力できません。

ファルモお薬手帳のように処方箋の写真を登録する機能もないため、にっちもさっちもいかなくなります。

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